父と暮らせば : 俺の映画鑑賞記録
父と暮らせば
2004年
黒木和雄監督
[8月は戦争関連映画を観る!月間]
脚本家井上ひさしさん書いた戯曲を基に映画された作品で、日本の敗戦後3年目の広島を舞台とした内容で、広島の原爆の被害を受けた裕福な市民を主人公としています。
戦時下において、キャラメルや米、酒などを多く持っていたという話からかなり恵まれた裕福な家庭の話だと想像されます。
作品内では被爆した人の被害者としての視点で物事が語られ、強く発光する雷の閃光やカメラのフラッシュへのトラウマや、生き残った自分は幸せになってはいけない。という強い心の傷を表していました。
映画内で見られた「広島の一寸法師」と「父親とのじゃんけん」や、数秒間空に太陽が2つあった。という表現などが心に刺さりました。
裕福な階層の親子を主とした
被害者の目線で一貫して描かれたストーリーは、多くの「日本人」が受け入れやすい戦争関連作品という様に感じました。
原田芳雄さん、宮澤りえさんの演技良かったなぁ。
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