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エッセイ 『仔牛の涙』より「木枯らしが吹きだした」
エッセイ 『仔牛の涙』より
「木枯らしが吹きだした」
2021-11-15
著:夢 明日香
少しづつ色づく
紅葉の季節
落ち葉が枯葉に変わる時
木枯らし吹く日は
冬の始まりを感じてしまう
暖かった秋に慣れきった僕には
寒い一日になりそうだ
朝は手袋にネックウォーマー
真冬の装いで寒さを凌いだりして…
日がさす日中は
ジャケットを着たり脱いだりと
忙しい
こんな日を繰り返しながら
冬への序奏曲が頭の中で
奏で始めている
冬へと連れてゆく
景色の移り変わりに
気まぐれに吹き荒れる
木枯らし
今年の冬は
寒い冬になるのかなぁ?
激しい気候のアップダウンは
歳を重ねると応えますね
でも
凛とする冬の空気は
好きだなぁ。