甘口の日本酒を選ぶコツ(3)大吟醸 vs 純米大吟醸
よく耳にする大吟醸と純米大吟醸はどちらも吟醸造り、つまりよりよく磨いたお米を、通常よりも低い温度で長時間発酵させる方法で造られています。
両者の最も大きな違いは、大吟醸には(香りを際立たせるために)醸造アルコールが添加されていることです。
醸造アルコールはサトウキビなどを原料にした蒸留酒で、これが混在すると香りの化学物質が溶けやすくなるために香りがよくなります。それと同時に味はクリアになり、やや辛口になる傾向があります。
一方、純米大吟醸にはこれが混在しないので、米の旨みがダイレクトに味わえることでやや甘口になる傾向があります。したがって、銘柄による違いはありますが、純米大吟醸の方が大吟醸よりも甘く感じやすいと言えそうです。
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