未来とか気候とか家族とか
こんにちは功雄です。
高校に入ってから色々なことに手を出しまくって来ましたが、イベントやアクションの宣伝くらいにしか発信を使って来ていませんでした。
だからあまり自分の声を上手く表すこと、自分の考えを届けることに慣れていません。一つ一つ成長しながらの投稿になると思いますが、見守ってください。
僕がまず何をしていて、何を大事にしているのか。それから話を始めたい。
僕がアメリカに留学していた時に、ホストファミリーのおじいちゃんが亡くなりました。84?くらいのとても美味しいミートボールを作ってくれる人だなと、薄っすら覚えています。葬式があって、2回目くらいに着るスーツを着て他の留学生のホストブラザー達と参列しました。
式が終わった夜、家のソファでうとうとしている時に、ホストファザーが隣で話しかけて来ました。
「死ぬ時に何が残ると思う?」
死ぬ時になって持っている家や金を見てお前は幸せか?と言われました。確かにそれは違うかもしれない。モノは結局自分自身を満たしてくれない。じゃあ何なんだ。
「自分を愛してくれる家族に囲まれている事ほどの幸せはないだろう。」
ハッとしました。亡くなったおじいちゃんは、確かにお金や物凄い土地を持っていたわけじゃないけど、自分のことを死ぬまで大事にしてくれる、大切に思い出してくれる家族がいる。そんなことが出来るなんて幸せだと、強く憧れを抱きました。
家族とは何なんだろう。
(写真は15才下の妹)
もともと子供の世話をするのが好きで3歳の妹と、2歳のホストブラザーを死ぬほど可愛がっていた自分は、母性が強い方なんだと思います。自分自身も家族を持つことを楽しみに思っていました。
ちょうどそのころ、取っていた環境科学の授業で地球温暖化について勉強していました。残酷にも、所詮「ホッキョクグマ」とか「ツバル」とか、固有名詞的に聞いたことがある「どこかの、誰か」が苦しむんだろうなと、くらいにしか思ったことはありませんでした。
しかし一つ引っかかる部分を見つけた。
永久凍土が溶けると、中に埋まってるメタンが放出されて、温暖化する。ということはもっと永久凍土は溶けて、メタンは出る。
アレアレアレ。なんかどんどん悪くなっている。
(既にシベリアでの状況はどんどん悪くなってきています。)
日本にいると季節の風物詩程度に思っていた台風が世界中で増えて、雨が振るだけじゃなくて干ばつがヨーロッパ・インド・アフリカで大規模に起きたり、グリーンランドが信じられないスピードで溶けている。
それだけじゃない。干ばつが起きると、食糧は生産できず、水はなく、したがってその場所に住み続けることはできない。「気候難民」って呼ばれる人たちが世界中で生まれる。
調べれば調べるほど、出てくる惨状に言葉が出なかった。
果たしてこれからの世界で、自分は安心して子供を育てられるのか?自分はその未来で家族を持っていいのか。
不意に疑問に思いました。
それと同時に途轍もない怒りが湧いてきました。何で、今までの世代が当たり前のように享受してこれた、家族をもつ権利が自分たちだけ脅かされなければならないんだ。今の世界を作ってきた大人たちが死ぬ頃に、僕の子供たちは痛い目を見る。
そんな不平等なことあってたまるか。
みんな誰かの息子で、娘で、兄弟で、姉妹で、父母で、祖父母だ。
その命のリレーの中で愛を育める、そんな世界を求める権利は誰にだってあるはずだ。
自分自身が、そして自分が安心して家族を残せるような世界を作るために、何かをしなければいけない。
2年前のこの季節に、抱いた強い怒りと熱が今も自分を貫いています。
未来とか、気候とか、大きなこと偉そうなことを言っているように思えるかもしれないけれど、僕が欲しいのは、家族と安心して過ごせる未来です。
取り留めもなく、話してしまったけど、そんなモチベーションに動かされて、今もFridays For Futureという運動に関わっています。
誰だっていろんな価値観があるし、色んなモチベーションがあるけど、一例として自分の話をしたかった。
次はもう少し詳しく世界のことを話してみようと、思っています。