VTuberの反転ファンになった独身男性の話
こんにちは。
皆様如何お過ごしでしょうか。
独身男性の話と表題を付けましたが、要素としては薄いです。
まず表題の「反転ファン」というあまり聞き馴染みのない概念かもしれません。
「反転ファン」でインターネット検索をかけると
「二重反転プロペラ」がヒットします。
今回は二重反転プロペラの話ではありませんが、超好きな機構なのでオタク特有の早口で語ります。読み飛ばしていただいて結構です。
1.二重反転プロペラとか ※本題には無関係
超好きなくせになんとなくでしか知りませんが
「二重反転プロペラ」とは回転方向の違う2枚のプロペラを同軸に組み合わせた機構のことです。
カウンタートルクの打ち消しや軸前のプロペラが発生させた偏流を軸後のプロペラが整えるという整流効果が期待できます。
航空機のプロペラでの採用される例が多いですが、
CPUファンやハンディファンに採用されていることもあります。
下のリズム㈱が販売しているハンディファンが社長から支給されまして、
「えぇ!?最近のハンディファンって二重反転プロペラが採用されてるんですね!かっけー!」と言ったら無視されました。
私の二重反転プロペラとの出会いは2008年に公開された「スカイクロラ」(森博嗣著)のアニメ映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」です。
そも小学校の学校図書館で読んだ「紫電改のタカ」(ちばてつや著)からWW2時の戦闘機にロマンを抱いていたサトウ少年は、テレビCMで流れるスカイクロラの空戦シーンに更なるトキメキを抱き…。
地元の映画館では上映していなかったため、親にぼちぼち遠方の映画館まで連れて行ってもらった記憶があります。
で、この「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」で主人公陣営が登場する機体が「二重反転プロペラ」「推進式エンテ型」の「散華」が格好良くて…
↑39秒に映ってる機体が散華。
WW2当時で似たような機体として「震電」が存在するが、実戦投入に至る前に終戦を迎えているみたいです。
機体の前方にプロペラを配置する方式を「牽引式(トラクター式)」といい、WW2時点ではこちらが主流でした。
銃火器の配置を機首と同軸にしづらいことや、空気抵抗の増大がデメリットにはなりますが、緊急脱出時の安全性やプロペラが生み出す後流を揚力として利用できる点などのメリットもあります。
対して、機体の後方にプロペラを配置する方式を「推進式(プッシャー式)」といい、近代のジェット機が想像しやすいと思います。
機体前方に銃火器を集中させることができたり、前面にプロペラが無いことで空気抵抗が比較的少なくなるなどのメリットがある反面、緊急脱出時にパイロットがプロペラに巻き込まれるリスクや、プロペラの推進力のみで揚力を確保しなくてはならない等のデメリットがあります。
ということで、プロペラかつ推進式を採用している機体には底知れぬロマンを感じるのです。
二重反転プロペラに関しても、モーター駆動のハンディファンなら実装は難しくないと思いますが、
エンジンを動力としてシャフトを介してプロペラを回す上では高い技術力が求められる(と思う)ので、やはりロマンを感じずにはいられません。
でも今日私がしたいのは二重反転プロペラの話ではありません。
というかこれ以上に語れる引き出しはありません。にわかなので。
2.反転アンチと反転ファン
反転アンチという言葉をご存知でしょうか?
元々ファンだった人が反転してアンチになること、及びその人を指す言葉です。
推してたアイドルが結婚してアンチになったりね。
反転ファンというのはその逆ですね。
アンチからコンテンツに入って後々ファンになること、及びその人を指す言葉です。
最初に書いた通り、検索してもほとんどヒットしない概念です。
完全に自分の造語というわけではありませんが、全然確立してない概念です。
でもアンチという言葉を広くとらえた場合は反転アンチよりも身近な概念だとすら思います。
皆様は「なんとなく避けてきたけど話してみたらいい人だった」という経験はありませんか?
「食わず嫌いだったけど、いざ食べてみたら美味しかった」という経験は?
無い人もたくさんいると思います。
とりあえず話してみようとかとりあえず食べてみようとか、そういうスタンスの方はあまりない経験かもしれません。
でも逆もしかりで、新しいことに挑戦するのが苦手とか現状に満足してて踏みだす必要が無い人とかもいますし、
前者のタイプだと「騙されたと思って食べてみたら?」と半ば強引に進められた食べ物にハマることもあるのではないでしょうか?
身近でしょ?というために「アンチ」の定義を広くしました。
「なんとなく避けてきた」を「アンチ」と呼ぶのはやりすぎかなーとも思いましたが、少しでも飲み込んでもらいたいので…。
なんとなく「反転ファン」のイメージがつきましたか?
