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日本とフィギュアスケート

「日本と他の国」を意識した日
私は幼稚園児で、母と一緒に家で
フィギュアスケートを見ていた。
金髪ですらりとした選手に混ざって
日本代表選手の点数が出たとき
子ども心にかなしくなった。

当時6点満点の採点で、欧米選手は5~6点
日本選手は3~4点代ばかりだったからだ。
ルールもなにも知らない子どもだったけれど
その日本選手も悪くなかったように見えたのに
まったく問題外みたいな点数にショックを受けた。

アジア人は、白人の(元貴族の)文化には
入れて貰えないのだと何となく感じて
その後、伊藤みどりさんが素晴らしいジャンプで
世界の度肝を抜く演技をしても
称えるより失礼な発言をするマスコミもいたし
変わらないのだろうと思っていた。

ところが、その後素晴らしいスケーターが次々と
世界で活躍し続けている。
男子は本田武史さんや田村岳斗さん以上の活躍は
厳しいと思っていたので、高橋大輔さん以降の
目覚ましい活躍を目の当たりし
「生きている間にこんなことがあるなんて…」
といつも感動する。

今日はNHK杯で、2008年以来の日本女子選手表彰台独占に泣き

昨日は、立川にMAO RINKオープンで
浅田真央さんが指導者としての夢を語るのを聞いて泣いた。

謎なジャッジメントに泣き
それでも
選手の会心の演技に泣き
見ずにはいられない。

スケートファンは
どこの国の選手にも温かい拍手をおくり
選手たちは日本での大会を楽しみにしていて
会場に行くとそれがよく分かる。

今日もアナウンサーが言っていたように
周囲のスケオタさんたちが、次々にマジックのように
バッグから各国の国旗を出して演技が終わる度に声援を送るのを
初めて見たときは「え?」と友人と顔を見合わせた。

子どもの頃からたゆまぬ努力をしてきたスケーターも
こういう応援、国際交流ができる
日本のスケオタさんも本当にすばらしいと思う。



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