おじさん美容師の未来
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『おじさん美容師の未来』
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こんにちは。松下です。
近くに海の見えるグランピング施設ができたので、散歩のついでに軽く見学に行ったら思いのほか、おしゃれでいつか奥さんや家族と一緒に泊まりに行きたいなぁなんて考えながら海辺を散歩したら、日焼けがさらに進んだ今日この頃です。
それでは、今日の本題
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『ひとりおじさん美容室の未来』
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この内容は正直賛否両論あると思うんですが、17歳の頃から美容師を志して、いまだに思うことがあるのです。
定年退職を迎えた男性美容師さんと言うのを見たことがありません。
美容室のオーナーさん、いわゆる経営者の方ならわかると思うんですが、
現場で一生懸命働かれている。
50代の美容師さん場合によって60歳を過ぎた男性美容師さんの事です。
この業界に25年いますが、いまだに見たことがありません。50代を過ぎた男性美容師さんを見つけることがなかなか難しいのが現状ではないでしょうか?
では、男性の美容師さんは一体どこへ行ってしまったのでしょうか?
実際に詳細なデータは見つからなかったのであくまで様々な美容師さんを25年間美容業界で見てきた私の主観になりますが、
大体この4つに当てはまるかと思います。
①独立開業しスタッフを雇用しながら多店舗展開経営
②独立開業しひとりサロン経営
③ある程度の規模(5店舗以上)のサロンで経営幹部又はマネージャー・執行役員
④転職(35〜40歳頃、営業職や物流タクシーの運転手等)
以上4つかなと思っています。
どれが正解とかは無いですが、
それぞれにメリットとデメリットがあるのは
何となく勘の良い方は気づいているかも知れません^_^
①独立開業しスタッフを雇用しながら多店舗展開経営の場合
他店舗経営できている時点である程度勝ち組みたいなサロン経営者の方です。
メリットは、
労働から抜けることが出来る。
ある程度黒字であれば、キャッシュにゆとりがでる。店舗売却など出口戦略が描ける。
デメリットは、
独立、離職、求人採用等人系の悩みが尽きない。組織構築にリソースを取られてしまいがち、事業拡大の辞めどきがわからなくなる。
店舗の数によっては、売却がうまくいかない場合があり出口戦略が不透明になる。
②独立開業しひとりサロン経営の場合
メリット
人系の悩み無し。
ストレスが少ない。
自分の事のみ管理できれば良いので
シンプルに運営できる。
デメリット
自分に何かあった場合は、即終了。
経営リソースが少ない。
休みが取りづらい。
売上に限界がある。
③ある程度の規模(5店舗以上)のサロンで経営幹部又はマネージャー・執行役員の場合
メリットは、
以外と給料は良い。
オーナーほど責任が無い。
ある程度立場かあるのでやりがいはある。
デメリット
45〜50歳くらいになると仕事が無くなっ行く。
会社によっては老後不安はなくならない。
社長に何かあったら共倒れ。
今更再就職できない。
④転職
(35〜40歳頃、
営業職や物流タクシーの運転手等)の場合
メリットは、
美容業界のあるあるみたいな状況から変更できる。
売れてない美容師だったら転職した方が給料があがるし休みも増える。
デメリットは、
学歴はほぼ高卒と変わらない為 あまり良い就職先は少ない。
美容学校費用が回収不能になる。
肉体労働になりがち。
もちろん、これが全てではないのですが
以上がざっくりした『おじさん美容師の未来』かなと思っています。
この中で最近多いのが②の
『ひとりおじさん美容室開業』
僕の実際の経験上はかなり
危険な独立開業になるので少しお話しします。
実は、僕の母が1人美容室をしていました。
私が高校受験の頃、子宮系の病気になりサロンを一時期閉じる事になりました。
もちろん売上ゼロ。
医師からは1年は仕事しないで療養する様にと言われていました。
幸い、父は大きな会社に勤めていた為、世帯で収入が無くなる事はなかったのですが 私は家族の助けになればと高校入学と共に引っ越し屋のアルバイトを始めました。
更に
自宅兼サロンだったので固定費は最小限でした。
ただ 急に襲いかかってきた家族の不安に16歳の私は何とも言えない気持ちを経験しました。
ひとりは気が楽ですが
リスクは計り知れない。
何かあったら即退場になる。
というのが私の経験から言える事です。
世帯の大黒柱の場合は、リスク回避の為保険に入っておいたほうが良いと思います。
自分も44歳になり
出口戦略を考えながら
事業構築することの大切さに
改めて気付かされる過去の経験でした。
私のnoteをご覧になっている方には
いち早く共有したくて書きました。
今後の皆さんの人生軸に照らし合わせた
出口戦略の設計に少しでも役に立ったら幸いです。