見出し画像

待ち時間と待てる人

一気に冬が近付いてきている。春先にしまったコートを慌てて取り出した。スーツのジャケット1枚では耐えられない寒さにいつの間にかなってしまった。まだ紅葉も満足に見られていないのに、秋の背中はほとんど見えなくなってしまった。秋はいつからそんなに駆け足になってしまったんだろう。

この間、10年振りに遊園地に行った。前回の記憶はほとんどない。家族でディズニーランドに行ったのが最後だと思う。恐らく小学生の頃だったはずだ。全然覚えていなけれど。田舎産まれ田舎育ちのため、近くに遊園地が存在しない。友達と行くという経験もなかった。大学生の時も同様に。尤も、シンプルに友達が居なかっただけだけれど。この間、○○に行ったと言う話を隣で聞くだけだった。

私がこの前行ったのはナガシマスパーランドだったけれど、有名どころのジェットコースターは3時間待ち。他のアトラクションでも1時間待ちが当たり前の世界だった。午後1番くらいで到着して流石に3時間をいきなり待ち時間にしてしまうくらいならと、他のアトラクションをメインに回った。結局、少し空いていたアクロバットを含めて5ヶ所くらいは乗られたので大成功だったと思う。我ながら下調べ無しで上手く回れた。まぁ、遊園地内を事細かに時間計算して回るのも逆に芸がないような気がする。

やはり遊園地のネックとなるのは待ち時間だ。最近は課金すれば並ばずに乗ることが出来るようになってきているようだけれど、毎回買っていてはお金がいくらあっても足りなくなってしまう。いい商売である。私は課金せずにずっと並んでいた。人と行ったので、話していれば時間を潰すことは何とかなるし。流石に話題が途切れてしまうこともあるけれど、極力スマホに頼ることはしないようにした。人といる時にスマホ触るのって頭おかしいから。そもそも待ち時間が耐えられないような人と遊園地には行かないけれど。そんな人誘わないし。

私の知り合いには、待つことが苦手な人がいる。飲食店だったり。気持ちは分かるけれど、私自身はいつまででも待ててしまうので、一緒に行動する時は気をつけなければならない。目に見えてイライラしだしてしまうから。確かに、待つって人生のタイムロスでしかない。もっとロスなく短い人生を過ごすには、待ち時間なんてなければ無いほどいい。逆に私は待てるので、今日の夕飯はこの店に決めたとなれば、ほかの店に動く気がなくなってしまう。こだわりがあると言えば聞こえはいいかもしれないけれど。

余談になるが、昔はジェットコースターが苦手だった。理由は怖いから。昔と言っても小学生とかの時代。そこから10年振りにジェットコースターに乗ったが、シンプルに楽し過ぎる。全然怖くなんてない。並び順の関係でアクロバットも一番前で乗られたけれど、最高だった。ものすごく楽しい人が設計をしている。作った人が楽しいだろうな。しかしながら、スチールドラゴンも白鯨も体験出来て居ないから今度また行かなければ。

いいなと思ったら応援しよう!