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幸せを考えるジレンマと、突然の訃報と
先週の火曜日に、預かっていた子猫のよんゆんカップルが我が家を卒業しました。
約2ヶ月我が家に滞在していて、情もすっかり湧いてしまったので、いまだにお別れを思い出すと切ない気持ちになります。
よんゆんの二匹はこれからシェルターで保護猫カフェでデビューする準備をして、里親さんを探します。
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よんゆんをお返しすることは、予定にはなく急遽決まったことでした。
実は子猫を預かっている間、ぽてとの体調がどんどん悪化していき、このまま子猫の預かりと両立することでぽてとの健康を著しく損なう可能性があるのじゃないかと思い、たくさん悩み、いろんな方に相談して、団体に相談の上ヨンとユンを早めに預かり卒業することを私たちが決めました。
ヨンは真菌が一部残っており、このままお店デビューはできなかったため、お店のシェルターにお世話を引き継ぐことになりました。
ぽてとはヨンの真菌がかかとにうつってしまい、消毒することで快方には向かっていましたが、今度は目が腫れ、二種類の目薬を一日7回打つという状況になったり、その後水のような鼻水が出てくしゃみが頻発したり、おそらく子猫から何かもらってるか、アレルギーか、ストレスだねと獣医さんにみてもらってそう言われました。
ぽてとはもともと右目が白く濁っていることもあって、恐らく猫風邪に敏感な反応が出やすい子なのでは、と獣医さんとも話していました。
子猫は平然としていて、とっても元気でたまにくしゃみをしたりする程度でしたが、子猫は風邪を引きやすいので、子猫には軽い風邪でも、ぽてとがもらってしまうことでより顕著な症状になってしまったのかもしれません。
ヨンの真菌治療に加えて、ぽてとの原因不明の症状のお世話で、私のキャパがかなり猫に注がれるなか、ぽてとがとうとうお腹になめこわしハゲを作ってしまいました。
それに気づいたとき、もうこのまま子猫の預かりを続けることは難しい、ぽてとのために団体に相談して引き継いでもらおうと決めました。
しかし、ぽてとの体調面ではストレスがあったり、子猫によって風邪をもらってしまったり、健康的にはデメリットがありましたが、ぽてとはヨンとユンととても仲良くしていました。
以前預かったくるみちゃんの時は見せなかったような、先輩の顔をするようになり、子猫をよくなめてあげたり、一緒に遊んだり、姿が見えないと探したり、ぽてとの気持ちとしては子猫と一緒にいたかったんだと思います。
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ぽてとの安全のために、子猫をぽてとから離してしまうけど、それは恐らくぽてとに寂しい思いをさせる選択だと言うジレンマに、とても葛藤し罪悪感を感じました。
ヨンとユンにも、二匹はとても元気で仲良しだから、きっとシェルターでもうまくやっていけると信じて引き継ぎましたが、きっと二匹は我が家でぽてと先輩のいる環境で、少しでも長く過ごす方がのびのびできただろうなと思うと、猫たちに本当に申し訳ない気持ちになりました。
少しでも快適でのびのびした暮らしをさせてあげたいという気持ちと、猫たちのお世話のキャパを考えて安全を最優先にするということが、時に相反するという局面が多々あって、今回はまさにそうだったんだと思います。
これでよかったのかな、と時おり罪悪感で悲しくなることがあります。
そんな中、昨日実家の猫ちびの訃報が届きました。
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ちびは弟が拾ってきた子猫で、私が上京してしまった後に実家にやってきた猫でした。
なので、私は帰省するときだけかわいがっていただけで、何もできなくて申し訳ない気持ちですが、たまにしか帰らない私にもちびは甘えてきてくれる臆病で甘えん坊で食いしん坊な愛嬌のある子でした。
妹から聞いた話だと、リンパ腫がわかってから半月で、あっというまにいってしまったそうです。
実家にはもう一匹、ももという猫がいて、ももの方が年上なので、先にちびがいってしまったのか…ということにもとてもびっくりしましたが、
幸せな気持ちをくれた子たちが少しずつ向こうへ旅立っていくことに寂しさを感じています。
猫と関わる生活を今送っていて、
この数週間で出会いと別れについてものすごく考えさせられる出来事が続き、
少し感傷的な気持ちになっています。
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猫はそこにいてくれるだけで、なんだかほっこりさせてくれるし、友人との思い出を作ってくれたり、場をなごませてくれたり、孤独を癒してくれたり、言語かできないいろんなものをくれる存在だと思います。
そんな猫たちと、限りある時間を過ごせることに、
もっと楽しい時間を一緒にたくさん過ごせるように、
強くありたいなと思った11月の終わりでした。
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