#037 私の行き着いた「人間」の取り戻し方| 古性のちの頭の中
「HSP」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
意味は知らないけれど、聞いたことがある、と言う人は多いかもしれない。別名「繊細さん」とも呼ばれるこれは、生まれながらにして人間に備わっている個性のようなものだ。
人よりも敏感にものごとを感じ取ってしまう。
20人に1人くらいの割合で人間界に存在すると言われていて、動物の中にも存在する。例えば、群れで暮らしている動物が、食事中に自分の天敵である動物に狙われているときに、いち早くその状況を察知し仲間に知らせることができるように作られた、いわば生存するための司令塔のような役割がHSPなのだ。
いま人間界には私たちを脅かす天敵はあまり多くないけれども、きっと昔々まだ狩りをしていた時代、この役割がわたしたちにも必要だったのだろう。そう思うとなんだか先祖から受け継いだもののようで、愛しい。
3、4年ほど前に私もこの言葉に出会い、「もしや」と思い専門のカウンセリングを受けたことがある。確かにHSPの気質が私にも備わっていた。
だからそれをどうするのだ、と言うわけでは無いのだけれど、自分のことがよりわかるようになった気がする。
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