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はじめに

2016年4月より、松戸である芸術家滞在施設「PARADISE AIR(パラダイスエア)」にてエデュケーターとして活動することとなりました。

パラダイスエアは2013年からスタートし、松戸駅前のパチンコ店「楽園」の上層階にあります。「楽園」の協力を得て、元ホテルだった遊休空間を使用して運営しているというなかなかユニークな施設です。詳細や、活動の履歴はホームページでご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。http://paradiseair.info/

このノートでは、パラダイスエアの日々を綴っていこうと思います。それは、運営に関わる私達だけではなく、少しでも興味を持って頂いた方や、松戸のみなさんに、今なにが起こっているのか伝えるためです。

芸術家、アーティスト、と言えども「人」です。松戸に滞在する国内外のアーティストたちも皆それぞれにユニークではありますが、生活者でもあります。もちろん、馴染みのない方には彼らが異邦人のような特別な存在にみえるかも知れません。それでも、良いと思っています。

私は、彼ら(アーティスト)と皆さんをつなぐ役目でパラダイスエアにやってきた、と思っていますし、常にそうでありたいとまずはじめに書き残します。そっと誰かの方をたたいて、気づいてもらいたい。こんなにも面白い世界があるよ、ねぇねぇ、ほらほら、とそれを知った人が違う人の肩もたたいて欲しい。だから、この春スタートさせるプログラムには「TOUCH」と名づけました。その始まりに、以下のような文を書きました。

となりにあるものに触れてみる。届いていなかったところに届けようとする。見え始めていることにもう少し手をかけてみる。手を叩いてこちらに振り向かせてみる。新しい、スタートとともにもう一度、しっかりと触れてみる。うまくいったら、ハイタッチでもしてやろうじゃないか。街に残し、つながっている「手応え」として。

このノートはパラダイスエアの日々のメモでもあり、気付きでもあり、記録でもあります。残すことによって少しでも未来に繋がってもらえたら幸いです。

photo by Hajime KATO



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