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赤いロックスター!

「説明しよう!ビレッジマンズストアとは!名古屋が生んだ赤いスーツで暴れまわる五人編成のロックンロールバンドである!」

さて2015年5月某日、私は基本的にメジャーなアーティストしか聴かない人でした。私が知っている人はメジャーだろうという括りですが。

そんな中ネットサーフィンをしていて画面上に現れたのが彼ら、ビレッジマンズストアでした。まずは下の動画を少しでも見て欲しい。10秒くらいないので。

もう1音目?まずボーカルの歌声がカッコいい。カッコいいんです。
楽器の音がカッコいいバンドは山ほどあります。
高く美しい声で歌うのも素晴らしいです。
ですが個人的にロックンロールは多少泥臭くあって欲しい。絞り出した大声で鬱憤だの何だのを吐き出していて欲しいんです。そしてもちろん音もカッコよくあって欲しい。そんなワガママな希望を満たしてくれたのがこのバンドでした。

リンクをクリックしたのは本当にたまたまであったと言えるでしょう。
そして、そのたまたまが運命だったと言いたいと思えます。

仕事に追われ、休日は自宅で体力の回復のみにあてるような働き方だった私が、束の間の起きている時間に広大なネットの海から彼等に出会えたのですから、これは運命で良いでしょう。
私がそう盲信したくなる程の魅力を持っているのがビレッジマンズストアと言うバンドです。

ただ、私は音源で満足するタイプの人間です。
1stミニアルバム「亡霊よ爆発しろ」
2ndミニアルバム「刃の上を君と行く」
この2枚、約15曲を数ヶ月リピートしていました。

そんな中嬉しいニュース、
3rdミニアルバム「正しい夜明け」の発表です。
ワクワクしながら発売を待っていた私ですが、気づけばなんとライブのチケットを購入していました。(会場限定販売のCD欲しさもありました)

自らライブのチケットを購入するのは人生初だったと記憶しています。
2016/9/11、チケット購入記念日です。

3枚のミニアルバムを聴き倒し、初のライブへ!

CDで満足してライブに行かないのは、過去に連れていかれて楽しくなかったからの一言に尽きます。
苦手なんです、群衆が。他人との接触が。
なので物販でCD等を買い、端っこの方で見ると決めて会場のファンダンゴへ。

ソワソワしながら慣れない列へ並び、恐る恐る狭い入口を潜ると可愛いお姉さんがTシャツのサイズや開場の流れなんかを丁寧に教えてくれて不安は和らぎました。
時間を潰し、せっかくなのでバンドTシャツに着替え、赤いカーディガンを羽織り開場を待ちます。
さっきまでとは違い、あれがガチファンだ!といった風貌の人達を眺めながら、一人ソワソワ凍えながら会場へ入りました。

ライブハウス内が熱い!

カーディガンは完全に失敗でした。そして何だか流れに身を任せると5列目くらいに私が立っているのです。
そして始まるライブ。
まさにデッドオアライブです。

覚悟を決めて死より演奏をとりました。
すると場所が良かったのか、過度な押し合いもなく、なんとライブを楽しめたのです!何て曲をやったのか?そんなのハッキリ言って覚えてないです!すみません!
ただボーカルの水野ギイさんが途中言っていた言葉は何となく覚えてます。
ソールドアウトした今日のライブに来た私達は選ばれし者だと。そして来れなかった人はザマァ見ろと。そんな事を言っていたのです。大層な自信であります。そして私が来れなかった人にザマァ見ろと言いたくなる様な圧巻のライブパフォーマンスをしてくれたのです。

途中、はしゃぎすぎてカーディガンなんか着ていられない!と後の眼鏡の方にお願いして、カーディガンをテーブルに置いて貰いました。どうやらファンも怖くないみたいです。

知らない曲も楽しみながら、熱狂しながら、アンコールで大声を出すファンに笑ってしまいながら、あっという間にライブが終了しました。

え、楽しい!

人混みが苦手な私がそれなりにもみくちゃになりながらもネガティブな感想は微塵もなく、ただただ楽しい!そう思えるライブでした。
2017/1/13の出来事です。人生の転機でしょう。

それからは何度もライブハウスに通うようになりました。

だって楽しいんですもの。
ライブのごく一部しか行けてはいないですが、0だったライブの予定が今では月に1回行っていないと物足りなくなってきています。

そんな素敵なライブをしてくれるビレッジマンズストアが私なりに大好きですと思って書いていましたが、初のライブだけでこんなに長くなってしまったのは彼等が素敵だからと言うことで。

MVいっぱいあります。

そんなこんなでもう2019年も終盤。
この数年でMVもたくさん増えました。
1stフルアルバム「YOURS」も発売しました。
どれかが刺さった人は、ぜひCDを買ってみてはいかがでしょうか。
そして気に入った暁には、何処かのライブハウスで皆で楽しみましょう。
ライブ、本当にカッコいいんですよ。
皆汗でビチャビチャなんですけどね。

次もきっとまたカッコいいライブを見せてくれるに違いないです。
きっと見てない人にザマァみろと言いたくなるくらいに。

2019/11/7 isasaka

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isasaka|カメラマン
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