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modern-times「美しい庭」

modern-times「ROOTS」
各種サブスクリプション対応!
(「美しい庭」は1曲目)
こちらから!↓
https://linkco.re/MQpmTT1d

【歌詞】
箱庭の中には二つの人形が
向かい合って、並ぶ不思議な光景が
箱庭の中には一本の木が立っている。
眺めている君が
待ち望む、ラブストーリー。

簡単な意味を教えて。
今、そこに立っている。
眩い色合いの世界に
花束を一つ置いといてやくれないか?

箱庭の中の君のうしろにひまわりが
おびただしく並ぶ。キレイな面影が。
箱庭の中には日陰の場所がある。
日なたに立つ君を眺める僕がいる。

簡単な意味を教えて。
今、此処に立っている
曖昧な色合いの世界が
塗りつぶすほどの
橙色に染まっていく。

作詞 ワタナベタカヒロ
作曲 modern-times
演奏 Vo,gt ワタナベタカヒロ
   Ba 冨川"tommy"功喬
   Dr ガテン・キノシタ

【回顧録】
〜概要〜
modern-timesのアルバム「ROOTS」の回顧録となりました。これを書いていますのは改めまして、modern-timesのVo,gtワタナベタカヒロという者です。この前まで書いていたアルバム「Contemporary」の回顧録で思いの外体力を奪われてしまった感が否めない…。文章を書くとはこれほどか…という気持ちになっております。

まぁ、振り返りますと、これを制作したのは以前のアルバム「Contemporary」制作(2015〜2016)から大体2年?くらい経った頃でした。
この間にmodern-timesは分裂をしかけたり、ワタナベがソロに走ったり、トミーくんは東京で社会に揉まれまくったり、キノシタさんはさまざまな打楽器を始めたりするなど、個々人で、なんとなくやり過ごすような日常を過ごしてまいりました。しかし、なんとか、完全なる解散までには至らず、キノシタさんと僕は地道に二人で毎週スタジオには通い、三人が集まれるときには、スタジオに入って、セッションをしたり、タイミングが合えばライブに出たりなどをしていました。
それで、アルバム制作年、2018年にわたくし、ワタナベが満を持して、上京を致しました。ルームシェアという形でわたくし、ワタナベとベースのトミーくん、そして、元・J装差別のY・アラタ・タルパくんの三人暮らしで新しい暮らしが始まり、また、トミーくんはセルフレコーディングのための機材なども取り揃えつつあったことから、同居といういい機会を得て、今回のアルバム「ROOTS」のセルフレコーディングが始まることとなりました。2年でなんとなくたくさんいろんなことがありましたので、書いていきました。そんな概要です。では、曲の回顧録の方に進みます。

「美しい庭」、この曲は多分、2018年の東京に引っ越す(2018年3月)手前くらいに実家でなんとなく原型のようなものを作った気がします。本格的に制作のセッションをしたのは多分、上京後だったので、まさにその期間を跨いでいる曲ということになりますかね?ちょっと記憶は曖昧ですが…。

この曲は作ったきっかけ…とまでは言いませんが、なんとなくインスピレーションを受けた的なものがありまして、テレビでなんか行方不明者を探せ!とか、身元がわからない人の身元をハッキリさせよう!系の番組がやっていたのを観ていた時に、記憶喪失になってしまい、昔の記憶が全く無いという青年が出てきました。なので、彼の記憶の奥底を探ろう!的な意味で「箱庭検査」というのが行われました。これは四角い箱の枠内でミニチュアの模型をただ思うままに配置をしてもらい、その配置から、どういう性格なのか?どういう思いやコンプレックスが心の深淵にあるのか?ということを調べる、なんかそういう検査だったように思いますが、この異様な感じがなんとなく記憶にこびりついていていました。なので、頭の中でその箱庭を思い浮かべながらこの曲の歌詞をつけた覚えがあります。

アレンジ自体はほとんどセッションで決めました。原型のリフからトミーくん、キノシタさんが入ってくるという感じで大した打ち合わせなどもしなかったような感じであっという間にできた覚えがあります。なので、レコーディングも一発録音の形でバンドサウンドは録音をしております。

レコーディングは多分…スタジオで3人、向かい合いながら、お互いの立ち位置にマイクを一本ずつ置いて、お互いが聴こえている音を録音しようという試みをした覚えがあります。それで向かい合う三人の対角線上の真ん中にマイクを置いてという形でしたかね?(探したら、イメージ図見つかりました。)

回顧していた内容と違ったな…。多分、この図の通りにマイクは立てて、一発録音という流れだったかも…。

こちらがその写真。キノシタとワタナベ。全体図ではないので、マイク位置はちょっとわからないですね…。

ボーカルは別録音で、これは東京の家で録音をしたと思います。
と、今思ったら、我々はこれから後もどんどん自宅の方でレコーディングをしたり、歌をうたったり、大声を出したりとなかなかにとんでもない住人だったかと思いますね。一軒家の集合住宅みたいな場所で、隣人の生活音や話し声などガッツリ聞こえてきたりもしたので、こちらの音なんかも多分ものスゴく聞こえてきたでしょうね…。そんな中でボーカル録音はもちろん、アコースティックギターのレコーディングもしましたし、音楽とかもめちゃくちゃ流したりしていました。引っ越したばかりの頃、隣の家の奥様から「うちは子供とかいて、うるさいかもしれませんけど、勘弁してくださいねぇ〜」と申し訳なさそうに言われましたが、完全に謝るべきは僕たちだったかもしれない。しかし、お互いにお互いが遠慮なく騒音を出し続けた(という意識があったのか…?)結果、苦情などは一切来なかった…。今思うと、本当にありがたいですね…。これは…。なぜこんなにありがたいと思うかと言うと、現在の家(一人暮らし)、ギターの音をちょっとでも出したら、すぐに苦情を言われるというような状況なんです…。そんなこともあり、もはや、あの頃はなんであんな言われなかったんだろう?と懐かしく振り返ったりします。ご近所のご事情はいろいろ…ですね。

話を戻しまして、途中のエフェクターではその当時に買ったBOSSのフェイザーを使用しました。「ギュルルルル〜」的なサウンドが良く、スタジオ内でその音が回っている感じが伝われば、幸いかな?という気持ちですね。
ミックスも今回はベースのトミーくんにやっていただきました。しかし、今聴くと、かなり箱感というのでしょうか、その感じがとても出ている感じがあって、良いですね。Room感というのでしょうか?スタジオという限られた空間での録音というのもありますが、狭い空間の中に閉じ込められているという感じが今回の曲に合っているなぁ…とか思っちゃったりしています。

なんか、今回は真面目に書いてしまっている感じがしますね…。この頃はいろんなことがありまして、個人的に殺伐としていた時期だったので、もしかしたら面白いエピソードはないかもしれませんっ!
純然たる回顧録をお楽しみできれば…お楽しみください!なんか…すみません!

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