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1個の題材で色んなドット絵を描いてみる

こちらはドット絵アドベントカレンダー12月2日の記事になります。


自己紹介

初めまして!早川いせと申します。日頃はドット絵を描いてSNSに載せたり、同人誌やグッズを作って即売会で売ったりしています。
本格的にドット絵を描き始めて1年半ぐらい経ちました。ドット絵を描くのはもちろん好きですが、見るのも好きなのでSNSでの他の人が描いたドット絵を観察したり、作品集を集めたりして日々学んでいます。

本題

ドット絵をたくさん見て気づいたこと

日々、色んなドット絵を観察してきて思ったのですが、

「ドット絵って色々ありすぎる!」

「#ドット絵」「#pixelart」を追えば追うほどドッターの数だけドット絵の種類があるというか、まだまだたくさんの可能性を秘めている表現方法なんだなと実感します。その大ドット絵時代の中で学んだことをこの記事でまとめてみようと思います。

1個の題材からドット絵を描く

とりあえず1個の題材を観察してドット絵を描きましょう。

シャトレーゼのショートケーキ

はい。こちらシャトレーゼのショートケーキです。
私がこのケーキをドット絵にしよう!となった場合、9個の描き方があると考えました。

一通り描いてみました。1個ずつ解説します。

解説

①イラスト調
ドット絵の解像度でイラスト風にした描き方。ここが一番自由で一番クオリティが左右されやすいので通常の絵の勉強をすればするほど上達しやすいと思う。人物や風景を描くのに適している。
②真正面
物体を立体的に見た場合、1面のみ使用する描き方の真正面バージョン。建物や小物の層を表現するのに適しているかも。
③正面+右奥行
②に右面の絵を追加して奥行を表現した描き方。よく横スクロールアクション系ゲームの建物に使用されている。
④真上
物体を立体的に見た場合、1面のみ使用する描き方の真上バージョン。料理など上からの見るものでよく使われる。
⑤正面俯瞰
ポケモンやドラクエ等のRPG系ゲームに出てくる建物やマップでよく使われる。正面から真上まで繋げて描いたもの。見下ろし型とか言われるやつ。
⑥斜め俯瞰
クオータービュー、箱庭、ヴィネット等の呼び名があり、斜め上から見た描き方。経営シュミレーション系、パズル系のゲームでよく使われる。
⑦32×32pxアイコン
32pxの正方形の中で1個のドット絵を描いたもの。32pxの中で描くこと以外決まりはないが、そのものを表す象徴として描くので自分の中でテーマを決めて描くと良いと思う。私の場合は丸く可愛くをイメージしました。
⑧64×64pxアイコン
64pxの正方形の中で1個のドット絵を描いたもの。
⑨小さいアイコン
限界まで少ない解像度で描く方法。この描き方も人気がある。個人的には文字やロゴとの相性が良いと思う。

応用

上記の描き方を元に色んなドット絵を描いてきました。
①イラスト調


②真正面

⑤正面俯瞰


⑥斜め俯瞰

特に⑤と⑥は相性が良いので⑤のマップの中⑥の乗り物を配置するなど応用が利く。個人的にすごく好き。

まとめ

9個に分けて解説をしましたが、他の描き方も探せばたくさんあります。ここで有名なドッターの方のとあるコメントを紹介したいと思います。

【GENSEKIピクセルアートコンテスト】第二弾 APO+先生の総評コメント

そうです。今の時代、あらゆるプラットフォームにあらゆるドット絵が流れてきますが何も間違っていないのです。各々それぞれが信じる描き方で描いていけば自分のドット絵がいつか見つかると思います。
これからもたくさんのドット絵を吸収してより魅力的なものにしていきたいですね。

内容は以上になります。最後まで読んでくれてありがとうございます。
またどこかで会いましょう。

最後に宣伝

ドット絵の同人誌を作りました!

転生ネコの異世界料理旅
現世で亡くなった飼い猫の「コハク」が不思議な異世界に転生して、ヒト族が残した料理の軌跡を辿って冒険する物語です。ドット絵と漫画を織り交ぜながら作った楽しい本となっています。

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