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ClariSのラブソング、大体悲恋か失恋説

はじめに

はい、皆さま初めまして。伊勢と申します。Twitterにはあまり現れませんが、シコシコとClariSオタクをやっています。

最近のClariS、勢いありますよね。アニメ「リコリス・リコイル」OPの『ALIVE』がアニメと共に話題になっているのをひしひしと感じております。オタクとして嬉しい限りです(後方彼氏面)。今回はそんな盛り上がりへの便乗ついでに、自己満足と知識欲のために表題の検証をしていきます。

ClariSファンの方々なら理解してくださると思うのですけど、ClariSのラブソングって悲しいの多くないですか?ClariSの陰のある声がそうさせるのかわからないですけど、そんなイメージが多くあります。これを正確に調べてみたいと思ってしまうのがオタクの性。なのでこの検証してみることにしました。
検証方法としては、まずはClariS全曲(音源化されている曲のみ対象)のうち、私が独断と偏見でラブソングだと思う曲を選出します。そしてそれらの曲を以下の8つの区分に独断と偏見で分類します。

①告白成功、②恋のはじまり、③恋を楽しんでいる/アタック中、④やきもち、⑤その他、⑥片思い(だけど君に伝えたい)、⑦片思い(だけど君に伝えられない)、⑧悲恋・失恋・別れ

この中の、⑦と⑧の曲を悲恋・失恋と判断し、数を調べていこうと思います。個人の感覚に基づいた分類なのでガバは許してください。また、ご意見と間違いがあったらコメントください。また、歌詞は各歌詞サイトとCDの歌詞カードから引用です。

では早速本文に行きましょう。

(2022年9月14日 『忘れてもいいよ』追記)
(2022年9月16日 『眠り姫』『ホログラム』『Sweete Holic』追記」)
(2022年9月24日 細部追記、解釈変更など)
(2022年12月22日 『WINTER TRACKS -冬のうた-』の曲を追加)
(2023年7月3日 『淋しい熱帯魚』の曲を追加)
(2024年1月5日 『コイセカイ』~『ふぉりら』の曲を追加)
(2024年5月26日 『アンダンテ』~『Iris』の曲を追加)
(2024年10月19日 『秋のうた』の曲を追加)

①告白成功

まずは5曲。

『DROP』

(『リスアニ !Vol.1』付録CD)

「伝えるよ 勇気出して
 君がくれた笑顔で一度だけ
 遅く咲いた桜が
 つぶやくように踊った」

告れてる~~~(恋愛ハッピーエンド至上主義者の歓喜)
桜が踊る=行動と喜びの隠喩になってるのがオサレ。

『I’m in love』

(4thシングル『ナイショの話』)

「Every time 考えてる
 こんなにもキミのことを
 ずっと繋がっていたい
 欲張りなこの想いを
 受け止めて so I`m in love with you」

祝㊗️告れてる! そのまま両想いまで行けええええええええええ。

『Surely』

(8thシングル『カラフル』)

「この想いと届けなくちゃ!
 放課後の教室 あなたと二人
 きっと大丈夫 息を吸って
 目を逸らさずに Ah 伝える
 『あなたがずっと…ずっと 好きでした』」


おおおおおおおおおお告った!!!真正面からきっちり告るの逆に珍しくない???????

『next to you』

(9thシングル『CLICK』)

「まっすぐにね、見つめて
 ちゃんと伝わるように
 深く息を吸った
 『いろんな私のこと教えてくれた 君のことが 大好きだよ』」

成ったな。誰かこれを映像化してくれ。

『さよならメモリーズ』

(『SPRING TRACKS -春のうた-』)

「一目見たときに思ったんだ
 この人の事 好きになりそうって
 何でかな わかんないよ
 それからの毎日はとても 楽しくって
 だけど同じくらいに辛かったんだ
 ごめんね なんかうまく言えないよ
 だから私 キミとなんていうか
 今のまま さよならしたくないよ
 友達のままじゃもう嫌なの
 言おうと思っていた
 私キミの
 キミのことずっと ずっと前から好きでした
 
 ああやっと言えた」

supercellのストーリー仕立ての歌詞良いよね……

『幻想恋慕』

(27thシングル『ふぉりら』

「愛の箱舟は時を越えて
 交差した幻想が現る
 誰の手にも届かない場所へ
 繋がった星はもう離れない
 寄り添って咲く星は尊い」

多分織姫と彦星のイメージソング。ならカップル成立だよなぁ!

