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modern-times「Grizzly is dead」

modern-times「Contemporary」
各種サブスクリプション対応!
(「Grizzly is dead」は3曲目)
こちらから!↓
https://linkco.re/1Ug5E5eY

【歌詞】
いつから、あなたブルー?
冷える季節 通り抜け ループ
五日目の祝祭日 
祝って、踊って、癖になっている。

いつまでも引き籠っている?
壊せない壁の縁。
いなくなる。いつまでも
一人になってしまうんだ。

いつから居なくなっている?
アパートに住むグリズリー。
いつもは丁寧に
挨拶をしてくるグリズリー。
104号室 
最近、物音しなくなっている。
五日後に見つかって、
そうか。いつか俺もこうなるんだって。

暗い夜。嫌になる。癖になっちゃう。
怖いよ。誰かを傷つけること
いつも不安を
抱えて生きる僕たちの欲望を
満たしてよ。
一人の寂しがり屋を。

いつまでも、あなたブルー?
冷える季節 通り過ぎ ループ
十日目の祝祭日 
終わる前に弔いをしてこうぜ。

いつまでも引き籠っている?
壊せない壁はないぜ。
いなくなる。いつだって、
一人になってしまうんだ。

暗い夜。嫌になる。癖になっちゃう。
怖いよ。誰かを傷つけること
いつも不安を抱えて生きる
僕たちの欲望を
満たしてよ。一人の寂しがり屋を。

何もいらないよ。
痛み 苦しみに紛れた嘘も
独りで喪失を埋めるよ。
いつか未来を
失ったドアを開くことは無い
満たしてよ。何を失っても。

作詞 ワタナベタカヒロ
作曲 modern-times
演奏 Vo,gt ワタナベタカヒロ
   Ba 冨川"tommy"功喬
   Dr ガテン・キノシタ

【回顧録】
この曲は2014年の夏あたりにできた曲ですね。時期はすごい鮮明に覚えています!なぜならレコ発でやったからです。

レコ発というのはライブハウスでやる自主イベントのようなもので僕たちもアルバム「243」を出したのをきっかけに2014年の秋に自主企画であるレコ発を打ったのだった!(とは言っても、当時の僕たちは人脈というものをあまりにも持ち合わせてなく、オファーなどは当時、鶴舞デイトリップの店長さんだったY木さんにズルズルと甘えきってしまった!本当にありがとうございました!Y木さんもすごい恩人です。)
このとき、バンドで初めてCDを作った訳なのでしたが、練習もそこそこに僕たちはスタジオでブックレットを折り込み、ホチキスで挟みなどの作業をだいたい100枚近くやりました。つまり、希少だとは思いますが、もし、手元にアルバム「243」をお持ちの方がいましたらそのブックレット1枚1枚に僕たちの「疲れた〜。」とか「面倒くさい〜」とか「業者さんに頼めば良かった〜」とかいう丹精に丹精を込めた正直な思いが詰まっております。野菜とかにあるあの「僕たちが作りました!」と言う農家さんが写っている写真みたいなのも添付しとけば良かった。

僕たちが作りました!いぇ〜い!by modern-times
(左からトミー、ワタナベ、キノシタ)
みたいな。今更だけど添付しておきますね!

そんな作業をしながらダラダラと三人でおしゃべりをしていた訳なのですがそのときに「アンコールとかあるかな?大丈夫かな?」と言う話になりました。そこは謙虚な我々、「いやー大丈夫でしょう!」「ないよ。多分大丈夫だよ」「そんなこと起こらないよ」と三人で楽観的にあははははと笑いながら、ブックレットの作業を続けていました。
もう一度言いますが、我々、modern-timesはとっても♪とっても♪とっても♪とっても♪とっても♪とっても♪謙〜虚なの!(広末涼子の曲に合わせてお楽しみください。)