3.私の場合
最悪なことに、私は否定から入るタイプの人間なのでアンチスタートすることがすごい多いんですよね。
芯が弱くて流されやすいため、保守的かつ排他的に生きないと自分を守れないような気がしてます。
そして結局アンチだったはずのものに興味が湧いてミイラ取りがミイラになるんですけど。
「好きの反対は嫌いじゃなくて無関心」ってよく言いますけど、
嫌いな時点で相手に関心があるって本当にそうなんだなーと思います。
思えば一貫してアンチでいられたコンテンツ、ジャンルがほとんどありません。
NTRについては脳が破壊されるのでアンチですけど。
反転ファンになったものの例として、
深夜アニメ、ライトノベル
→兄が観たり読んだりしていて「キモオタだぁ…うわぁ…」と思っていたが、数年後自分も深夜アニメを見てブヒブヒしていたり、撲殺天使ドクロちゃんを読んで泣いていたり、ちゃんと沼にハマった(時期がある)。
ちなみにオススメのラノベは「しにがみのバラッド。」
・自動車
アンチとは少し違うけど、自動車教習所(自動車学校)に不登校になるくらい運転が嫌い(できる気がしない)だったのに、今では年間3万キロ走行した年があるくらい運転も車も好き。
・漫画
漫画全般ではなく、特定の漫画のこと。
後輩の家で「これ面白いですよ」と勧められた漫画を悉く「絵がね…」と切り捨てていたが、後輩がシャワーを浴びている間に勝手に読み始めてハマる、という経験が一度や二度では済まないくらい繰り返している。
ちなみにオススメの漫画は「有害指定同級生」
・タバコ
嫌煙家の両親のもとに生まれて自分自身も気管支喘息持ちなので「タバコはクソ」と教育されてきたが、よく遊ぶ先輩が喫煙者でタバコに興味を持ってしまった。
コンビニバイト時代に片っ端から吸った上でのオススメは「ピアニッシモ ペティル」と「アメスピ」 ペティルは味と軽さ、アメスピは長時間吸える点が推しポイント
・アイドル
中学生の頃にAKB48が流行り始めたが、当時はゴリゴリのアンチで何がいいのかわからなかったし握手券商法も最低最悪の文化だと思っていた。
そのままAKB48にハマることはなかったが、大学生になって歌唱はともかくとして楽曲のレベルの高さを知り、
48、坂道、でんぱ組、地下とどんどん深みにハマっていくこととなる。
メンバーごと追っている時期と楽曲しか追っていない時期・アイドルが混在している。
4.VTuberもアンチから入った
今にして思えばアイドル好きなんだからハマる素養はあったと思います。
ただ実在アイドルを応援していた身からすると、「アイドルも素性はわからないけど、実際の顔すらわからないVTuberを推せる要素なんかねえよ」と思っていました。
あと決して仲の良いわけじゃない兄がVTuberにハマっていて、それが嫌でアンチに傾いたというのも大きな理由です。
アンチ活動するためにはある程度活動を追わなくてはならないので、積極的にアンチ活動をしていたわけでもないんですが、本当に興味が無かった。
ハマった明確なきっかけは正直覚えていません。
でも楽曲から入ったのだろうことは推測できますね…
そして多分この曲でしょう…
Ahoy!ホロライブ3期生、宝鐘海賊団船長の宝鐘マリンですぅー!
宝鍾マリン船長の曲は電波ソングを感じるのでいいんですよね…
あと東方のボーカルアレンジを聞き漁っていた時期もあるので、
作詞作曲をIOSYSが手掛けているこの曲にハマるのはもはや必然でした。
ちなみに船長の曲を聞く前からVSingerの曲は聞いていて、
多分初めて聞いたのは花譜ちゃんの「過去を喰らう」です。
ただこの頃はVSingerと認識しておらず、「顔を出さずにアバターを表に出して歌う人」という印象でした。
あとはみけねこさんの「drop」。
よく炎上しているイメージのあるみけねこさんですが、
正直歌に関しては唯一無二だと思います。
この路線で突き進んでくれると嬉しいのですが…。
そして、なーぜーかー 別名義ですがとても声の似ている方ですね…。
この歌もよく聞いてます。
5.なぜVTuberなのか
単純な話で、供給がとにかく多いからです。
VTuber自体もどんどん増えていますし、
オリジナル曲をリリースするライバーさんもたくさんいます。
オリジナル曲にせよ「歌ってみた」にせよ、
自分の青春時代に流行っていた曲を歌う方や
流行っていた曲のボカロPがコンポーザー(作曲)としてオリジナル曲を作っているケースが多く見受けられます。
例えばcosMo(暴走P)さんの「初音ミクの暴走」。
自分が中学生の頃に投稿された超有名曲ですね。
そしてこれを周央サンゴさんが3Dモデルお披露目配信の最後に「周央サンゴの暴走」として一部歌詞を変更しながら歌っております。
ボカロPによるオリ曲提供といえば、
「いーあるふぁんくらぶ」でおなじみのみきとPさんが、
先日卒業してしまいましたが、湊あくあさんに提供した「あいわな」はとても良い曲ですね。特にギターソロパートすき。
自分はあまりボカロPには詳しくないので、本当はもっと名曲が眠っているんだと思いますが、それを掘り起こしていくのも今後楽しみです。
とにかく音楽を聴くのが好きなので、新しく気になるVTuberを見つけた時も再生リストからどんな歌を出してるのかをチェックします。
6.ついに配信も見始めた
ここまで書いてきた通り、元々VTuberは新しく曲を発掘するために見ていました。
昔ニコニコ動画に入り浸っていた頃ですら有名な配信者のゲーム実況や雑談配信はそんなに見るほうではなかった自分からすると、VTuberの配信や動画もそんなに興味はなかったんですよね。
でもメインで視聴している動画がオリ曲だとしてもYoutubeはオススメしてくるんですよね。
良い感じの切り抜き動画を。
ガチギレ芸をかます樋口楓さん
初期のゆるふわに戻れなくなって開き直る周央サンゴ
そんな切り抜き上げられたら本配信にも興味出てくるに決まってるじゃん
(ミイラ取りが完全にミイラになった瞬間)
ということで最近はVTuberの配信もたまにチェックするようになりました。
オススメは周央サンゴさん(と樋口楓さんとレオス・ヴィンセントさん)の無知栄冠ナイン。三時間超えの配信だけど複数回見る程度には好きな配信。
そんな感じで配信を見ることも増えてきてしまったのである…
でもまだグッズまでは買ってないからいつでも戻ってこられる場所にいます(フラグ)。
それではみなさんも良いリスナーライフを!
最後まで読んでくれた人ありがとう!