②恋のはじまり

ちょっと少なめの5曲。

『CLICK』

(9thシングル『CLICK』)

「きっとみんな大事なこと
 少しずつ忘れていくから
 君との思い出は 僅かだけでも託させてよ
 揃うはず無いパズル 隠してた最後の欠片
 記憶が開く音聞きたいから 君に差しだそう」

”CLICK”は鍵が開く音を表すので、ここに当てはまると解釈。

『シルシ』

(9thシングル『CLICK』)

「変わらぬ日々 君と二人
 何をするのも一緒 ときめいて
 魔法みたいに 楽しくなる
 素敵な出会いに証をつけよう 
 恋のしるし」

キ☆ラ☆キ☆ラ(眩しい)

『コイノミ』

(3rdアルバム『PARTY TIME』)

「Just Fallin` love
 君がくれたコイノミを ひと口かじったら
 ふわふわふわ 無重力みたいね
 なんて世界は不思議に満ちて 
 だからこそ素敵で 
 もっともっともっと感じたい」

恋すると世界の見方が変わるってのはわりとマジだと思ってます。

『Sweet Holic』

(25thシングル『Masquerade』)

「ふたりでこの夢ハマっちゃおう
 恋はうたかた Sweetie Romance
 太陽が昇れば覚めちゃうけど
 きらめきは永遠
 終わらないファンタスティック
 何度だって
 Sweete Holic」

上三曲とはちょっと毛色が違う。恋の始まりというよりも、恋路にいざなってる感が強い。

『Wonder Night』

(7thアルバム『Iris』)

「相対性理論よりも 難解で…
 タロットの運命よりは 明快な…
 ハートビートの戸惑いを
 恋と呼ぶなら
 つまりそういうことね
 物語の始まりね」

ここに歌詞を書かなかったけど、「七色Dragon」なんてセリフが出てきたときは二度聴きした。

③恋を楽しんでいる/アタック中(カップル成立後も含む)

ClariSらしさも溢れる25曲。

『アナタにFIT』

(3rdシングル『nexus』)

「あなたにキュンと してるよずっと
 大切だって 思えるから
 一人じゃないって わかるよきっと
 離さないで 明日もstay with me』

カレンのねんどろいど早く欲しいのだけど???(主張し続けはや10年近く)

『Wake up』

(5thシングル『Wake Up』)

「抑えきれずに走り出した
 ねがいは加速してゆく
 声が枯れるまで 伝わるまで歌うよ
 キミへのメロディー」

アップテンポな曲だからカップル成立してる曲かと思ってたんですけど、告れてなかったすね。

『blossom』

(6thシングル『ルミナス』)

「溢れ出す想いはいつかきっと
 君に伝えに行くからほら
 きらめく空に 背を向けないで
 待っていてね」

好きの気持ちが溢れてますね~、あとは告るだけです。(実況:杉本清)


『ミントガム』

(7thシングル『reunion』)

「この想いかみしめて
 今日こそキミのもとへ走っていく
 胸の中なら 簡単に言えちゃうのに
 簡単に言えちゃうのに」

がんばれ、がんばれ!勇気出すんだ!!(実況:松岡修造)

『eternally』

(2ndアルバム『SECOND STORY』)

「手のひらから 伝わってる
 キミの体温 あったかい 大好き
 「いつもよりも大人しいね?」
 困らせたくないのに…ドキドキしてる」

すでにカップル成立している方がタイトルの”永遠”の意味が上手く解釈できました。(Twitterにてるなる~なさんの解釈を採用しました。これ以降彼の解釈力に結構助けれラれてもらっています。)

『RESTART』

(3rdアルバム『PARTY TIME』)

「ドキドキさせたい キミのこといつも
 教室とは違う 素顔も見て欲しいの
 深呼吸したら 新しい私
 止めないで溢れ出した この気持ちを
 ちゃんとここで伝えるの 誰よりも キミのこと…」

甘ずっぺえ(恋愛ハッピーエンド至上主義者の鳴き声)

『pastel』

(12thシングル『アネモネ』)

「流れ出した甘い恋の歌
 キミに歌いたい
 ちょっと恥ずかしいけど今すぐ
 伝えたいよ メロディ」

甘ずっ(

『赤いスイートピー』

(『SPRING TRACKS -春のうた-』)

「I will follow you あなたに
 ついてゆきたい 
 I will follow you ちょっぴり
 気が弱い人だけど 素敵な人だから
 心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー」

ここに分類したはしたけど、この恋の実らなそうな感すごくない???

