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modern-times「Sense of Wonder」

modern-times「ROOTS」
各種サブスクリプション対応!
(「Sense of Wonder」は2曲目)
こちらから!↓
https://linkco.re/MQpmTT1d

【歌詞】
「更に乗せないで」彼が叫ぶ
偽りの Sense of Wonder を聴きながら

顔にも出ないで 熱く燃える
カルシウム溶ける時の断末魔よ
いつかのあの娘も 軽くモテる
くらいにはお化粧もちゃんとできる

そうだね いつもアクションはマスクだね
いつから 誰のことも 知らぬ振り

裸足のボーイ
Let me introduce you この素晴らしいことば
知りたくて
本を重ねて見たこともない景色よ

一ニも三四も何か欠ける
足りないものはお腹を痛めてる
これこれあなたも洒落が欠ける
なにもできないことを恨みながら

そうさね 当然ハクションはキングだね
いつかは 柔らかい紙で鼻をかもう

裸足のボーイ
Let me introduce you この素晴らしいことば
知りたくて
本を重ねて見たこともない景色

作詞 冨川"tommy"功喬
作曲 modern-times
演奏 Vo,gt ワタナベタカヒロ
   Ba 冨川"tommy"功喬
   Dr ガテン・キノシタ



【回顧録】
この曲は東京引っ越し後、スタジオに入って、1曲目の「美しい庭」セッション時にベースのトミーくんが持ってきた2曲のうちの一つ。

今回の「ROOTS」というアルバムに関してはもっと皆で作っていくという感じを個人的には意識をしていまして、なので、スタジオなどに入った時、何一つもアイディアもない状態で、無責任に「なんかない?」という感じなことを聞いた結果、トミーくんが「一応、バンド用に2曲は用意できる…」という感じでその場で弾き語りをしてくれました。弾き語りの段階ではなんとなくポップ味があって、なんとなく軽く明るい感じの曲だったような印象を持ちました。
明るい感じにポップになりそうだといざそのままの形でセッションをしてみたら、なんとなく上手くいかない。とくに「裸足のボーイ〜」からのところがどうにも不自然になってしまう。つまり、弾き語りのときはギター一本だけだったので、非常にスッと「裸足のボーイ〜」に入れたのですが、リズムのセッションを加えると拍の感覚が微妙に異なったのか?なんなのか、まずそこがうまくいかないのと、また実は転調をしていて、ベースとギターが一気にメジャー感のある進行になってしまうとかなんかかな?この不自然感がなんとも拭えなかった。弾き語りだとあんなに自然なのに…。今思ったら不思議だったなぁ…。
そこで、まず、僕がギターのパートを考え直すことから作業が始まって、いろいろ試した結果でひねり出したのが現在のイントロのリフ。そこにキノシタさんがオシャレなドラムを入れたことからセッションがうまくいきはじめたのですが、これも実は「裸足のボーイ〜」でつまづきました。そこでまた考えたのですが、セッションの流れのままではどうにもサビの感じが失速するような感じもあり、ボツになり、では、弾き語り原曲のようにやってみようとなりましたが、またもや、テンションの移り変わりが激しく、実はかなりうーん。という感じに頭をひねりました。「裸足のボーイ〜」前に少し間を入れたりするか?や、ドラムで何か挟むか?など、しましたが、どうしても不自然感が否めず、もう!放置!という感じで本当にしばらく置いておきました。次に手をつけたのは本当にレコーディングをする直前のスタジオくらいになったと思います。
しかも、そのとき、時間があまりないということから、もうとりあえず不自然でもいいから…というような勢いで、弾き語り原曲のままで「裸足のボーイ〜」のところをやった覚えがありますね。どうかな〜?と思いましたが、聴いてみたら、案外ハマったので、良かったなぁ。と思います。

このレコーディングもセルフレコーディングで名古屋の方でドラムを録音したそうです。この時、僕は不参加でした…。(LINEを見て思い出した。)
なぜかと言いますと、母が東京に住む僕の様子を見に、上京してきたからです…。トミーくんは昔うちの母がやっていた算数教室にて、小学生に算数を教えるというバイト(?)をしていたため、上司と部下の関係(トミーくん曰く)らしいのですが入れ違いになってしまった感じですね。(ただ、トミーくんはいろんな事情があり、うちの母を怖れているので、今考えたら…もしかして…)そんな感じでお二人にレコーディングをおまかせする形になりました。

この当時、トミーくんはドラムのマイキングをどうするのか?というのをめちゃくちゃに興奮しながら考えていた時期で、鼻息荒くしながら、YouTubeなどから参考になりそうな動画を探していた覚えがあります。
またこの頃からキノシタさんがカホンをバスドラ代わりに使い、セッティングもスネア、ハイハット、あとはライドシンバルくらい?かな?という変則的だけど、シンプルなセッティングになりはじめました。
この時のドラムのマイキングは確かトップに2本とその2本のマイクの対角線上の等間隔の真ん中にマイクを1本、そして、バスドラ(カホン)に1本ずつだったような。とくにトミーくんが注意していたのはYouTubeかなんかで、外国のエンジニアがマイクを対角線上、等距離で配置する。ということを紹介していて、マイクとマイクの距離感をスゴく測っていたような覚えがあります。(以下写真↓)

こちらドラムレコーディング写真。よく見たら3本ですね。トップ、キノシタさんの横、カホンの配置。記憶って当てにならない。というか、僕はこのときいなかったので、上記のあれ、めちゃくちゃ不安定な予測でしかなかった訳ですね…。そんなふらつき具合で回顧しております!

そして、ギター、ベース、ボーカルは自宅録音。
トミーくんはそういえば、ベースをミュートさせて使っていた覚えがありますね。トミーくんのベースのミュート法はブリッジにスポンジを挟むという手段で、これによって、サスティンがあまりきいていないもこもこしたおしゃれサウンドに仕上がっています。というか、この曲はベースとドラムは非常にオシャレで知的感あるな。僕だけがっつりオルタナティブ風な音を使っています。ギターはイントロから使っているリフのディレイは長めでTAP機能でカチカチと調整をして、使用しました。途中の「シュルルルル」というような音は「美しい庭」でも使ったBOSSのフェイザーを使用しました。これ、多分この当時めちゃくちゃ気に入っていたんでしょうね。この音に関してはトミーくんもお気に入りでしたが。

という、「Sence of Wonder」。この曲は歌詞もトミーくんが書いたものなのですが、非常に面白い言葉を操るなぁ。と思っております。テーマは決まっていない。ということで、僕が歌詞内にあった「Sence of Wonder」でいいんでない?という感じで決まりました。
また、個人的には心惹かれるのが「裸足のボーイ」という単語。なんだこれ?という感じだと思いますが、これはトミーくんが会社帰りに疲れた…。もう無理…。という感じにトボトボと歩いて帰っていて、歩道橋に差し掛かった時に、突然、階段から全力疾走で現れた裸足の子どもと歩道橋上ですれ違った時に「裸足のボーイ!」と思ったという嘘みたいな本当の話がもとだそうです。夢みたいな話だな。

まさにSense of Wonder!

って、言っちゃいけなかったような気が…。すみません。

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