2024年3月21日釣行(タチウオ釣り)
今回の釣行について
はじめに
先月21日に久々に船釣りに行ってきました。ターゲットはタチウオ。
昨年の夏に初めてタチウオの船釣りに挑戦したんですが、あの時の強い引きが忘れることが出来ず…。また、ネット上やお世話になっている釣具屋さんで情報を集めると、冬場(まだ寒かったので冬場という認識ですw)のタチウオは夏場に比べて大型がかかることが多く、数は夏場に比べて上がりにくいものの更に強い引きを体験できる可能性があるということが分かったので挑戦してみようかな、と
お世話になった船宿さん
昨年の夏同様、今回も浦安の吉久さんにお世話になりました。春~初夏の数ヶ月以外は年中タチウオの釣り船を出しているみたいですね。スタッフさんも気さくな方が多くて良い船宿さんだと思います。
使用タックルと仕掛け
所謂「LTタチウオ」用のタックル・仕掛けを使用しました。こちらのページに詳細が分かりやすく纏められていたので説明は割愛。餌はコノシロの切り身を縫い刺しして用いました。
ポイントとタナの水深
第二海堡~中の瀬南を魚探の反応を見て移動しながら釣ったという感じでした。タナは30~50mくらい。
冬タチは70m以深に指示棚が及ぶことがあると聞いていたので手巻きリールを使っている私はビビっていたんですが、何とか手巻きで対応できる水深でとどまってくれましたw
釣果
妻と一緒に釣ってきたんですが、夫婦でタチウオ3匹、ホウボウ1匹でした。
風が強く船も釣り始めから中盤くらいまで結構揺れていたので、なかなか釣りづらい環境での釣りでした。魚の活性もお世辞にも高いとは言えず、誘い方が悪いと全くアタリが出ないという時間帯もありました。ただ型に関しては夏場に比べて圧倒的に良く、かかった時はその強烈な引きを楽しむことが出来ました!今回一番の大物を釣り上げたのは妻でした。
今回の釣行で非常に悔しかったのが水面付近でのバラシが多かったこと。バラシた後の仕掛けを確認すると全て針とハリスの結び目より少し上の箇所のハリスが切れていたので、おそらく合わせが遅すぎて針が口の奥まで飲まれた状態でかけてしまい、上げてくる途中でタチウオの鋭利な歯で切られてしまったんでしょうね…。指示棚付近で上下にシャクりながらコノシロの切り身を水中で漂わせて誘っているとタチウオが食ってくるんですが、最初のバイトは針が掛かっていない部分に食いついていることが多いため、ちゃんと針にかけるために少し待ってやる必要があります。この待ちが長すぎると今回のようなケースが多発するらしいです。うーん奥が深い…。こればっかりは場数を踏んで腕を磨くしかないですね。ハリスを歯で切られてしまうことを防ぐためにハリスの先端に夜光チューブやワイヤーを入れるという対処法もあるようですが、タチウオの警戒心を高めてしまって食いが悪くなるというデメリットもあるみたいです。一長一短ですね。
ゲストでホウボウが釣れたんですが、調べてみるとホウボウって根魚と同じように主に海底で生活している魚なんですね。指示棚は海底から10m以上離れた水深だったので、未だに何故食ってきたのか不明です…w 狙ってもなかなか釣れない魚らしいので嬉しい誤算ではあったんですがw
釣果はあまり奮わない悔しい釣りになったもののいくつも課題が見える釣行だったので、次回以降の釣果アップに今回の経験を活かせればと思います。
動画
今回もGoProを回しながら釣っていたので、釣り上げた瞬間の動画を
釣ったお魚の料理
釣果自体は振るわなかったものの、有り難いことに一緒に船に乗った方々のご好意で数匹タチウオをいただいたので新鮮なタチウオ料理を数日間食べることができました。
色々と新しい調理法にもチャレンジできたのでいくつか紹介します。
タチウオの炙り刺し
ド安定の炙り。前調理した時も思ったんですが、タチウオって炙ると皮と身の間の脂が引き立たせて数倍に美味しくなる気がします。個人的には生でいただくより熱を加えてやった方が好きですね。
タチウオのみりん干し焼き
妻が作ってくれた漬けダレに一晩寝かせ、フライパンで焼いて出来上がり。味も良く染みていて美味しかったですね。みりん干しというとサバのイメージが強かったんですが、白身魚でも全然美味しくいただけますね。
ホウボウとタチウオの肝の煮つけ
船宿の方が「煮つけにすると美味しいよ!」と教えてくれたので、ホウボウは煮つけにしていただきました。肝が取れた個体もあったので、タチウオの肝も一緒に煮つけに。
ホウボウが思った以上に肉厚で、頭を落としただけでは鍋に美味く収まってくれませんでした…そのせいで火の通りが甘い部分があったので、次回釣れることがあれば煮つけはちゃんと3枚おろしにして作ります… タチウオの肝は少し苦みがあったので、煮つけには不向きだったかなぁという印象。肝醤油が鉄板らしいので、次回は肝醤油にしてみようと思います。
タチづくし丼
これが今回最高の料理でしたね。俺釣さんのこのレシピを参考にして作ったんですが、この記事の通りご飯が進む進む!