『ヒトリゴト』

(17thシングル『ヒトリゴト』)

「ふとしたときに探しているよ
 君の笑顔を探しているよ
 無意識の中 その理由は まだ言えないけど」

この分類の代名詞と言ったらこの曲でしょ。

『アイヲウタエ』

(18thシングル『SHIORI』)

「本当はね ずっと君と
 二人だけが良かったんだ
 純粋な愛の言葉 笑わないでよ ねぇ
 きっとまた そんな君を
 あきらめてやるもんかって
 必死に答えを探す
 馬鹿みたいだね ああ」

原曲とClariS verが全然曲調違くて驚いた記憶ある。

『Diamonds』

(『SUMMER TRACKS -夏のうた-』)

「いくつも恋して 順序も覚えて KISSも上手くなったけど
 はじめて電話するときには いつも震える
 プレゼントの山 埋もれもがいても まだ死ぬわけにいかない
 欲張りなのは生まれつき パーティーはこれから」

現状のClariSのどんな曲よりも「大人」の恋愛な気がする。

『恋のバカンス』

(『SUMMER TRACKS -夏のうた-』)

「あゝ恋のよろこびに
 バラ色の月日よ
 はじめて あなたを見た
 恋のバカンス」

56年前の曲を現代に復活させるClariSはネクロマンサー。

『恋待かぐや』

(22ndシングル『Fight!!』)

「溢れ出した月の雫 消えないように照らし続けるよ
 懐古的なのは趣味じゃない 叶わぬ恋と言わないで!
 いつのまにか決められてた 物語の結末を変えて
 あの雲を飛び越えて 夢見る私の
 気持ち受け止めて」

この曲ライブで聞きてえ。

『Starry』

(23rdシングル『ケアレス』)

「Starry night 星降る夜 ねぇ 会いたいよ 会いたいよ
 寄り添った六等星 静かに募る この想いを
 ぬくもりで全部 伝えられたら
 『愛してる』だけが まだ言葉にできない」

『「ぬくもりで全部伝えられたら… 「愛してる」だけがまだ言葉に出来ない」は、本当は「愛してる」って口に出して言いたいけど恥ずかしくて言えなくて、手を握ったり身体を寄せ合う(ぬくもりを伝える)ことでしか愛情表現出来ないって乙女心なのかなと。』byるなる~なさん。
この解釈エモすぎ。

『新世界ビーナス』

(6thアルバム『Parfaitone』)

「私は未来製で新世界のビーナス
 I hope to see you 時計の針追い越して
 柄じゃないくらいに いじらしく夢褪せて
 Can`t stop my love 
 君に会えないのは嫌だよ
 誰にも負けたくない 秘密の関係地
 Can`t stop my love
 不器用な性格も
 君に会えればそれでいいか
 目まぐるしい世界も
 君に会えればそれでいいか」

この曲を作ってくれた重永亮介さん、大好きです。(告白成功)

『Twinkle Twinkle』

(6thアルバム『Parfaitone』)

「偶然見つけたわけじゃないよ
 オシャレ系cafe ピーチflaver tea
 キミと一緒に来たかったの」

偶然装うのエモすぎ。(語彙力)

『スノーライト』

(『WINTER TRACKS -冬のうた-』)

「シャラララ
 Everyday every time つもる2人のメモリー
 見つめる瞬間 感じあう高鳴りを
 君と抱きしめて
 世界で一番愛しい日々は
 これからも続いていく
 となり並ぶ足跡は
 永遠にね
 To be with you」

これはカップル成立してるでしょ!
幼馴染的な関係性の二人が、徐々に距離をつめて永遠になったんだろうなぁ。
個人的な話なんですけど、マライア・キャリーの『All I want for Christmas is you』って曲あるじゃないですか。あれすっげえ好きなんですよね。なので『冬のうた』ではこの曲がカバーされなくて残念でした。でもそんな残念は杞憂で、この『スノーライト』は新時代の『All I want for Christmas is you』だと思ってます(バカ)。それくらい自分に刺さってます。

『White Love』

(『WINTER TRACKS -冬のうた-』)

「果てしない 星の光のように
 胸いっぱいの愛で
 今あなたを包みたい
 天使がくれた出逢いは
 あの空を 突き抜けて
 永遠に輝き続ける」

当時中学生のSPEEDがこれを歌ってたことは、純粋すぎるが故の”危うさ”を感じてしまう。かなりのアンバランスさだよね。ClariSもあまり人の事を言えないが……

『はいからさんが通る』

(Cencept EP『淋しい熱帯魚』)

