見出し画像

新婚旅行でアラスカに行った話 #3

どーも、いさなです。
引き続き新婚旅行でアラスカに行った話をお送りします。

前回ついにデナリ国立公園にたどり着いた我々のミッションは、いよいよ残すところバックカントリーパーミットの取得とキャンパーバスの取得のみとなりました。天候不順などの不安要素は残っていますが、果たしてどうなるのでしょうか

前回の話はこちら

マガジンはこちらから

4日目の行程

アラスカ滞在4日目のメインミッションはバックカントリーパーミットの取得と、キャンパーバスの予約です。それができれば後は国立公園を満喫するだけ!

バックカントリーパーミットの取得

早起きして昨日使ったのと同じシャトルバスを使いビジターセンターへ向かいます。

宿の受付にバスの時刻表があって助かりました。

画像1

ちなみにこの日は雨だったのですが、デナリ国立公園の公式ホームページに載ってる天気予報を確認すると、雨が続く模様。昨日の道中はとてもいい天気だったのに、、、
はたして我々はデナリを見る事が出来るのでしょうか

画像2

早めについたのでビジターセンターの前で朝ごはんにします。

ワクワクソワソワしながら開くのを待ちます。

画像3

このロゴは環境に配慮した省エネな建造物を認可したものらしいです。

画像4

建物の裏手にまわると、自然光を効率よく取り入れるための窓と、太陽光発電パネルが一体になっているのが分かります。(写真左側)

画像5

さて、8時丁度にビジターセンターが開いたので、入り口入って左手にある窓口で申請用紙を出します。パスポートとか、緊急連絡先とか、持ち込む装備の内容など、結構項目多いです。背面にあるホワイトボードには、各ユニット各日にちの残りの入場可能人数が書いてあります。

画像6

申請用紙を提出し、教育用ビデオを見ます(各国語の字幕が出せます)。ベア缶の使い方から熊に遭遇した時の対処法、渡渉のやり方、トイレのやり方などたっぷり1時間近くあるビデオです。ホームページからも見れます。

ビデオを見たことをレンジャーに伝えたら行きたいユニットを指定します。僕たちは当初の狙い通りユニット34を予約する事が出来ました。事前に公式ホームページで調べたところ、初心者向けユニットのなかでもいくつかのアラスカらしい景観を楽しむ事ができ、かつ天気が良ければデナリが見えるという、魅力的なユニットです。
ここでレンジャーから地形図を購入し、バックカントリーの間どのルートを通ってどこへ行き、どうやってエスケープするのかの作戦を立てます。
そして最後に注意するべき項目について、レンジャーと復習します。
・テント↔︎炊事場↔︎食料置き場の三箇所を三角形に配置しそれぞれ100メートル以上放すこと
・行動中のお喋りは自分の存在をアピールして動物を遠ざけるので出来るだけうるさくすること
・熊に遭遇したら絶対に背を向けず目を合わせたまま後ずさること

この3つを肝に命じてレンジャーと別れました。

DENALI BUS DEPOTでバスを予約

位置関係が伝わりにくいので実際に使っていた地図をスキャンして載せます。左下がビジターセンターで右上がバスデポです。

画像7

※↑の動画は前日に撮影したものです

デナリバスデポにて、翌朝に乗るキャンパーバスを予約しました。バスの予約の際に乗車するバス停を指定できるので忘れずに指定しましょう。僕らは今夜ライリークリークに泊まるので、ライリークリークのバス停を指定しました。ちなみに、バスの座席は指定出来ないのですが、いい席と悪い席があるのでなるべくなら始発バス停を選択しておくのが吉です。
建物入って左手奥に給水所があるので、水を調達しました(無料)。水筒を持ってない人の為にボトルも用意してくれています(気に入ったらギフトショップで買ってねって事なんでしょうね)。

画像8

デナリバスデポには(僕の知る限り)公園内で唯一のコインロッカーがあります。テントやベア缶、今日食べない食料など不要な荷物をコインロッカーに預けました。25セント硬貨が居るんですが、スタッフに言えば両替はしてくれます。
釣竿はコインロッカーに入らなかったので倉庫に置かせてもらいました。

画像9

マウントヒーリートレイルはキツいけどめっちゃ良い

バッチリ準備が整ったので、マウントヒーリートレイルを登ります。往復で4時間の行程です。

画像10

登り始めは低木の針葉樹林、通称タイガが続きます。

画像11

昼食はハムチーズサンドです。持参した食料の中で早く痛みそうな食材から消費しようと言うことで、ここ何回かの食事はずっとハムです。チーズはデナリバスデポの売店で買えます。

画像12

エントランス付近のトレイルの中では上級者向けとされているだけあって、後半はかなり勾配がありました。

トレイルのゴールに着く頃には雨も止み、周囲が明るくなってきてました。

画像13

山頂でコーヒーを飲んで一服したら、来た道を戻ります。

天気が良くなって来たので登りに来るほかのお客さんと沢山すれ違いました。

降りた頃には虹が出てました。これは明日晴れるのでは?と期待感が高まります。

画像14

一旦バスデポに戻って荷物を回収し、今夜から明日にかけての水を調達して、ライリークリークキャンプグラウンドにチェックインしに行きます。

画像15

デナリ国立公園に訪れた危機

ライリークリークにチェックインしようとしたところ、なんと翌朝乗る予定のキャンパーバスが土砂崩れの影響で入り口から30マイルより先に行けないことが発覚しました。

つまり↓このあたりまでしかバスが運行しないためワンダーレイクキャンプグラウンドまで行くことが出来ないということ。

画像16

苦労してワンダーレイクキャンプグラウンドを予約したのに!この旅行の目的であるデナリを見ることは出来ないの?誰が情報を持ってるの?明日からどーすれば?と軽くパニックに陥りました。いつ復旧するのか聞いても「スペシャルウェザーだから分からない」の一点張り。とにかく、ワンダーレイクキャンプグラウンドまで行くのは不可能だから、明日のスケジュールを変更しなさいとの事なので、取り敢えず現時点でバスで行けるサンクチュアリリバーキャンプグラウンドを一旦予約しました。

トボトボ歩いてテントサイトへ移動し、しょんぼりしながらなんとか設営しました。

画像17

売店で買ったアラスカのビールで涙を流し込みます。

画像18

画像19

晩飯はスパムとパスタを茹で上げて、

画像20

トマトペーストを入れてトマトスープパスタにしました。

画像21

あまりにもショック過ぎて頭がろくに働かないので、今夜は取り敢えず寝て、翌朝早起きして作戦を練り直そうという事で、4日目は終了しました。

4日目のまとめ

バックカントリーパーミットの取得、マウントヒーリートレイル踏破と、計画通り順調に進行していた我々の新婚旅行ですが、土砂崩れによるバスの運行停止により、急遽計画変更を余儀なくされてしまいました。
天気予報では明日は晴れで、それ以降はずっと雨とのこと、我々は無事デナリを見ることが出来るのでしょうか?

いいなと思ったら応援しよう!

ISANA
ブラウザからスキを押すと次回予告が出ます。今後の更新にもご期待ください。