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miComet、VRに立つ #ふたりでつくるホロライブ
バーチャルライブを鑑賞できるアプリケーション、VARK。
ホロライブメンバーによる月一回のVARKライブ『Cinderella switch ふたりでつくるホロライブ』が行われました。
先日のライブメンバーは、さくらみこちゃんと星街すいせいちゃん。
最推しのひとりであるみこちと、歌唱力・表現力に圧倒的な能力を誇るすいちゃんのVRライブとあれば、参戦しないわけにはいきません。
数か月前のねねポルのときと同じくVR機器(Oculus Quest 2)をレンタルして、VRライブを鑑賞しました。
今回のライブでは、前日夜のふたりのコラボ雑談配信で少し匂わせをしていたように、お互いのオリジナル曲を交換して歌う場面がありました。
まさにスイッチ。
これが本当に最高で、前半のみこちパートの最初に『Bluerose』、後半のすいちゃんパートの最後に『サクラカゼ』が歌唱されました。
二人合わせて2時間のライブ、その最初と最後がお互いのオリジナル曲。これこそふたりでつくるホロライブだなあと感じました。
個々のパフォーマンスも素晴らしいものでした。
すいちゃんプロデュースによる、みこちの「かっこよさ」を押し出した選曲。
こういう系統の歌は、普段の放送の歌枠などで歌うことはできたとしても、ライブという形式ではどうしても自分のオリジナルソングや、キャラクターに合う歌を歌うことが多くなります。
そこをあえてギャップ狙いでクールな曲を入れてきたすいちゃんには感謝です。
どの曲もよかったのですが、一番ぐっときたのは『青空のラプソディ』でした。
ダンスもすごかったし、本人やすいちゃんも言及していたように高音の伸びがちょっと衝撃で、とても上手だった。
本当に、舞台に立つたびにどんどん成長している。アイドルとしての覚醒を重ねている。そんな印象です。
そして後半、みこちプロデュースのすいちゃんパート。
これはもう、1曲目の『Trancing Pulse』にやられました。
アイマスの楽曲はなかなかYouTubeで歌いづらいようなので、こういったところで聴けるのはありがたいというのがひとつ。
曲調があまりにもすいちゃんにマッチしていてその表現に圧倒されたというのがひとつ。
すいちゃんにシンデレラガールズの歌を歌わせるのであればクール系だよな、とは私も思いますが、ここでこの歌を選択したみこちにも称賛です。
そして、すいちゃんのパフォーマンス中、みこちがめっちゃ近くてちょいちょい自分より前にいたのが面白かった。まるでアイドルファンの娘や孫を膝にのせて鑑賞しているような気分でした。みこちが娘に見える人ってこういう気持ちなのか……理解できた。
総じて、最高のライブでした。ありがとうございます。お疲れ様でした。
ところで、私はVARKのライブを今回含めて2回しか見ておらず、前回のねねポル回は「ふたりでみるホロライブ」の最終回だったので、他のライブがどんな雰囲気なのかは分かりかねますが。
しかしそれでも、「ふたりでみる」のときと今回の「ふたりでつくる」のときとでは、参加者2名の絡みの濃さのようなものが違っている気がしました。
ねねポル回でもふたりは十分に絡んでいましたし、お互いがお互いのオタクになりきって全力でライブの応援をしていた姿は今でもはっきりと覚えています。
けれど、今回のmiComet回はそれを凌駕する絡みだったと思います。「ふたりでつくる」というお題目に違わない、お互いをプロデュースするという姿勢がばっちり現れていました。
これは関係性オタクにも好ましい流れだなと思いました。
「ふたりでみる」のときは、舞台上のアイドルのパフォーマンスを、たまたま隣席になった女オタクの子と一緒に楽しんだり、隣席の女オタクが限界化しているのを眺めたりするという印象でした。
「ふたりでつくる」になって、ふたりがお互いのライブを構成し、監督し、プロデュースしているのを、私はただ外から眺めるという印象になりました。もちろんこれまでと同様に視聴者であるこちらへのアピールもありますが、すいちゃんが比較的ファンサービスが控えめなのも相まって(彼女はそこが魅力的ですよね)、微笑ましく二人を眺めている壁になっているような気分でした。
これは理想の世界なのかもしれません。
追伸。
記事のタイトル画像はOculusで撮影したキャプチャですが、Twitterでは「カップルじゃん」とキャプションをつけたものの、こうして改めて眺めてみると、「巫女キャラの地下アイドルと古参の女オタのチェキ」みたいな雰囲気がありますね。