「凛々しく恋してゆきたいんです私
 傷つくことで弱虫なんて乙女が
 すたるもの
 ややこしいかけひきは苦手です私
 晴れた空が 好きです」

戦争や災害の中にあっても、強く大地を踏みしめて立ち上がる強さが感じられてとても好きな曲です。

『コイセカイ』

(26thシングル『コイセカイ』)

「キミのこと キミのこと 「好き!」って叫びたいんだ
 わたしだけ わたしだけ 振り向いて笑って」

光のラブソング。あまりにも多幸感に溢れていて眩しい。でも逆説的に、これを歌えるクララとカレンの人生の充足度合を感じられて好きです。

『ふぉりら』

(27thシングル『ふぉりら』)

「好きじゃない 好きじゃない でもやっぱり好き
 私じゃダメな理由なんて 一つもないでしょ
 好きじゃない 好きじゃない でもやっぱり好き
 知りたい触れたい妄想が 今日も
 爆発しちゃうよ」

陰だけど光のラブソング。いつも思うけどこんな真っすぐな歌詞を嫌味なく歌えるClariSはすげえよ……

『君色』

(27thシングル『ふぉりら』)

「オセロみたいなんて ちょっと笑っちゃって
 君だけに囲まれ 
 君色に染まってく 
 私はもう綺麗なだけじゃいられない
 嫉妬心? 羞恥心? 全部混ざり合って」

クララとカレンには俺の人生を塗り替えた責任をとってほしいです。

『Love is Mystery』

(7thアルバム『Iris』)

「ShaLaLa 恋はMystery ShaLaLa どうかLove story
 今宵 君の宝モノを 頂いちゃいますAlright?
 ShaLaLa 愛はFantasy? ShaLaLa ちょっとEmergency
 やばい早く バレちゃうバレちゃう!
 捕まっちゃうならやっぱり
 君がいい 君がいい 君がいいな王子様」

「王子様」の時の振付でファンを指差さないで欲しいと思ってるクソめんどくさいオタク←

『Freaky Candy』

(7thアルバム『Iris』)

「Fall in love love darling
 愛してるって ねえ 囁いて 溶ける魔法
 ずっと繋いで 赤い糸でストーリー
 Please me candy
 Sweetie honey
 Call me my name 
 ドキドキしてダーリン」

「ダーリン」という呼び名が登場するのは地味に初めてです。(上記王子様も同様)
ダーリンってことはつまり…?

『風は秋色』

(『AUTUMN TRACKS -秋のうた-』)

「La La La… Oh ミルキー・スマイル
 あなたの腕の中で旅をする
 Oh ミルキー・スマイル 抱きしめて
 やわらかな その愛で」

悲恋ばかりな『AUTUMN TRACKS -秋のうた-』の唯一の癒し。

④やきもち

意外と少なかった2曲。

『ナイショの話』

(4thシングル『ナイショの話』)

「その時になったって遅いんだから
 その時に泣いたって知らないんだから 
 そんな顔したってだめなんだから
 でもね いつもサンキューって思ってたりして」

「いつもサンキューって思ってたりして」私の好きな言葉です。

『恋磁石』

(1stアルバム『BIRTHDAY』)

「キライだなんて 言わないで
 あなたしか見てないのに
 なぜなぜ私を 放っておくの」

放っておかんどいてやってくれ!!(恋愛ハッピーエ (ry

⑤その他

他に分類できなかった3曲。

『PRIMALove』

(19thシングル『PRIMALove』)

「何百年経って待って 私たちは恋もする
 傷ついて 前を向いて を繰り返してゆくんだ
 空まで届くビルも 光舞う街並みも
 大切な この気持ち 変えないで PRIMALove」

告った告らないの曲ではないのでここに分類。時の流れという大きな縦軸を示しながらも、恋という等身大の横軸に帰着する人間賛歌っぷり。エモくて個人的にはすごく好きです。

『パラレルワープ』

(5thアルバム『Fairy Party』)

「いつか必ず ふたり会えると信じていたの
 未来が歪んだって 見えない時空の果て巡り合う
 何があっても 君と生きたい 今を生きたい
 ふたりで強く祈れば
 運命、光の速さ超えて… パラレルワープ!」

歌詞の登場人物の二人、結局会えてないですよね。なので私も最初は⑧にしてたのですけど、二人は会うことを諦めてないと思うんですよ。ほぼほぼ悲恋だけど、まだ悲恋確定ではないのでここに分類。

『ORION』

(『WINTER TRACKS -冬のうた-』)