私の場合は漬けは作っていなかったので、タチウオのお刺身、タチウオの炙り刺しで2エリア作って、そこに漬けタレを回しかけ、刻みネギを散らして卵黄を乗せる、というアレンジを加えました。このタチづくし丼、妻にも非常に好評でした!
タチウオの唐揚げ
前回はフライでいただいたので今回は唐揚げにしてみました。衣に片栗粉を多めに使っているので、唐揚げというより竜田揚げに近いかも。
揚げても安定の美味しさのタチウオ。本当に素晴らしいお魚だと思います。ただ、今回はぶつ切りにした切り身を背骨を切り落とさずにそのまま揚げてしまったので流石に骨が多すぎました…丁寧に背骨も落としていたらもっと美味しくいただけたと思うと悔しい…w 釣り同様、釣ったお魚の料理も精進ですね。
タチウオのつみれ汁
妻作のつみれ汁。タチウオをすり身にしてつみれを作ってくれました。もっと淡泊なつみれ団子なのかと思ったら食べ応えのあるつみれ団子だったのでびっくりしました。味噌汁の具材にしてもらったんですが、つみれ団子が味噌とも非常にマッチしていたので非常に美味でした!
タチウオの明太子入り明太子パスタ
卵を持っている個体も結構いたので、卵は俺釣さんのこの手順通りに明太子にしました。初めて明太子つくりに挑戦してみたんですが、材料さえ揃えば意外と簡単に作れてしまうので別の魚でも明太子を作ってみたいですね
2日間ほど付けた明太子を使って明太子パスタにしてみました。タチウオ明太子だけでは材料が足りなくなりそうだったので、スーパーで買ってきた明太子を混ぜてかさ増し。半分スケソウダラの明太子が入っていたものの、タチウオの明太子が入っていると教えてもらわないと気付かないくらい美味しい明太子パスタでした。
タチウオの出汁で作ったスープカレー
タチウオのおかしらは煮込めば非常に上質な出汁が取れるということで、何かうまく料理に使う方法は無いかなーと俺釣さんのタチウオレシピ一覧を観ていたらスープカレーに使うというレシピが…!出汁も十分量取れそうだったので挑戦してみました。
パプリカ、茄子、ジャガイモをレンジで温野菜に。鶏のモモ肉ブロックを別にフライパンで皮がカリカリになるまで火を通しておきます。それをタチウオの出汁をベースに準備したスープカレーにぶち込む!
美味しい!美味しかったんだけど…スープカレーのルーのキャラクターが強すぎてどの辺りにタチウオの出汁の旨味が活きているのかほぼ感じ取ることが出来ませんでした…w
次回はもうちょっと薄味の料理にタチウオ出汁を使ってみたいと思います。この出汁を使って炊き込みご飯を作ると絶品!という情報を得たので、次は炊き込みご飯に使ってみようかな