サウルの息子 : 俺の映画鑑賞記録
サウルの息子
2015年
メリシュ・ラースロー監督
[8月は戦争関連映画を観る!月間]
6年前のハンガリー制作の映画で、この1944年10月のアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所が舞台で、同胞のユダヤ人の下石の麻痺を行う「ゾンダーコマンド」として強制労働させられるサウルが主人公。
強制収容所の何と地獄絵図な事か、、。
人を運び、労働者・検体・価値なしの3つに分類され、価値なしは処分される。
その処分は同胞である労働者によって行われたという事実。
強制収容所には身体障害者が含まれていたとの事で、私がその時生きていてナチス・ドイツに捕まった時点で強制収容所行き確定だったのだなぁ。と苦笑いも怒りも虚無感も出てきます。
処分した死体を処理するゾンダーコマンドという呼び方を知ったのはこの映画がきっかけで、アルバイトという単語は労働・仕事を意味するドイツ語が語源となって日本に定着している事に違和感を覚えました。
映画内で強制労働を強いる怒号として「アルバイト」と繰り返し響き渡ります。
アルバイトという言葉が日本に定着した歴史を調べてみると
明治時代に学生が学業の傍らで行う労働の事をアルバイトという隠語として使い、それが後に定着した。
とありますが、出典が分かりませんでした。
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