「泣いたのは僕だった 
 弱さを見せないことが そう
 強い訳じゃないって君が
 言ってくれたからだよ
 I believe」

往年の名曲を分類分けさせられるのプレッシャーでかすぎ。
ラブソングではあるのだけど、信頼関係とか、生き方の範囲まで覆ってしまっている歌詞だと思ってます。でも、人を好きになれることに喜びを感じ、不意に涙を流してしまったと歌詞だとも読み取りました。そして、その想いが人間にとっては永久の時間を輝き続ける星のように、消えずに残り続けて欲しいという願いが溢れていると思います。
ちょっと今回の分類には合わないので、ここ判定で。

⑥片思い(だけど君に伝えたい)

雲行きが怪しくなってくる7曲。

『ひとつだけ』

(2ndアルバム『SECOND STORY』)

「冬の星座に 小さな祈りをこめたの
 広い世界で ただひとつだけ
 限りない想いを 君に伝えたい 届け」

「私のたったひとつの望み……」

『Time』

(3rdアルバム『PARTY TIME』)

「ドキドキ止まらなくて 時々眠れなくて
 春夏秋冬待てずに 走り出した
 願いが届くように 必ず届くように
 窓越し空を見上げた
 輝く星に祈った」

余談だけど俺の『PARTY TIME』のCD、なぜかこの曲の部分だけ傷ついてしまって聞き取れない。

『Reflect』

(11thシングル『border』)

「大切な今日がずっと ずっと続けばいい
 思い出し笑うくらい 素敵な日にしたい
 あとちょっとの勇気が
 奇跡に変わりますように
 君に届きますように」

俺も勇気に変わること願ってるよ頑張れ!!

『アネモネ』

(12thシングル『アネモネ』)

「離れ離れでもいい 同じ夢で笑い合っていたい
 でもね本音は言えない(言えない)まだ言えないよ」
「今なら 言えるよ
 このまま 終われない」

離れ離れじゃダメなんだよ!!!

『SECRET』

(13thシングル『Prism』)

「どうしても どうしても 伝えたい気持ち
 閉じ込めた 隠してた 私のSECRET
 あの日ついた嘘を
 ほどいたら さぁ
 今日までとは違う 明日へ
 本当の声を 届けよう」

タイトルの時点で察し。

『明日、春が来たら』

(『SPRING TRACKS -春のうた-』)

「明日、春が来たら
 君に逢いに行こう
 夕立が晴れて時が
 止まる場所覚えてる?」

これを書くために改めて歌詞を読んだら、文脈が深すぎて泣きそうになった。

『WHITE BREATH』

(『WINTER TRACKS -冬のうた-』)

「凍えそうな 季節に君は
 愛をどーこー云うの?
 そんなん どーだっていいから
 冬のせいにして 暖め合おう」

なんかここに分類するのも烏滸がましいけど、淋しさに溢れた曲ですよね。
『Summer Delay』で「夏のせい」にしたClariSが、次はこの曲で「冬のせい」にするのが面白い。

⑦片思い(だけど君に伝えられない)

あと一歩な10曲。

『君の夢を見よう』

(『リスアニ!Vol.2』付録CD) 

「君の夢を見よう 光を抱いて
 小さな問題は忘れて 
 夏が終わる日まで せめて今だけ
 寂しくなんてないよ 目を閉じて君に会おう」

夏休み終わるの待っちゃってる……

『ココロの引力』

(1stシングル『irony』)

「いつでも同じ距離で 見つめて夢みて
 目が合う瞬間だけ 待ち続けて」

明るい曲調だけど、歌詞はもどかしい……

『Neo Moon』

(1stシングル『irony』)

「いまは消えて見えない想いが
 胸の奥に確かにあるから
 空に届け 小さな願いよ
 いつかきっと 奇跡のNeo Moon」

これは⑥よりの⑦ですね。「いつかきっと」なのがいじらしい。

『本当は』

(4thシングル『ナイショの話』)

「ただ君に ただ君に
 伝えたい事 言えないまま 私は
 I say, love you forever
 君を守りたい
 You say, love me ずっと
 心の中で I promise you」

伝えられてないですね。しかも心の中で約束してる……

『rainy day』

(2ndアルバム『SECOND STORY』)

「Summer time in the raining 今だけは
 ドラマのような2人
 Summer time in the raining 夢のように
 ハッピーエンドだったら言えるのに」

明るい曲なのに「ハッピーエンドだったら」なんて切なすぎん???

『ダイアリー』

(2ndアルバム『SECOND STORY』)

「夢みたいラララ
 胸がキュンと痛いけど Take it
 嘘みたいシャララ
 伝えたい伝えられない」

この曲をライブで聞いたときは選曲に驚いたけど、それももう3年前なの???