そして、僕たちmodern-timesは決して、決して油断などではなく、この有り余るほどの謙虚さ故に、このあと起きる事件に対応しきれないことになるのだった。皆さんは予想がつくだろうか?まさか!あんなことが起きるなんて!誰が想像できたでしょうか?ヒント?ヒントはここまでで出し尽くしております。ここまでの文章をちゃんと読んでいる方だったらわかります…。さて、何が起きたのでしょうか…?(てなんとなく盛り上げてみる。)

さて、ミステリーの要素も兼ね備え始めたレコ発の話。いろんな素晴らしい出演者陣のライブを終え、最後に我々、modern-timesの出番となります。セットリストは多分、今回の「243」にある曲とかをやったんでしょうかね?あまり覚えていない…。けど、勢いとか合わさって、めちゃくちゃいいライブができた!はず…。
それで最後の曲も終わり、これで終わったぞ〜!!と三人でなっていた時、表で「パチ パチ パチ」と聞こえはじめる…。これは…。アンコール…!これを聞いた瞬間普通だったら、「うわぁ。嬉しい!」と言うような気持ちになって、笑顔で出てくるのでしょうが、我々はまず相談から始めました。「だから言ったじゃないか!」という責任の押し付け合いもそこそこに。「なにをやる?」という話になった。そこで出たのが、まだ制作途中であった「Grizzly is dead」だった。やはり同じ曲をやるのは準備不足感否めないし…やはり、驚いてもらいたいよな!という思いでこの曲にしたものの、大丈夫かなぁ…と。多分、出てきた時、非常にぎこちない笑顔でもしかしたら足もガクガク震えてたんじゃないかとも思う。

いざ、勝負!

という感じでやったら、セッション不足も否めなかったし、歌詞も全然出てこなかったし、で、うそ〜!と思うような出来で締めくくられた…。

そういう苦い思い出がある「Grizzly is dead」…。
直訳で「熊の死」ねぇ…。そんとき、死んだのは俺らの心かもしれないなぁ!なんてぇ!はははぁ!

ちっくしょうっ!だから油断はイケないって話なんだよ!油断大敵だよ!いや、僕たちは有り余るほどの謙虚さから出たミスだけど、「有り余るほどの謙虚から出たサビ」とか言うじゃないですか!くそぅ!油断したっ!

というエピソード。
しかし、この時にライブを観ていた元・J装差別Yくん、現Y・アラタ・タルパはこのライブで聴いた時から僕らの曲の中で「Grizzly is dead」が1番好きと言ってくれている。ありがたい。伝わる人にはちゃんと伝わるんだなぁ…。油断はしたけど…。

ふぅ…だよ。
ここまで書いて、もう「ふぅ…」だよ。ひと仕事終えちゃっている気分だもの。

だけど、もう一踏ん張り!ライナーノーツ!的なもの。

今回は非常に人間味あふれる配置図となっております。いかんせんいろんな紙に書いて、書いてまた相談をして、というのを繰り返しておりました故。今回は人間味溢れた形でお送りします。というか、お送りしています。

この曲の理想は「まるでライブで聴いているような感覚」というのを目指しました。ライブハウスの箱感や楽器の聴こえ方、距離感など、多分このアルバム内で、T木さんは1番気を使ってくれているのではないかな?と思います。ご本人も「これは難しい」とおしゃっていました。まず、ドラムとベースを左右に振っちゃっている時点で多分、変な感じに聴こえるのかもしれません。なので、わかるでしょうかね?センターにもうっすら距離を空けながらもベースとドラムを入れる工夫(というか、多分バランス面で音源の方にもセンターに小さくではあると思いますが、ベースとドラムは入っていると思います。)そしてまたライブ感の意識からベースとドラムは一緒に録音をした覚えがあります。
その結果として、音源もなかなかの迫力になったのではないかな?と思います。この曲はトミーくんも珍しく歪みを使ったブリブリなサウンドでお送りしているのもあって、ゴリゴリな感じが整理して、音を配置するよりももしかしたら圧倒的に良かったのかもしれないですね。
この曲に関してはやはり特にT木さんの試行錯誤などで大きく上手くいったという部分まで漕ぎ着けられたのかな?と思います。本当にありがとうございます。感謝。

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