デモンズソウルはエルデンでフロムデビューした人が次にやるべきフロムゲー
デモンズソウル。死にゲーと呼ばれるフロムゲーの記念すべき第一作。ダークソウルシリーズを生み出した偉大な前身作品であり、ソウルライクと呼ばれる作品の原点である。
とかそれっぽく語っちゃったが、私はダークソウルシリーズは一作もプレイしたことがない……!
今回プレイしたデモンズソウルに加え、今後SEKIROもやってみたいと思っているが、そこであえてダクソはやらず、ダクソ以外のフロムゲーは全てやっているのに、なぜかダクソはやったことがないという謎の人間になるのもありかもしれないと思っている。(とか言いつつ多分やりたくなっていつかやっちゃってることだろう)
私のフロムゲーのプレイ遍歴は「ブラッドボーン→エルデンリング→デモンズソウル」となっている。
つまり私がフロムゲーデビューしたのはブラッドボーンでエルデンリングではないのだが、デモンズソウルをプレイしていて「こ、これはエルデンリングの次にやるのにぴったりなフロムゲーだ……!」と思ったのでこの記事を書くことにした。
タイトルでは「次にやるべき」なんて決めつけるような言い方をしているが、ただ私がエルデンの感覚のままプレイしやすいと思っただけなので、皆さまがやりたいのをやるのが一番ですので! 皆さまの選択の一助になれば幸いでございます。
なお、今回私がプレイし紹介するのはPS5版のデモンズソウルリメイクになっている。もしPS5を持っていないという人がいたらこの記事を読んで「デモンズソウルやってみたいし、PS5も欲しい!」ってなってもらえたと!(FF16も出るのでね!)
グラフィックが良い
まず私がデモンズソウルを始めて最初に思ったことは「グラフィックが良い……!」ということだった。きっとエルデンリングのグラフィックで目が肥えた人でもすんなりとプレイできるはずだ。
ここはチュートリアルが終わってから一番最初に放り出される場所。この中世の城感がとてつもなく良くてワクワクさせられる。エルデンリングで例えるならストームヴィル城のようなところだ。
なんかエルデンリングよりグラフィック良く感じるのは気の所為だろうか……? PS5独占だからか……? 私はあまり機械方面には詳しくないが、やはりPS5ともなればマシンパワーの高さもあって、見ていて気持ちがいいくらいきめ細やかなところまで描写されている。
背景やマップ、細かい装飾や瓦礫、城壁の崩れ具合、オブジェクトひとつひとつの構造など、世界観や文化的なモノが気になって、舐めるように見て味わいながら探索してしまう。それぞれがこの世界観に没入させるアクセントになっている。
エルデンリングの場合は、オープンワールドだったのもあって良くも悪くも大味であったのに対し、デモンズソウルは箱庭型なので全体的なボリュームでは劣るものの、それぞれのダンジョンがそれを感じさせないよう細かいところまで作り込まれている。
フォトモード
なんとこのゲーム、フォトモードが付いている……!
昨今はいろんなゲームにスクリーンショット用の機能が付いたりしているが、撮影の自由度が低くて使い勝手がよろしくないものが多い。少なくとも私が触ってきた中には、申し訳程度に付けたように感じるものが多かった。
しかしこのデモンズソウルのフォトモードはまさに「こういう風に撮ってみたい!」という願望を叶えてくれるのだ……!
伝わる人であれば、例えばFF14の”グループポーズ”に似たタイプの機能といえばわかるだろうか。
カメラの可動範囲が広く、撮影している間は時間が止まってくれる。フィルターやぼかし、遠近、角度を筆頭に他にも非常に細かいところまでいじることができる。
どうしてオープンワールドでフィールドも凝っている最新作のエルデンリングにこの機能なかったの?! と思うぐらい最高の出来のフォトモードだ。マジでなんでなかったの?! ラニ様とか撮りたかったんですけど!
上に載せたマグマのとこのスクショもそうだが、このフォトモードを使って実際に撮ってみたものがいくつかあるので、それを見てもらおうと思う。
なかなか良く撮れているのではないだろうか。
この便利なフォトモード+高グラフィックによって、まさに絵に描いたような最高の一枚を撮ることができる。
ただでさえフロムゲーは難易度が高いためにプレイ時間が長くなりがちなのに、フォトモードという沼によって更に時間が伸びてしまうこと必至だろう。
こちらは同じ場所で、ゲームのイメージアートのような構図を想像して撮ってみた一枚だ。かっこよく撮れているでしょう……!