『アワイ オモイ』

(14thシングル『Gravity』)

「友達には言えない
 あの日、あの夏の約束
 遠ざかる思い出に 
 滲む二人のキオク」

淡い想いはラブコメに於いて負けフラグ…(血涙)

『水色クラゲ』

(4thアルバム『Fairy Castle』)

「その流れに身ゆだね
 傘の下抱えてた
 本音は 食べても また生まれる
 今日も透明だ
 君に見つけてほしい」

※クラゲは自力で泳ぐことも、餌を得ることもできません。


⑧悲恋・失恋・別れ

そして最多の29曲…

『メモリー』

(1stアルバム『BIRTHDAY』)

「言葉にできなくて もどかしかった
 伝えきれない想い 飲み込んで
 すれ違い始めた私たち
 大事なもの 守れず傷つけ合った さよなら」

最悲恋ソング…お話は大事だっピ……
作詞作曲者誰……丸山先生でしたか……

『treasure』

(1stアルバム『BIRTHDAY』)

「届かない想いは ほら形を変えてく
 君を好きでいたこの日々が
 心に在り続けるから」

「形を変えて」自分をごまかしていくんだろうな…って思うと悲しい。

『a moment』

(5thシングル『Wake Up』)

「永遠に色褪せない
 透明なフレームに閉じ込めて 
 未来さえ拒めたなら
 ずっとこの場所で 廻っていたい」

あーあー戻らない時間。

『HANABI』

(2ndアルバム『SECOND STORY』)

「君と見上げた あの花火は今年も
 夜空いっぱいに咲いてる 忘れないよ
 輝きはまだ この胸でキラキラと
 変わらない想いを照らして
 消えてゆく 恋模様」

ClariSの悲恋っていったらこの曲だよね。また丸山真由子先生。

『眠り姫』

(3rdアルバム『PARTY TIME』)

「ミナイコナイキライ わたし眠り姫
 現実じゃない 空を飛ぶためのチートコード
 泣いて泣いて泣いて泣いて 嫌な事だけは
 リセット出来ない 繰り返しまた夢を見る
 約束した時間までまた夢を見る」

最初この曲完全に忘れてました。Twitterにて「るなる〜な@ClariST」さんにご意見いただき、追加しました。誠に感謝です。この曲への考察が素晴らしいので、ハイパーリンクから覗いてみてください。

『ドライフラワー』

(3rdアルバム『PARTY TIME』)

「だから
 永遠に枯れない花を ブーケにして飾りたい
 色褪せた思いでさえも 消してしまえずに」

「『ドライフラワー』という曲名の曲、全て悲恋説」を提唱したい。

『ひらひら ひらら』

(『SPRING TRACKS -春のうた-』)

「君と出会った 去年の春と
 同じ場所で同じ景色見つめてた
 咲き誇るほどに痛む 君がいない桜」

百人一首に入れるべきでしょこの曲。

『sakura』

(『SPRING TRACKS -春のうた-』)

「Cherry blossom 
 Cherry blossom
 手を振る君の肩に
 サヨナラ fallin` love」

この曲聞くと中学校の卒業式を思い出す。

『Cloudy』

(14thシングル『Gravity』)

「悲しくないよ また会えるよね
 今度会えたら 好きって言いたい」

この曲、歌詞上は勇気出して告りそうだけど、実際はたぶん告れないんだろうなぁって確信がある。なのでここに配置しました。

『ホログラム』

(4thアルバム『Fairy Castle』)

「二つ前の季節に 今更戻れない
 振り返るはずもない
 違うレールを進む背中に
 「サヨナラ。」」

こちらも『眠り姫』と同じく「るなる〜な@ClariST」さんからの提供です。「二つ前の季節」への考察(ハイパーリンクあり)がなるほど、となったので皆さん必見です。

『このiは虚数』

(4thアルバム『Fairy Castle』)

「好きで 好きで 好きで 重なるほど深く
 愛を 愛を 問う 無限に続く 矛盾・理想
 何度数え 何度叫び 何度泣いてたの
 決意 勇気 凛として今ふたり羽ばたく
 もっともっともっともっともっともっともっと信じて
 このiは虚数」

愛とiが虚数なのオサレ。

『ウソツキ』

(4thアルバム『Fairy Castle』)

