僕が私になった理由
VRChatでの出会い
そもそも僕が私に、というのは何の事なのか
一言で言うと、VRChatを勧められて始めた2023年1月3日
僕はそこで衝撃の出会いをした
なんかめっちゃ可愛い声の女の子いるんだけど!?
そう、出会いは突然にやってきたのだ。vrchatは男性8割の世界。その世界で女性ユーザーと遭遇。いる所には居るんだなぁ
そんな事思って居たら衝撃の事実
「その人男だよ?」
女性声が出せる男っていう存在はきいたことがあった
しかしそれはどこか遠い世界の話…と、思っていたのに
それが目の前にある
「興味深い、実に面白いね…さぁ、検索を始めよう」
緑の右側担当の子よろしく、ウキウキで両声類について調べ始めた僕。色んなやり方があり、動画があり…よくわからない!!
って事で、vrchatの中を探すことにしたのだ。ノーヒントで不親切が当たり前のSFCの神ゲーがごとく、色々な人に両声類が集まる場所を教えてもらい、vrchatの接客イベントに脚を運ぶこととなったのだ
しかし、一向に両声類のキモ、女声の出し方を教えてくれる人は居なかったのである。
そう、みんな深く考えないで自然体にやっていたのだ。
じゃあどうしたらいいの!?そこに1冊の救世主がやってくる
完全合法ロリアニキことあまちじょんこ氏の著書「Kawaiivoiceを目指す本」である
ながい練習が、はじまる
書籍を購入したのが2月頭、そこから本を読み練習をするが、全然可愛くない
気持ち悪いおっさんの裏声、というか奇声…
えぇ…これどないなっとるん…???
と、紆余曲折して居たところ、同年4月に女声練習会Dissonanceに出会い通い始めるのであった
和気あいあいとした雰囲気の中での練習。
しかし、僕には1つ足りない物があったのだ。
どうなりたいのか、どうしたいのかという目標が見つからなかったのだ
そんな漠然とした中の5月、噂の超素敵な純和風イベントへと行くことが出来た
素敵な接客、優雅な舞、大好きな和のテイスト…後で知ったが、この世界観…昔やっていた創作のキャラの設定とそっくりなのである
決めた、ここでキャストをやる!!
そうと決まれば早速練習だ!!!しかしどうしたら良いんだろうね???
暗中模索の日々は続く…
プチトラブルと匠との出会い
そんなある日、とある両声類の人に僕は練習も声も全部否定されてしまった。なんなら人格も否定された。そういう人っているよね…
悔しかった?悔しかったのとは違うけど、絶対上手くなってやろうって気持ちになった。
と、同時に自分ではどうしようもない事に気づいたのだ…
そんな中、イベントのアフターで両声類ボイストレーナーの存在を知る
後の大恩師となる師匠、じゃがりこさんとの出会いである
ここが開講したと同時に受講を申し込み、今までの練習では得られなかった数々の気づきを得ることが出来たのだった
地声、基礎のトレーニングの繰り返し。僕はこういう「修行」的な地道な事が好きだった。性に合ってた。
成果はなかなか出なかったけれど、すごく楽しい練習の毎日を送っている
女声の最低音が出た!
ある日レッスンを受けていると、突然先生が「あ、それ女声の1番低いとこね」って教えてくれました。え、女声でたの!?まじで!?なんかもうなんかもうすごい嬉しかった
忘れもしない、2023年11月の終わりの出来事でした
僕を捨てないといけない
女声の音は出せた。しかし、ここからの道のりが非常に長く遠く、未だに追い求めているところなのです。
次の段階が地獄の始まりでした…
では次は女性らしい喋り方とキャラ付けのステップです!!
何度も何度も、出来るまで同じセリフを言わされます
ここで声が崩れると、また発声に戻ります
どんどん失われる自信、反対にどんどん熱の入る指導
ここまで来たらなんとか喰らい付いてやってやる…!!!
そんな気持ちで2023年を終え、激動の2024年へと向かうのでした
後編へ続きます