撮影中は時が止まってくれるのでこんな風に撮ることもできる……!(なおフォトモード解除したらすぐダッシュで退避しないと死ぬ)
火守女
これはまだフォトモードがわかってないときに弓で照準を合わせて撮った火防女ちゃんだ。
”楔の神殿”と呼ばれる拠点(エルデンで言う円卓)にいるNPCで、今作でレベルを上げてくれるポジションのヒロインだ。どうやらソウルと名のつくシリーズに共通して出てくる名前のキャラクターらしい。
ソウル以外なら、エルデンリングのメリナ枠、ブラッドボーンの人形ちゃん枠だ。(SEKIROはプレイしてないからわかりません!)
この子は各マップから拠点に帰ってくるたびにいる場所が変わる。この画像みたいに階段に座っていることもあれば、全く関係ないとこで座っていたり、立っていたり、マップの出入り口で迎えてくれたり、たまに「火防女ちゃんどこなの……?」となることもある。でもその何考えてるかわからないほわほわした感じがかわいいんだ。
日本語だと火守女ちゃんの声優は人形ちゃんと同じ早見沙織さんになっている。とても透き通った良い声をしていて、この荒廃した世界において安らぎと癒やしを与えてくれる。さすがフロムさんは理解ってますわ……!
顔の雰囲気や目隠しなのもあって、どことなく"ニーア オートマタ”の”2B”味を感じさせるビジュアルなのもグッドだ。
そしてこちらがフォトモードで盗撮した火防女ちゃんだ。
包帯のような服からすらっとした脚がお目見え! 裸足で土に汚れてしまっている素足がまた健気に役目を果たそうとして頑張っているのだという感じがあって尊い。
不健康そうな手。髪の痛み具合と明かりの反射具合。服の質感と肌の質感。スクショだとちょっとわかりにくいかもしれないが、ぷっくりとした唇のシワまで細かく綺麗に描写されている。
火防女ちゃんの上から下までを余すことなく描写されているのだ……!
触り心地
火防女ちゃんの話のあとに触り心地というとまるで火防女ちゃんの触り心地の話と思われるかもしれないが、操作性とかそういう話ですからね?! そう思った人変態か!?
操作感
基本的にフロムゲーはどの作品も似た操作だし、エルデンリングとデモンズソウルも操作感は同じ感触だった。
ただ、ボタンの△と✕がちょっと違っている。
”調べる”が△ではなく✕。
”両手持ち”が「△+R1orR2」ではなく△のみとなっている。
エルデンの場合はジャンプ操作が必要だったので、その分△ボタンと×ボタンが変わっているが、全体的に同じだと思う。モーションも多分同じだし。操作量もエルデンリングと比べると多くないので、慣れるのにそう時間はかからない、というか最初から出来るのではないかと思う。
ただ、デモンズソウルに”戦技”と”ガードカウンター”はない。
エルデンリングはこの二つがあったのでパリィが活躍する機会があまりなかったように思う。デモンズソウルはそんなものはないので戦闘スタイルは、回避か、盾で受けるか、パリィするか、ヒットアンドアウェイになる。
だからこそエルデンで培ったモノを試すにはちょうど良いゲームのように思う。
少しパリィに慣れが必要かもしれないが、私の体感だとエルデンよりデモンズソウルの方がパリィがしやすいように感じたし、あとパリィできたときの気持ちよさがたまらないので、なんだかんだ楽しめるしこれもすぐに慣れるだろう。
UI
UIに関してもほぼ同じ。アイテム画面のUIは結構違うが、これもエルデンリングの原型といえる範囲だ。
比べてみるとこんな感じ。
ソウル(ルーン)の位置が右上か右下かの違いくらいで、他は形がちょっと違うだけで場所も同じだし、アイテムや装備の変え方も一緒だ。
そしてアイテム画面はこんな感じ。
装備とアイテムの比較になっていて少々わかりにくいのは申し訳ないが、エルデンはアイテムや装備の数が非常に多いこともあってそれにあったUIデザインになっている。一方デモンズソウルはアイテムの数がそんなに多くないのでシンプルなデザインになっているが、見たい情報はちゃんと見れるようになっているので特に問題はない。
例えるならパソコンのフォルダで大アイコン表示になっているのがエルデンリング、一覧表示になっているのがデモンズソウルだ。(伝われ……!)