「戻りたい 戻れない あの頃には
 笑顔も 涙も どこにもない
 ひとりきり 今日も探してる
 ずっとここにいると誓った 君はウソツキ」

丸山先生……あなたって人は……

『Butterfly Regret』

(17thシングル『ヒトリゴト』

「鮮やかに蝶が舞う
 薫る風いざなうふたり
 結ばれる未来はもう
 叶わないから さよなら」

ClariSでButterflyは失恋フラグ。

『君の知らない物語』

(18thシングル『SHIORI』

「あの夏の日 きらめく星
 今でも思い出せるよ
 笑った顔も 怒った顔も
 大好きでした おかしいよね
 わかってたのに 君の知らない 私だけの秘密
 夜を越えて 遠い思い出の君が
 指をさす 無邪気な声で」

カラオケで歌うたびに流れるドロドロ三角関係MVには息が詰まる。

『ねがい』

(20thシングル『CheerS』)

「もし君に好きだよと言えてたら 今もまだ
 思い出じゃない場所で その心 触れられたのかな?
 I wish…ねがいごと ひとつだけ」

拝啓 丸山先生。そろそろハッピーエンドの曲を制作するのはいかがでしょうか。

『distance』

(5thアルバム『Fairy Party』)

「じゃあまたね 手を振ったけれど
 いつもみたく隣で 笑っていたかった
 すれ違い あの日からずっと
 『会いたい』がこんなに 苦しいって知った
 画面越しの笑顔見ていると 愛しさで溢れるの」

そろそろ恋愛ハッピーエンド至上主義者にはきつくなってきました。

『Last Squall』

(5thアルバム『Fairy Party』)

「許されない未来ならば あと少しそばにいたい
 最後のスコール 心ごと濡れたって流せない
 『愛してる』」

もうタイトルから悲恋……つらい。

『タッチ』

(『SUMMER TRACKS -夏のうた-』)

「誰も愛さなければ 淋しさなんて 
 知らずに過ぎて行くのに 
 そっと悲しみに こんにちわ」

往年の名曲。曲の解釈って色々あって、特にこの曲は時代を経て膨大な解釈がされていると思います。~な解釈、と断定はできないのですが、とりあえず失恋には変わりないだろうと思ってここに入れました。

『Summer Delay』

(『SUMMER TRACKS -夏のうた-』)

「あの空が あの風が 君をまだ忘れさせないの
 夏の行方は泡沫のミラージュ
 どうか時を進めないで 心の奥 乱反射眩しくて
 まばたきしたらもう消えていた
 夏のせい 君のせい 夏のせい」

戻らない恋は夏のせい……

『Bye-Bye Butterfly』

(23rdシングル『ケアレス』)

「Bye-Bye Butterfly  サヨウナラ
 すぐ側にいたはずなのに 
 君のいない世界に まだ慣れずにいるから
 蝶々結びを解いたら 
 元のかたちに 戻らないの?
 この痛みは 今も消えないのに」

ClariSでButterflyは失恋フラグ(2回目)。

『Mermaid』

(6thアルバム『Parfaitone』)

「Mermaid 真実より 淡い無垢を 真珠のように集めて
 お話 紡いでたけど
 あなたと Mermaid 小さな恋が
 世界変える その瞬間を
 不思議ね全て(moment)
 引き換えにして(for the sky)
 願いかけた 空へ Mermaid」

人魚姫モチーフの曲がラブソングじゃないわけがなく、まして悲恋じゃないわけがない……

『忘れてもいいよ』

(24thシングル『ALIVE』)

「もう 忘れてもいいよ
 一緒にかざしてた 線香花火のように
 消えないでと願っても
 あの日々は 二度と戻らないの」

また丸山さんです。本当に忘れたいと思ってる思い出に「忘れてもいいよ」なんて言わないんだよ!

『サイレント・イヴ』

(『WINTER TRACKS -冬のうた-』)

「さよならを 決めたことは
 けっしてあなたのためじゃない
 不安に揺れるキャンドル
 悲しかったから
 ”ともだち”っていうルールは
 とても難しいゲームね
 もう二度と二人のことを
 邪魔したりしない」

哀しすぎて何も言えん。

『淋しい熱帯魚』

(Cencept EP『淋しい熱帯魚』)

「Heart on wave, Heart on wave
 あなたは来ない
 私の思慕いを ジョークにしないで
 Heart on wave, Heart on wave
 泳ぎだすけど
 あなたの理想には 追いつけなくて」

この曲のあらゆる点がClariSとマッチしているよね。MVはClariS至上最高傑作だと思ってます。

『サクラ・インカーネーション』

(28thシングル『アンダンテ』)

