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ダウ90000第6回演劇公演「旅館じゃないんだからさ」が最高過ぎた

ここ数日で、一気に季節が進んだ気がする。この間四季ごとに作ったプレイリストもようやく秋の曲を流せるようになった。でも、本当に秋なんて季節が存在するのだろうか。気温が下がって来たとは言っても、まだまだ昼間は暑い。少し歩けば汗ばんできてしまう。その癖、急に冬みたいに寒くなったりするんだから。もうほとんどなくなった秋。春と共に、そろそろ二季になる日も近いだろう。

ダウ90000第6回演劇公演「旅館じゃないんだからさ」を観劇した。初めての大阪での公演。近鉄アート館。私が行ったのは初日の夜と22日の昼。一緒に行った人とずらして応募したら両方当たった。どちらかをリセールやら転売しても良かったけれど、面倒くさかったのとどうせ2回見られるのならばということで。丁度3面の座席で違う角度から観劇出来たので、無駄にはならなかった。

内容はあまり詳しく書くとネタバレになってしまうかもしれないが、再演だから少しくらいは良いだろう。レンタルビデオ屋(TSUTAYA)と、そこで行われる7+1の会話劇。今カレ今カノ元カレ元カノ片想い。全ての恋愛関係が事細かに描かれる。そして、なんといっても刺さるセリフが多すぎる。花の名前教えて消え去るとか、カードの中の小さい俺がまだ同棲してるとか、映画事なかったことにしないでとか。元カノと一緒に見たダウ90000を、新しい彼氏の前では、見たこと無いって答えられちゃうんだろうなって思った。別に未練とかは無いけれど。あとは、主役の園田さん&道上さんがとてつもなく良い。恋をしている道上さんがとにかく可愛いし、元カノが忘れられない園田さんのダサい感じも。

3年前の公演は見られていなかったから、今回の再演は何としてでも行きたかった。その当時はまだダウ90000を知らなかったから。M-1グランプリで噂には聞いていたけれど。そして、この「旅館じゃないんだからさ」のすばらしさも少しだけ届いてきていた。少し前まではこの時配信をスルーした3年前の自分を殴りたかったけれど。生で見て、ようやくみんながこの団体は天才だと言っていた理由が分かった気がする。やっと追いつけた。個人的にだが、この「旅館」を見ているか見ていないかで大きな差があると思っている。流石は岸田の最終に残った作品だ。

演劇公演を見るのは配信も含めて4回目。私のランキングでは「また点滅に戻るだけ」に次ぐ2位。3位は「ずっと正月」。4位は「いちおう捨てるけどとっておく」。もちろん全部面白いから優劣なんてほとんどないようなものだけれど。あえて順位を付けるのであれば、そして、いつかまた見られるようになった時にお勧めするのはこの順番だ。「ずっと正月」は配信でしか見たことがないから。再演するのであれば次は「ずっと正月」が見たい。

恐らく配信も買って、多分数えきれないほど見返すんだと思う。生で2回見たと言っても満足は出来ていない。まだまだ全然見たりない。すでに配信を待つこの期間の間にnoteの台本を読み返してしまっている。それくらい今の私には素晴らしすぎた。

大阪の帰り道。京都に途中立ち寄って少しだけ観光をした。信玄餅を買うことは無かったけれど。流石にそれは憧れ過ぎだから。


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