デモンズソウル独自のシステム
デモンズソウルにはいくつか特殊なシステムがある。その筆頭として”ソウル体”というものがある。
プレイヤーがこのゲームを開始したときは当然”生身”の状態でスタートするのだが、死んでしまうと肉体を失って”ソウル体”という状態で復活する。
”ソウル体”になると、HPの最大値が”生身”時の半分になってしまうという非常にでかいデメリットを背負うことになる。そして”生身”に戻るにはボスを倒すなど特殊な条件を満たさないといけない。
つまり、どういうことか……?
察しが良い人は気づいたと思うが、このゲームは死にゲーと呼ばれ、何度も死んで覚えてを繰り返し攻略するゲームなわけで……ということは基本的にほとんどの時間を”ソウル体”で攻略することになる。
そんなゲーム性のため、”ソウル体”時の最大HPを1.5倍……50%から75%にすることができる指輪(エルデンでいうタリスマン)の装備がほぼ必須だ。この指輪は序盤で入手できるのでそこは安心して欲しい。
ただ、エルデンリングのタリスマンは最大四個つけることができたが、デモンズソウルの指輪は最大二個までしか装備できない。
他にもいくつか有用な指輪があるので、そのうちのひと枠を潰されるのは結構痛手かもしれない。例えば、時間経過で少しずつHPを回復する指輪や、デバフ耐性を上げる指輪、敵に見つかりにくくなる指輪、得られるソウル量が増える指輪などいろいろな種類がある。
なので私の場合は、結構頻繁に指輪を入れ替えていた。
一見めんどくさいと思うかもしれないが、このゲームは攻略対象によって指輪をころころ変えて攻略していくゲームだと思えば、むしろどの指輪を装備してみるか考えるのも楽しくなってくると思うので、あまり気にならないだろう。
ここまで”ソウル体”のデメリットについて書いてきたが、実はメリットもある。
実は”ソウル体”は”生身”時より攻撃力が少し高くなる。あと敵に気づかれにくくなる……らしい。正直違いを体感で比較できるほど生身でいることができないので、気づかれやすさに関しては調べて知った情報です……!
ただ、正直やってて思ったのはたとえHPが減っていても「エルデンリングほど難しくない」ということだ。
一応ゲームとしてもほとんどソウル体の状態で攻略することを前提として作られていると思うので、実際にやってみるとHP低下がそこまで気にならなくなり、メリットもあるのでむしろ「ソウル体でいたほうがよくね?」と思うようになってきたりもする。
難易度
ゲーム全体を通しての難易度は、エルデンリングをクリアした人だったら全然いけると思う。エルデンリングの場合はボリュームが凄かったので簡単なところもあったが、それ以上に難しいところも多かった。デモンズソウルの場合はその中間くらいの難易度だと思う。
前述したように今作はエルデンリングの”戦技”のようなものはないので、自身の実力のみでの攻略になる。
一方でボスはディレイがなく、強い攻撃をひたすら擦ってくるというようなこともなく、わかりやすい攻撃が多い。なのでエルデンリングで「敵だけ楽しそう」と揶揄されていたような感じではないので、そういうのが嫌だった人には安心していただきたい。
もちろん苦戦を強いられるボスもたくさんいる。しかし今作で難しいと思わされるポイントはボス戦ではない。道中なのだ……!
実はデモンズソウルは”要石”(エルデンの祝福)の数が極端に少ない。というかダンジョンの入口と、各ボス部屋(ボスを倒すと部屋に出現する)にしかないのだ。
なのでエルデンリングのようにボス部屋直前の祝福からすぐにボスに挑戦するということができない。もしボスを倒せなければ再び道中からやり直しになる。
なんていうかデモンズソウルの場合は、道中+ボスまででセットで難易度のバランスが取れていて「道中が難しいところはボスが比較的簡単」「ボスが難しいところは道中が比較的簡単」といった感じだ。
道中を雑にやると簡単に死んでしまうような難易度ではあっても、ガチで丁寧にやれば死ぬことはそうない。ボス戦に挑むときも基本雑魚はスルーで一直線に突っ切ってしまえばいいだけなので、エルデンリングをクリアしてきた人ならそこまで苦戦することもないだろう。
トラウマ
ただ……! 個人的に非常に強く印象に残っている苦戦した場所がある。それが”嵐の祭祀場”と呼ばれるダンジョンの最初のボスを倒してから次のボスまでの道中と二体目のボス。ここが本当に厭らしすぎて非常に鬼畜なのだ。
「ちょっと操作を間違えば簡単に足を踏み外してしまう崖」
「その崖の周りを飛行していて弓でギリギリ届く時があるぐらいの距離から遠距離攻撃を仕掛けてくる大量の雑魚」
「人ひとりしか通れないぐらい狭い一本道エリアで、召喚者を倒すまで無限に湧いてきて、通れないようにしたり挟み撃ちをしてくる魔物」
などなど鬼畜な道中で……ボスに挑む時にどうあがいても雑魚をスルーできないようになっている。
しかもボスも結構強い。いや、もしボス前に要石があって死んでもまたすぐ挑戦できるようになっていたらそんなに難しく感じなさそうだが、実際はボスに挑戦するのも一苦労なわけで、その分一戦一戦の緊張感が凄くて焦らず冷静に立ち回れるかどうかの戦いになる。
正直ここだけはガチで心が折れかけました……。
ただ、その分最高の報酬が最後に待っている。
この2ボスを倒すとすぐ先でこのダンジョンのラスボスとの戦いになるのだが、このラスボス部屋のみちょっとだけ”チートな技”が使えるようになっていて、割りと簡単に倒せるようになっている。
この時ボスと同時に発生する大量の雑魚が一体につき1000以上ソウルを落としてくれるのだ……!
