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ロケツーリズムを学びに行く

綾瀬市が取り組んでいるロケツーリズムを見学してきます。ロケツーリズムは、映画やドラマなどの撮影場所にその作品のファンを呼び込み、地域の活性化につなげようとする観光手法の一つです。

最近では、西尾市の東幡豆漁港で撮影が行われた『ゴジラ-1・0』が話題になりました。また、2022年には映画『ノイズ』の撮影が行われました。このような撮影は、ロケ地として使ってもらえるよう市として製作会社に営業をかけるところから始まります。撮影がスムーズに進むように、「西尾市フィルムコミッション」が製作会社に代わって調整・手配を行っています。

西尾市フィルムコミッションの予算は年間約50万円ほどで、主にジャパン・フィルムコミッションが企画するイベントへの出展経費に充てられています。製作会社の人がイベントに来て、西尾市のアピールをすることで、「じゃあお宅の地域で撮影をしよう」という流れで決まっていきます。

ロケツーリズムによる観光効果は計測できていません。実感としてはほとんど無いように思えます。しかし、地元民にとっては楽しみになっているようです。エキストラの募集があると、10倍以上の応募があるとのことです。地方では撮影現場に立ち会える機会はほとんどないので、地元民のエンタメの一つになるのかもしれません。

西尾市は観光客を呼び込めるほどの場所になるにはまだ至っていませんが、市としてはこれも地域活性化の一つのアプローチとして取り組んでいます。先進地である綾瀬市の話を聞き、どれほどの可能性があるのかを学んできます。

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