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バクマンが刺さる

初めてバクマンを見たのは、小学生の頃だった。土曜日の夕方のNHKだったと思う。その頃は漠然とテレビを付けたら流れていたから見ていたに過ぎなかった。バクマンの本当の面白さなんて、ちっとも理解していなかったと思う。

漫画家をめざす中学生、真城最高と高木秋人。2人の同級生の亜豆美保と見吉香耶。それぞれの恋愛模様だったり、青春だったり、人間関係だったり。全ての事象がリアルに描かれている。全てが面白い。なんと言ってもアニメのOPやEDが素晴らしい。名言も多い。今日のnoteは書くにあたって、バクマンのことを色々調べたが、突き刺さる言葉が多くて、逆にしんどかった。「その夢が叶ったら結婚してください!」なんて、人生で1度は言ってみたいものだ。

OPやEDの曲の良さに気が付いたのは大学生になってからだったと思う。何気に調べたバクマンのこと。それから曲を聴いて、なんて良い歌だったんだろうと。社会人になった今、余計に胸に刺さる。夢を叶えるために頑張る人へ向けた応援ソングだらけ。特に、高橋優さんの「現実という名の怪物と戦うものたち」という曲が本当に好き。別に亜城木夢叶のように何か叶えたい夢があってそこに向かってがむしゃらにもがいている訳では無いけれど。

思い返してみれば、夢や憧れを抱いたことはあっても叶えられた経験はほとんどない。別に今の会社だって、本当に入りたくて入った訳じゃないし。そもそも本当にやりたいことを見つけられなかったのだが。だから、本当にやりたいことを手に掴んだ人達は羨ましくもある。惰性という訳では無いけれど、日々の業務は別にもう楽しくない。仕事に慣れてしまったからなのかもしれない。

夢に向かって突き進む経験を1度くらいはしてみたいものだ。バクマンのような日常を望んでいる訳では無いけれど、そんなことが1度もなく人生を終えるのだろうか。

ちなみにいまYoutubeでバクマンが無料で見れる。通しで全部見られる訳では無いが、それでも見れないよりは良い。なんか、小学生の頃の夕方を思い出して悲しかった。

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