そしてこの雑魚はボスを倒しても変わらず出現してくれて、全員倒すと確か一回に付きだいたい2万くらいになってめちゃくちゃソウルがうまい!
おまけに前述の”チートな技”を使えば無双ゲーの如くばっさばっさと倒すことができるので簡単に行えるし1回1分もかからない。
もし終盤になってレベルアップに必要経験値量が追いつかなくなっても、回復系のアイテムを何十個も買えるので、一気にストレスフリーなゲームになる。
めげずに頑張ってこのダンジョン最後までやってよかったーーー!!!
サイコーーー!!!!!!
フロムさんありがとう!! フロムさんは優しいなぁ……!!!
となった。(まぁレベリングすればヌルゲーになるのかと言われたらそんなことはないんですけどね……)
まとめ
さて、ここまでデモンズソウルがどんなゲームなのか? エルデンリングと比較してどうなのか? あまりネタバレにならない程度に書いてきたが、どうだっただろうか……?
やってみたいと思ってもらえたか自信はないが、もしそう思ってもらえていたら嬉しいし、思ってもらえなかったとしても面白いのは事実なので是非やってみて欲しい。
まぁエルデンリングと同じような感覚で遊べると思うし、オープンワールドであるエルデンリングほどボリュームはないので気楽にできると思う。
まだ書いていなかったが、最初のボスを倒すと4つのダンジョンが開放されて、合計5つのダンジョンを同時に攻略できるようになる。
なので「ここの攻略が一区切りしたら別のダンジョンに行ってみよう!」「ちょっと沼ってきたから、息抜きに別のダンジョンの方進めるかー」という風に、オープンワールドではなくとも比較的自由に攻略することができるので、マンネリを感じることも少ないと思う。
ストーリーもエルデンリングと比べるとわかりやすい方だと思うので、そういう世界観的なものも是非楽しんで欲しい。
PS5独占の作品ではあるが、PS+のエクストラのゲームカタログに入っているので、パッケージを買わなくてもPS5さえ持っていれば手軽にプレイすることができる。なんて良心的なんだ……!
私の場合はこのゲームカタログに入ってる作品の中にやってみたいゲームがいっぱいあるのでマジでめちゃくちゃコスパがいい。
マジでめっちゃいろんなゲームがプレイできるし、特にデスストとかツシマとかKHとかジャッジアイズとか龍が如くとかStrayとか……FF14で忙しくて見送ってしまった作品をナギ節の間に遊ぶことができる。今回のナギ節はポケモンSVとデモンズソウルが出来て満足でした!
なので私みたいに「FF14をプレイしててナギ節の間にいろんなゲームをやりたい!」って人におすすめです!!(めっちゃピンポイント)
もちろんそうじゃない人でもおすすめです!!
まぁこの記事を投稿した本日1/10はFF14のパッチ6.3が来るんで、ヒカセンはみんな忙しくなっちゃうんですけどね……。
だから ワタシは 6.3で
夢にまで 見た
エウプロシュネへと 旅立とうと 思う
ここまで 読んでくれた みなさん
すこし さみしいが お別れだ
ボン・ボヤージュ!(転移装置に吸い込まれながら)
デモンズソウル全く関係ない話とネタで締めてすみませんでした!!
毎回締め方で悩むんです! ありがとうございました!!