体を温めるために(2)−日本酒の保温効果
アルコールを飲むと、一般的に体が温まります。
冷えたビールはよくないですが、前回紹介したワインや日本酒などの醸造酒は、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒より有効だと言われています。
特に、日本酒の保温効果は優れていて、日本酒造中央組合によると、本酒高砂部屋の力士を対象に、飲んだお酒の種類によって、体温がどのように変化するかをサーモグラフィーで調べてみた実験があるそうです。
それによると、日本酒を飲んだ時には、他のアルコールを飲んだ時よりも長時間、体温が二度ほど高い状態が続くことがわかりました。
出典はこちら
これは、日本酒に含まれているアミノ酸などの保温効果によるものではないかと考えられています。
ちなみに、日本酒のアミノ酸には、グルタミン酸とアラニンが特に多いです。
グルタミン酸は免疫機能の維持や改善に有効なアミノ酸で、アラニンも免疫機能を高め肝臓を守る働きがあります。
ですから、保温効果と相まって健康にとても良いと思います。