CHASING TRANE : 俺の映画鑑賞記録
CHASING TRANE
2016年
ジョン・シャインフェルド監督
日本国内では先行上映を除いて今日封切りのジャズサックス奏者、ジョン・コルトレーンを描いたドキュメンタリー作品を鑑賞してきました。
多少大袈裟にリマスタリングされた音源はそれぞれの楽器の音もとても聞き取りやすく、ドラムの音色もとても聞き取りやすくなっていました。
質の良い映像と密度の高い音源から、当時のコルトレーンやその楽団員達の演奏を細やかに感じる事が出来る作品でした。
映画内では生前の彼を知る多くの人たちの言葉と、彼のライブショウの映像、写真などをフル活用してコルトレーンを描かれます。
彼を形容する言葉や作品らはコルトレーン自身を色鮮やかに想像させてくれる。
そんな印象でした。
スタッズ・ターケルの聞き取りや、ユージン・スミスが残したメモ書き、録音、写真などを含めて、こうして作品として残してくれる事で「ダイレクト」に彼らの音楽に触れる事が出来るのは本当に有難い限りです。
この映画はだいぶ前から上映情報を積んでいたのですが、先行上映の情報を見逃したちょっとした個人的悔しさもあり(笑
次は前情報のフォローを強め様と心に誓いました。
ドキュメンタリーなどで括られる作品やジャズ音楽の論文、その原資料に触れる事は「一般論」や「感情論」で語られる「ジャズ」から離れて俯瞰して観れる様になります。
誰かの「伝え聞き」だけで判断するのではなく、可能な限り原資料に当たる行為って大切な事だと私は思うのです。
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