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SDGsの意義

こんばんは。

※2022年の今のSDGsに対する認識を残しておきます。

去年までに調べ上げた情報でしか無く、アップデートがされていない今ですが、今後の国際社会で立ち向かっていくためには必要なものであることは間違いないと確信しています。

SDGsとは、今後の未来を、国際社会が手を組んで取り組んでいこう!という試みです。

具体的には、2030年までに、設定された17のゴールを目指すというものです。

外務省:SDGs プラットフォーム

SDGsに否定的な人たちの目線からすると、キレイ事を並べて、また金を搾取するグローバリゼーションの象徴、の様に捉えている人が多いと思います。

一つの方向から見れば、それもあながち間違っていなくて、実際に資本があるところがこの利権を多く手に入れることになるでしょう。

ですが、SDGsを「世界の新たな覇権争い」と考えてみることが重要だと考えます。

SDGsの根幹にあるのは、エネルギー問題と水を含む食糧問題です。

社会を動かす電気というエネルギー。

人間を動かす食というエネルギー。

今の状態のまま時代が進めば、いずれ枯渇することがわかっているから、今のうちから対策しようというのが本筋です。

事実だし。

もう一つの大きなキーワードが、持続可能性。

サスティナビリティと呼ばれるものですね。

これまでは、投資をしてもその場限りになりがちだったのですが、今すぐに利益や効果が出なくても、50年後、100年後に「意味のある投資」をしようって考え方です。

地域の公園って、作るまでで終わりだったでしょ?

今後は、作るだけで終わる様な公園はダメで、それが持続可能な投資なのか?を問われる時代ってことですね。

だいぶざっくりだけど。

脱酸素だ、クリーンエネルギーだと建前を付けて、メガソーラーの乱立なんかは、どう考えても環境壊して矛盾してんじゃん……ってのがあって、それだけがクローズアップされて、イコール「SDGsはやっぱクソ」ってイメージになっているのも事実としてあると思います。

ですが、それは、オールドメディアやSNSのダメなものしかバズらない問題が大きな要因とも言えます。
そういうの好きじゃないですか、見る側も。
ツッコミやすいし。大喜利好きだし。

ですが、日本がSDGsで成功されると困る人たちのディスインフォメーションの可能性。考えたことありますか?

