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レイモンド・チャンドラー「ロング・グッドバイ」をだらだら読む

読みたいが読めない。それが積読。

誰もが知る名作で、いつか読もう読もうとチャレンジしながらも読めない作品というのは誰にでもあると思う。私の場合はレイモンド・チャンドラーのロング・グッドバイがそrだ。ご存じハードボイルドの金字塔。きっと面白いのだと思う。だが、どうしても読み進められない。
手にとった回数は1ダースにも及ぶだろうが、なかなか読み進めない。毎回、テリー・レノックスの左足がロールズロイスからぶら下がったシーンを読む羽目になる。
相当昔から読もうと思ってるので、旧訳版も村上春樹訳版もある。なんなら原著もあるし、原著のKindle版もある。ここまでくると相当のレイモンド・チャンドラーファンと言っても良さそうだが、一冊も読んだことがないのが真実だ。
何故だかわからないが、村上春樹の文体は苦手でどうしても目が滑るというか読み込めない性質だ。ほかの作家でそういう感じをうけたことはないので、単に相性が悪いのだと思う。
だが、ここで一気に読んでみようと心に決めた。

まずは100ページ

本が読めないときは環境を変えてガッツリ読むのが一番だ。まず100ページ読めばある程度展開するので、どんな本でもまずは100ページ。新訳版で600ページくらいあるので1/6読めば少しは乗ってくるというものだろう。
休日にスタバに行って、100ページを読むまではこの店を出ないと心に決めて読み始めた。

100ページ読み終わるまで出れないスタバ(セルフ監禁)

とりあえず100ページ読んだ。結構話が進んだ。テリー・レノックスは金持ち美女と離れたりくっついたりメキシコに行ったり、フィリップマーロウは逃亡補助を疑われてブタ箱にぶち込まれるしで面白くなってきた。
さらにテリー・レノックスが異国の地で死んだことが明かされる。1/6なのにこいつ死んじゃうんだ?!なるほど?!
脱落しないようにこの後も進み次第適当にメモを残していきたい。面倒なので章単位で感想を残していく。幸い原著も旧版もあるので比較のメモも残していきたい。

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ギャングのメネンデスがマーロウを「はんちく」と罵倒してる。うーんカルフォルニアではんちくはないだろう。英語版だとCheapieでした。
ケチな野郎とか半端もんでもいい気がしました。
ニューヨークからの電話。コンマが多いしゃべり方をするハワードスペンサー

分厚い純文学でも読んでるみたいだ

「ロング・グッドバイ」レイモンド・チャンドラー著・村上春樹訳

これも原文気になってみてみたけど単にheavy novelと純文学とは言ってませんね。

He was a guy who talked with commas, like a heavy novel.

Chandler, Raymond. The Long Goodbye: A Novel (Philip Marlowe Series Book 6) (English Edition)

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テリーから手紙が届く。追い詰められている割には長い手紙だ。こころのK先生とまではいかないが、ここまでサラッとかけるのは相当文才があったのではなかろうか。さらばテリー。その文才に乾杯。
5000ドル札もらって、テリーを悼むシーンは名シーンですなぁ。

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執拗な金髪描写。どうしたフィリップマーロウ

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