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新婚旅行でアラスカに行った話 #6

どーも、いさなです。新婚旅行でアラスカに行った話、第六回です。

最近暑くなったり寒くなったりで体調崩しがちですが、食欲の秋ということでおいしいものを食べて頑張りましょう。ちなみに僕はワイフィーが作ってくれる栗ご飯が大好き。

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(新婚旅行に行く準備段階の話から順に読めます)

7日目の行程

アラスカ滞在7日目はワンダーレイクキャンプグラウンドに丸一日滞在します。ここにきてようやく、のんびり過ごすことができます。

前日にトレイルの方には行ったので、この日はワンダーレイクへ足を運びます。

ここで、アンカレッジにて購入した釣具を使って魚釣りにチャレンジしてみます。情報ではグレーリングやパイクなどが釣れると聞いていたのですが、まわりには誰一人釣具を持っている人はいません。大丈夫か?

やることといったらそれくらいで、後はごはん食べてのんびりしたり、明日からのバックカントリーに向けて、行動計画を確認します。

ワンダーレイクで釣りにチャレンジ

朝食を済ませたら早速釣具を準備します。釣り自体ほぼ初めてなので、釣り糸を結ぶのにも一苦労しました。

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うまく出来ました。釣り糸は普通に"硬結び"とかしちゃは駄目なんですね。リールの仕組みもはじめ全く理解できなくて焦りました。

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空はどんより曇ってます。昨日クマが出たのはこの道とのことで、だいぶビビりながらワンダーレイクへ向かいます。ところで、外国人は日本人に比べて本当に気さくというか、コミュニケーションのハードルが低くて、釣り具を持って歩いていると「釣り行くの?いいねぇ!」とか「君が夕飯にありつける事を願ってるよ」とか、めっちゃ話しかけてきて、ほっこりします。

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キャンプグラウンドから20分程歩いてワンダーレイクに着きました。ワンダーレイク、めっっっちゃ遠浅でした。

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ボートやカヌーが無いと魚を釣り上げるのは難しそうです。一応何回か投げ込んでは見たものの、即根がかりするか水草が引っかかります。

たまたま通りかかったレンジャーに話を聞いてみると、ワンダーレイクの北側は多少は浅いのもマシになるから、そっちなら釣れるかもという情報をゲットしたので、午後はワンダーレイクの対岸まで足を延ばす事に決めました。

帰り道で動物に遭遇

昼食のためにワンダーレイクからテントへ戻る途中、道の脇に気配を感じたのて恐る恐る振り返ると、居たんですよ、、、猫が。

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こいつはLynxという猫で、日本名だとオオヤマネコというそうです。

シュッとしてますね。

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レンジャー曰く、リンクスはなかなか見れないタイプの動物らしいです。ラッキー🤞
熊じゃなくて良かったです。

バックカントリー中の作戦を立てる

僕は昼食の準備、ワイフィーはバックカントリーで使う地図に磁北線を書き込んで、ルートの確認をしています。

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地図上の北とコンパスが指し示す北にはズレがあるので、補助線を引いておくのです。アラスカは日本に比べて緯度がかなり高いので、磁北線の傾きが大きくなっておおっという感じです。

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昼食は硬くてしょっぱい加工肉のトマトスープパスタです。デナリ国立公園滞在中に作った料理の中ではこれが一番美味しかったです。8月とはいえ朝晩や曇りの日はかなり冷え込むので、暖かいものが食べられるようにしておくのは重要だと思います。

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バックカントリーの行動計画

ここで、翌日から2日間かけて行うバックカントリーキャンピングの計画を紹介しておきます。

こちらがパーミットを取得したユニット34の地形図です。(罫線は1マイル(1.6キロ)間隔)

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8日目の早朝に地図上南西のエリアでキャンパーバスを降り、パークロードからオフトレイルに入り、丸2日かけて北東のパークロードへエスケープします。

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パークロードを出ると約1マイルの平坦なウェットツンドラが川まで続いています。この川はムースクリークといい、連日の雨で増水していることが予想されます。この川を渡渉し、出来るだけ平坦な道を選びながらマウントギャレンに登ります。レンジャーの情報ではこの山はドライツンドラなので、歩きやすいとの事です。この山のピークから、一気にムースクリークまで下ります。

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マウントギャレンを降りたら、ムースクリーク沿いに可能な限り北上して、キャンプします。1日目に出来るだけ距離を稼いでおきたいところです。

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2日目はムースクリークに沿ってひたすら北上します。可能な限り北上しつつ、適切なキャンプ地を見つけ次第ステイし、バックカントリー最終日の朝に備えます。

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3日目の朝から川沿いを歩いてパークロードへエスケープします。この時、どちらの川を選ぶべきか判断が必要かと思われたのですが、左側のリトルストーニークリークは水量が多く川幅があり、渡るのは困難なので辞めるようにレンジャーから忠告されました。公園内の死亡事例で最も多いのはグリズリーとの遭遇ではなく渡渉中の水死らしいので注意が必要です。

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エスケープ予定地には10:30にキャンパーバスが通過するはずなのでそれをヒッチハイクします(キャンパーバスはヒッチハイクしてもよい)。このバスに乗り遅れると日本に帰国する飛行機に間に合わなくなるリスクが非常に高まるので絶対に逃すことが出来ません。

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天候不順、道迷い、グリズリーとの遭遇、渡渉など、リスクを上げたらキリがありません。これまでの人生で最も危険な3日間を過ごすと言っても過言ではありません。一体どんな冒険が待ち構えていたのか、次回以降のレポートもお楽しみに。

カンティシュナ側で釣りに再チャレンジ

昼食後に最寄りのバス停からカンティシュナ(ワンダーレイクよりさらに奥にあるパークロードの終点)行きのバスに乗って15分ほどでワンダーレイクの北側に到着しました。もし天気が良ければ湖に映るくらい綺麗にデナリが見えるそうです。日本で言うところの逆さ富士的な感じですかね。

北側はマシだとの事でしたが、見ての通りこっちも浅いです。

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結局、釣果は水草だけでした。悔しいし、このままだと釣りを嫌いになってしまいそうで勿体ないので、今度淡路島あたりに釣りしに行こうと決めました。

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今夜もレンジャープログラムに参加

昨日のレンジャープログラムがいい雰囲気だったので今夜も参加することにしました。今夜は犬ぞりの魅力をレンジャーが語るという内容でした。ワイフィーはかなり犬ぞりに興味を惹かれたみたいなので、今度の旅行はグリーンランドになりそうです。

夕方から雲が晴れて来たのでもしかしたら明日晴れるかも?

レンジャープログラムの最中から、明らかに空が明るくなって来ました。レンジャーも「このままいけば夜のうちに晴れて、明日の朝はデナリが見えるかもしれない」と興奮気味に話していました。

↓こちらは寝る前に撮った写真ですが、昨日同じ場所で撮った写真(前回の記事参照)と比べると雲の切れ目が確認できます。

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7日目のまとめ

ワンダーレイクでの釣りは残念ながら上手くいきませんでしたが、これはこれで楽しかったのでオッケーです。ゆっくり流れる時間の中で、明日から始まるバックカントリーの準備を整えました。ワンダーレイクキャンプグラウンド滞在中は残念ながらずっとどんよりとした天気でデナリを見ることは叶いませんでしたが、もしかしたら明日はデナリを見ることが出来るかもしれません。

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ISANA
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