好みの日本酒の選び方
日本酒にはいろいろなタイプがあるので、好みのものを探すのはなかなか大変です。
そこで、味&口当たりと香りに注目して、好きなものを選んでみるのも有力な方法の1つです。
ここでは、巷でよく聞かれる「大吟醸」「純米大吟醸」「純米酒」「本醸造酒」を例に、大雑把に分類してみました。もちろん例外もありますが、だいたい以下のような傾向があります。
味&口当たり 香り
大吟醸酒 すっきり(淡麗) 華やか
純米大吟醸酒 しっかり(濃醇) 穏やか〜華やか
純米酒 しっかり(濃醇) 穏やか
本醸造酒 すっきり(淡麗) 穏やか
例えば、すっきりとした味&口当たり(淡麗)で、フレッシュな果物のような華やかな香りの日本酒が好きならば、大吟醸タイプを選ぶとよいでしょう。一般的に、このタイプは食前酒に向いています。
一方、もっとしっかりとした味&口当たり(濃淳)で、ワインのような芳醇な香りを楽しみたいならば、純米大吟醸タイプがおすすめです。
上記のような個性の強い香りは不要で、穏やかなお米の香りの方が好きならば、純米酒がよいと思います。お米の旨味がダイレクトに味わえるため、一般的に食中酒に向いています。
味&口当たりと香りの関係に注目して、日本酒の香味マップを作ってみましたので参考になれば幸いです。