新作ゲームのあれこれ話
どうも、いせごんです。
年越し初めての記事は、ボードゲーム、通称ボドゲです。
1/18-19で大阪であるイベントに出展にする関係で、新作を作ったのでその話です。
開発の経緯
BGBE2025に向けて、新作を開発しました。
トリックテイキングゲームを2作品(実質3作品)を作ったので、作るにあたって調査分析したので、今回はその一部を書いていきます。
トリックテイキング通称トリテです。日本だとナポレオンが有名で、トリテではないですがイメージしやすい近いところでいうとUNOがあります。
そもそもこの分類に意味があるのかみたいな話があって、ゲームはゲームでしょ!ってのがあります。だから本来気にしなくていいんですよ。
とはいえ作り手は少しだけ意識したほうがいい。が、実はトリテは特殊で、熱狂的なファンがいるのも事実です。
トリテはね、わかりやすいし面白いんですよ。そう、わかりやすくて、面白いんです。
ハズレがほぼなくて、安定して面白い。
トリテには大富豪やUNOみたいな、わかりやすさと根源的な面白さがあると思ってます。
実際、大富豪やUNOは覚えることは少しありますが、やっていくに覚えられますよね。
トリテにもこれに近いところがあります。
改めてトリテのことを考えたら、トリテの凄さを認識しました。自分の制作を振り返ってみると、これまでトリテをトリテとして作ったことはこれまでありませんでした。
そして日本初で…
みたいなのがなさそうだなと思いました。
そこで今回、ニュースタンダードを念頭にトリックテイキングを開発してみました。
日本初の、
トリテを遊ぶならまずこれ!!
これを買っておけば長く遊べるからオススメ!
複数買っても、混ぜて遊べるから持ち寄っても良し!!
みたいな感じですね。
だからこそタイトルは、そのままトリックテイキング!!
トリック帝王の王をキングと読ませることで、トリックテイキングと読めます。
そして、どうせ作るなら自分がやってみたい表現と合わせてみることにしました。
油絵調の表現をやってみたい!!
昔からキャンバスという油絵調のデザインでゲームを作りたいなと思っていました。
そこで今回は、油絵調を意識してイラストとデザインをしてみました。
デザイナーとアートワークの名前に関していうと…
ゲームデザイナーとしては、「いせごん」
グラフィックデザイナー(アートワーク)としては、本名でやっているので「有村一成(Issei Arimura)」
で、今回の作品は作っています。
ちなみにどっちも僕です。
箱のデザインはこんな感じ
キャラクターカード
まず、キャラクターカード。
結構いい感じのイラストになったと思います。
数字カード
スートはそれぞれ2種類ずつの合計4種類です。
数字は全種類1〜14まであります。
右利きでも左利きでもカードが見えるように、数字は左右に入れています。
そして上下逆さまから見ても、カードの数字がわかりやすいように、左下に数字を入れています。数字の6と9には間違えないように、「.」を入れています。
数字をイラストよりも背面に入れることで、優先度を下げつつ奥行きを出しています。右上と左下の14がイラストに隠れていると思います。
雪女で使うIceの枠がなぜ白いのかといえば、切り札カードとして使うからです。枠の黒と白で違いを出して、わかりやすいようにしています。
カード裏面
カードの裏面。
これは全シリーズ共通で、混ぜて遊べるように作っています。
シンプルにTRICKemperorしか入れていません。
キャラクターカードの裏面も同じで、数字カードと混ぜて遊べる可能性を考えて同じにしてあります。本来なら、枠を白にするなど違いを設けるべきなのですが、キャラクターカードも混ぜて遊びたい人いるのでは?!と思い、共通にしてあります。
今回はデザインをメインで話してみました。
実はトリック帝王シリーズがいい感じに売れてくれたら、ゲムマ2025春では第三弾と第四弾も出すつもりでいます。第一弾と第二弾は手元の現金の関係であまり多く刷れなかったので、本当はもっと多く刷ってシリーズをどんどん出していきたいです。
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