1年検診 ~下剤3時間 移動1時間~
手術後1年記念の大腸内視鏡検査がやってまいりました。
なにげに待ちわびていた。
もう、半年に1度くらいぶち込まれても良い。
言っとくが、そういう性癖になったわけではない。
一度大病するとね、検査にすごく気を遣うようになるのよ。
結果、大病した人のほうが、健康になってしまう説。
ただ、今回私にはヒジョーに気がかかりなことがありまして。
大腸内視鏡といえば、下剤。
100人いたら99人は、大腸内視鏡のイメージは「下剤」だと言うはず。
たぶん。
以前受けた人間ドックの内視鏡検査は、専用のスペースとトイレがあって、そこでひたすら、ぷっしゃーするわけよ。
入院してたときの内視鏡手術は、個室だったし、なにかあれば看護師さんが駆けつけてくれる、絶大な安心感があったわけよ。
前回、3ヶ月前の定期検診で
おなじみモビプレップさんを渡されまして、
「次回、これを家で飲んでから来てください」
いやいやいやいや
これ飲んだらどうなるか分かってるよね?
そのトイレの頻度たるや、頻尿とか頻便とかそういうもんじゃない。
Youtubeの動画の合間に挟まる広告よりたぶん多いはず。
ただ、私はYoutube Premium契約してるから広告入らない。
Youtube Premiumまじでオススメ。
ファミリープランもあるし。
というわけで、Youtube無料プランに勝つ自信のある私は、病院に電話して助けを乞うたのです。
「すみません。うちからそちらの病院まで1時間くらいかかるんです。
これ飲んで電車乗って移動するとか、漏らす予感しかしないんですけど」
「全部出し切っちゃえば意外と大丈夫ですよ~」
「あの、例えば1日入院させてもらうとか、どこか空いてる場所貸してもらうとかできませんかね…?」
「うーん、採血場の横のスペースを使っていただくこともできるとは思うのですが…」
「ですが?」
「その代わりトイレも共用になりますよ」
「はい。家で飲んできます。」
そうですね、大病院だもん。
トイレ使う人もいっぱいいるよね。
使用中でも別のトイレもありましょうよ。
そこまでの移動ができるわけないんですよ、このモビプレップってやつは。
かくして、家族にもこの情ない姿を見られとうない私は、自宅近くの一人きりの会社の事務所に籠もってこいつと対峙することとなったのである。
しかし、今回、私には秘策があった。
以前、人間ドックで内視鏡検査を受けたときは、前日に食べる検査食というのを渡されるのよ。
昼食とかビスコ3枚って食べる意味あるの??
そう、よく考えたら食べる意味、別にないやん、と。
食べなければええやん、と。
というわけで、今回、検査前日の私の食事は
3食ゼリー飲料。
これで、腸の中何も残らないだろう。
きっと。
この記事目にした内視鏡受ける人、ぜひお試しあれ。
元が少食のくせに、手術の影響でより一層少食になった私
「3食ゼリー、プラス翌日検査の為夜まで絶食」でも、まったく空腹を感じなかった。
入院して1ヶ月の間に10日間絶食を2回繰り返した私、確実にレベルが上っているな。
というわけで、事務所で仕事しながら下剤を飲み続け。
トイレに行く度に壁に正の字を書き続け。
念の為に3~4時間かけてモビプレップを飲み干して。
さらに念の為、紙おむつを履いて。
漏らした場合の替えの紙おむつも持って。
病院に電車で向かったのでした。
つづく