「薄紅染まる空
 君と出逢えた季節
 「綺麗だね」と微笑んだ
 横顔は遠い記憶
 どんなにそばにいたくて
 どんなに触れたかった?
 掴めなくて 霞んでいく視界
 まどろみ また春が始まる
 ゆらゆら ゆらゆら 風の中
 手放した花びらのように
 ひらひら ひらひら 何もかも
 忘れてしまえたら良かった」

もう大して覚えてもいないのにずっと記憶からは消えてくれないの、ずるいよね。

『秋のグラディエント』

(『AUTUMN TRACKS -秋のうた-』)

「わかってるの 本当は 
 愛の終わり 見ないふり
 優しさと淋しさを
 温い風で ごまかして
 わかりあえたはずなのに
 重ねるほど 遠ざかり
 愛しているなんて 今更」

『Summer Delay』からこの曲につながると本当に綺麗。

『木枯しに抱かれて』

(『AUTUMN TRACKS -秋のうた-』)

「出逢いは風の中 恋に落ちたあの日から
 気づかぬうちに心は あなたを求めてた
 泣かないで恋心よ 願いが叶うなら
 涙の河を越えて すべてを忘れたい」

ClariSと高見沢俊彦が同時にクレジットに並ぶのなんてこれきりなのでは?

『思秋期』

(『AUTUMN TRACKS -秋のうた-』)

「誰も彼も通り過ぎて 二度とここへ来ない
 青春はこわれもの 愛しても傷つき
 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく」

ねえカレンさん?そのビブラートをいったい今までどこに隠していたの?もっと聴きたかったよ……

『月のしずく』

(『AUTUMN TRACKS -秋のうた-』)

「『逢いたい…』と思う気持ちは
 そっと 今、願いになる
 哀しみを月のしずくが 今日もまた濡らしていく」

『AUTUMN TRACKS』からの4連打の流れがすごい。

検証結果

①告白成功 6曲
②恋のはじまり 5曲
③恋を楽しんでいる/アタック中 25曲
④やきもち 2曲
⑤その他 3曲
⑥片思い(だけど君に伝えたい) 6曲
⑦片思い(だけど君に伝えられない) 9曲
⑧悲恋・失恋・別れ 29曲

⑦+⑧/①~⑧=39/85
つまり約46%

結果
ラブソングの内、46%が悲恋・失恋という結果になりました。

個人的には7割くらいかな~って思ってたので、意外と少ないんですね。いやそれでも約半分が悲恋・失恋ってそうとうな気もしますけどね。ClariS以外のアーティストについて全然わからないので、他のアーティストのこういう事情と比較出来たらより深まるかなって思います。あとは皆さんに任せます(丸投げ)。

というわけでここまでの長文にお付き合いいただきありがとうございました。駄文で申し訳ございません。皆さんのClariSライフのイロドリになれたら幸いです。






以下懺悔と葛藤のコーナー

ラブソングの選出にあたって、迷った曲がめっちゃあります。
特に『recall』『冬空花火』『Brave』『missing you』ですね。
4曲とも判別が難しい!

『recall』は歌詞上は別れの曲ですが、恋人相手への別れとは断定できないんですよね。加えて、あの曲はカレン作詞で、武道館ライブ直前に発売された『Fairy Castle』に入ってます。そして武道館ライブは一夜限りアリスが復活しました。ここから、『recall』はアリスへの別れの曲だと解釈しています。(めちゃくちゃ与太を言っている自覚はありますが、ご付き合いください。)なのでラブソングに選出しませんでした……(言い訳)

『冬空花火』も悩む!!!さすがkzさんの歌詞だよ!!奥行きが深すぎる!!もうこれは勘ですね。恋愛関係じゃなくて、信頼関係の二人を歌った歌だと直感して判断しました。異論は認めます。

『Brave』もな~~~~~。どっちだこれって悩みました。困ったので『リスアニ!Vol.43.1 クラリスアニ!』のインタビューに答えを求めました。この曲の作詞はClariSですが、アニメ『物語』シリーズの主人公・阿良々木暦に焦点を当てた歌詞らしいです。物語シリーズ全体を通したものと考えると、特定のヒロインへの恋愛感情だけじゃないと解釈して、ラブソングから外しました。異論は認めます。

そして一番頭を悩ませた『missing you』。また解釈がムズイ……
でも↓のインタビューによると、

クララの「コロナ禍で会えなかった私たちの想いを代弁してくれてるなとすごく思って」とあったので、ラブソングじゃないと判断!ふー。

以上本当に終わりです。ご精読ありがとうございました。



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