それにつられて踊ってるのはごく一部ですが、そのうねりは見過ごせるレベルではありません。


まずバージョンアップさせるべき意識は、「SDGsは、世界戦」ということです。

日本が今後どんな立場で世界に立ち向かうか。

そのランク戦を行っているという事を意識しないと始まりません。

そういう意味では、日本はまだその認識にたどり着いている人はマジョリティではないと思います。

新たな利権構造を産む争いに負けてしまえば、日本はまた敗戦国です。

ですが、もしここで勝つことが出来たら。

それは、次の世界戦にチャレンジできる可能性が生まれます。


岸田政権は、イギリスのシティで、脱酸素に対し10年で150兆を出すと宣言しました。

首相「資産所得倍増」、脱炭素150兆円投資 シティー講演


これは、世界に対して、日本の宣戦布告のようなものです。

日本はやったるで、と。日本に投資したら儲かるで、と。

財界や、日本の最先端を走る人たちには大いに歓迎されました。

むしろ、足りないもっと出せという批判が出るくらいでした。

実際国際的に考えたら足りないと思いますが、これまでの流れからみたら本気を出したなという感じです。

今後もこの動きはどんどん加速し、新しいイノベーションが生まれていく土壌が作られていく……様に応援したいのですが、どうにも日本の世論は無関心な気がします。

スタートアップをするにはいい機会だし、起業をする価値も意義もあるはずなのですが、その意味を取り違えている人が多いと、いい投資先があるのに、タンス預金は動かない。

本来ならば、メディアも一丸となってキャンペーンすべきなんですが、まぁなんでしょうね、日本には勝ってほしくないんだろうなぁ……という風に見えてしまいます。


そこで生まれるのは、格差です。

この世界戦に果敢に立ち向かう人たちと、どうせ利権構造だろ?と斜に構えている人達の間には、ますます差が広がっていきます。

実際に新たな利権構造です。

だからこそ、日本が勝ち取りにいく意味があるんですが、諦めや嫉妬で足を止めてしまうんでしょうね。

難しいなぁ……


経済発展によって、世界は劇的に良くなっている。

これを認めたくない人たちが一定数います。

そのへんを詳しく知りたい人は、こちらの本を是非。

ぶっちゃけマスト本。

自由成長の経済学 「人新世」と「脱成長コミュニズム」の罠


今の社会を見渡すと、ハイエクが唱えた隷従への道に落ち着いている人がいるなぁと感じます。

とはいえ、それも選択のひとつ。

自らの足で立ち上がり、自らの自由意志で生きていくよりも、誰かにおんぶにだっこして貰う代わりに、自由を切り売りして、それなりの人生を謳歌する。

でもこれ、まさに今までの日本と同じですよね。

アメリカの機嫌を取り、言いなりになって、最低限の安全と、限定された自由の中で、なんとなくいい感じの生活を享受してきた。

今、時代は新しいフェイズを迎え、日本も次世代に変わっていく努力を続けています。

事実、日本の国際的な立場は、2012年を境に大きく変わっています。


とはいえ、SDGsが始まってから、もう7年も経っているんですよね。

どうにも日本が勝っている様には見えない。

とはいえ、地方でも徐々に拡大しつつあるこの動きは、近い将来、ただのキャンペーンから、身近に感じられるほどになると思います。

この記事は、2018年の記事ですが、わかりやすい事例として見てみて欲しい。

第4回 農のあるまちづくりと都市農業を推進する生産緑地改革

都市農地(生産緑地地区内の農地)の貸借を円滑化することにより、都市農地の有効な活用とより柔軟な機能の発揮を目的とする「都市農地の貸借の円滑化に関する法律案」が農林水産省から国会に提出され、6月20日に成立しました。
この法律案が施行されると、農地所有者から貸借権などの設定を受けて耕作を希望する都市農業者(個人・企業・団体を含む)は、耕作に関する事業計画を作成し、農業委員会の決定を経て市町村長の認定を受けることで、新たに生産緑地を活用した耕作ができることとなります。

SDGsを達成するという建前ではあるんだけども、そのおかげで、規制を突破しやすい「口実」を作ることが出来ているんですよね。

こういう取り組みを、自治体だけではなく、若い世代のスタートアップ企業なんかもどんどん利用しているわけです。

メガソーラーガーなんて、ほんの一端に過ぎません。

あれはFIT法がゴミなんです。

とはいえ、FIT法もどんどんバージョンアップされてたりするんですけどね。


SDGsの意義は、国際社会が決めた新たなルールに沿って、日本が「勝ちに行ける」可能性がある事、だと思っています。

その理由は、先の事例でもそうですが、なんだかやってることだけ見ると「あたりまえ」のことじゃん?と思うことが多いんですよね。

それは、日本人特有の発想だと思います。

世界にはそういう発想が「これまでなかった」と言えます。

古来日本は、自然に寄り添い、自然と共生を常として、自然を大事にして生きてきました。

戦後は徐々に核家族化が進んでいる有様ですが、古き日本の伝統を悪しき風習と思っているわけではありません。

仕組みがおかしくなっちゃっただけです。

一旦その「規制」が外された時、もしくはその規制を「破ることが出来る可能性」を見出した時、これまで溜まっていたものを、一気に吐き出すことが出来る。

それが事実、マスコミには報道されないところで、どんどん進んでいるんです。

その点を抑えなければ、SDGsの意義を見いだせないと思います。

勝ちに行ける試合であるのに、また、足の引っ張り合い、しますか?


SDGsの取り組みについては、調べきらないほどネットで確認できます。

まずは、ご自分の地域の取り組みについて、調べてみませんか?


最後までご覧頂きありがとうございました!

それでは、また。

ありがとうございます! 支援はすべて本に変わりまする。