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#003 今の理想は海外・東京・沖縄の三拠点暮らし。「変わる世界と私」を楽しく波乗りしたい【伊佐知美の頭の中】

今日のはじまりは、タイトルからちょっぴり遠そうな場所から始めてもいいかしら。そういえば昔ね、スケジュール帳(手書きのね、古い)が埋まっていないと、不安になる時期があったの。というか、人生通してそうだった気もしていてね。

幼い頃、家族は「知美(私の下の名)がぼーっとしているのを見たことがない」とよく言っていたし、歴代のパートナーも大体そんな感じの感想だったし、私自身も「暇だなぁ」と思いながら空を眺めた、みたいな記憶が、そんなにない。

大体、空や星、夕暮れや朝日を見ていても、「撮るぞ!」とか「ん〜〜次何しようかな」とか考えちゃったり、「ゆったりを満喫する」という才能に乏しいのか、静かに「ただ見る」という行為に没頭できずにそこにいる。

沖縄本島のすきな街・南城市から見る朝日

全体として、多分なのだけれど、「空白が怖かったのかなぁ」と予想している空白は、自分を見つめなければいけない気持ちになる。隙間があれば塗りつぶしたいし、ぼーっとするなら考え事をまとめたいし、余暇があるならどこか近所でもいいから、「新しい場所」に出かけて「知らない会話」がしたかった。

……はずなのに、最近、とみに私は「余白がほしい」と願っている(余白って大切すぎじゃない?長くなるので今回は割愛するけれど)。人生って不思議よね。最初に抱いた夢を頑張って叶えにいったと思ったら、夢がなくなるわけじゃなくて、ちゃあんと次の夢が生えてくる(生えてくる?)し、暇を恐れて避けていたはずのに、今度はその暇がきちんと欲しくなる。

最近訪れた、ハワイの「クアロア・ランチ」という映画『ジュラシックパーク』撮影地にて

今日はなんだか、そういう「時間が経つにつれて変わってゆくよね」という話と、「現在地」の話ができたらいいなぁ、と思ってやってきた。

ちなみに今は、やっと一息、締切やタスクや忙しい頭の中の声から逃れて、お気に入りの近所の美術館の、日当たりがいい2階のカフェに落ち着いたところ。「伊佐知美と古性のちの頭の中」は、まだ始まったばかりだから、私たちもトンマナやリズムを探り探りなのだけど、早くもこのnoteを書く時は、静かになれてよき感じ。この時間も、これから私の「ひとつの余白」になってくれるといい。

大好きな街、スペインのバルセロナのサグラダ・ファミリアのステンドグラスの光は、午前と午後で色が変わる。これは夕方16時頃のオレンジ色。すき

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先日ののちちゃんの1記事目を読みながら、「あぁ、彼女も人生を重ねるごとに、変わっているという自覚があるのね」となんだかほっとする気持ちになった。ほっとした、というのは、「多分みんなそうなんだろうなぁ」と確認した、ということだけれど。

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