
【ゾンビランドサガ】「弱音が遺言じゃ終われない」【鏑木ろこ】
(直近の話ではありません)
発端
【 #鏑木ろこ3D 】やぴです!ろこです!鏑木です!【 にじさんじ 】
いつも通りひたすらVTuberの動画をうろうろしながら「なんか良い曲ないかな~」と思っていたサトウ。
その時見つけたのが上記動画。
にじさんじ所属のVtuberの鏑木ろこの3Dお披露目配信です。
「Welcome to Underground にじさんじ所属 スーパーカリスマインフルエンサー 悪魔と人間のハーフ」の口上でお馴染みの石神のぞみと同じユニット「Idios」に所属している為名前は知っていたが、今回初めて視聴。
曲ディグりを目的に配信を覗く時、タイムスタンプ等で該当箇所だけつまみ食いしており、今回も例に漏れない。
そして出会ってしまったのだ……。
冒頭のリンクを踏んでいただくと流れます。
バカクソかっこいいイントロから始まります。
当該動画ではにじさんじのライバーが歌唱を含めパフォーマンスをしていますが、あまりにも曲が良くて思わず調べたら、
フランシュシュのREVENGEという曲ということがわかった。
そしてそれが「ゾンビランドサガリベンジ」というアニメ作品の劇中歌であることも。
まぁ完全にネタバレを踏んだような気もするんだけど、なぜかこのライブ動画だけでボロ泣きしてしまう。涙腺ガバガバなので今更俺の涙に価値などない。
泣いた理由は演出力、曲の良さであって、ゾンビランドサガのことは「1話で人が死ぬ」「確か地上波放送時に話題になっていた」くらいしか知らなかった。
そんな時にAbemaで配信されてるのを見つけてしまったのだ。
笹食ってる場合じゃねぇ!見よう。
感想戦
いや~いい作品でした。何回も泣いた。あと何回も笑った。
まさかこんなにギャグアニメだと思わなかった。
笑いと涙で感情揺さぶられ過ぎ。
「ライブが決まる → コンプレックスが刺さる → 乗り越える →ライブ成功」という定番の路線ではあるが、いちいちギャグが挟まる。
その点では合う合わないが別れる作品ではあると思う。
俺には合ってた。
そもそもアイドル及びそのカルチャーが好きだからそりゃ刺さるんだけどさ。思った以上にギャグだし熱い作品だった。
つーか曲が良すぎるんだわ。
「音楽に統一性が無いのに受け入れられたのは、曲の完成度が高いから」という意見を見かけた。ゾンビランドサガが流行った要因として、曲の完成度は絶対に関与している。どの曲もよく出来てる。
「音楽に統一性が無い」という意見を取り上げてはみたが、
あくまでも「曲調」の話。テーマとしては一貫している。
どの歌も「逆境を跳ねのけて前進していく」非常に前向きな曲であり、
「これを死んでるはずのゾンビが歌うのか…」「いや、ゾンビだからこそ歌えるのか…」と、すべて「ゾンビ」が振りになっている。
単に曲が良いだけではなく、作品にマッチしている。
歌詞を聞けばアイドルソングとは思えないくらいに熱いことを歌ってる。
こういうnoteではタイトルに歌詞を抜粋するのが好きなんだけど、
どのフレーズを抜粋するか非常に悩んだ。2分くらい悩んだ。
それだけどこを切り取ってもキラーフレーズだと思える名曲だ。
過去を、失敗を、後悔を、すべてを燃料にして這い上がっていく覚悟を感じる曲だ。
アニメ本編についてですが、
1期はギャグ+アイドル(シリアス系)が境目が無くなる寸前まで混ぜられていたのに対して、
2期はギャグ要素を減らしてシリアス系アイドルアニメの正道に寄った流れになっていると感じました。
個人的には1期のほうが好きだし、友達に勧めるなら1期+2期1話で投げっぱなしてもいいんじゃないかなーとすら思う。
なんだかんだアニメ1クール見るのって時間使うからね。
2期見たことを全く後悔はしていないし良いアニメだと思う。
(※ここからは妄想が混ざっています)
話は少し変わって…
note冒頭の配信を見て鏑木ろこに興味が湧いた僕は調べた。
鏑木ろこはVTAの1期生だった。
VTAはバーチャルタレントアカデミーの略であり、現在鏑木が所属している「にじさんじ」の運営元であるANYCOLOR(株)が主催している。
えにからが主催しているとはいえ、「卒業=にじさんじ所属」ではない。
厳密にどのタイミングなのかはわからないが、恐らく卒業を迎えると「配信アーカイブ」がすべて非公開になる。
卒業後、デビューの告知が出るまで「準備期間にいる」のか「デビューしない」のかはファンからすればわからない。
(現在は配信実習を行っている者がいない為アーカイブは一つもない)
2021年11月にスタートしたVTA。1期生は9人いた。活動休止した1人を除いて8人がデビューしているが、一斉にデビューしたわけではない。
9人のうち女性は4人。先述の鏑木ろこ以外の3人は「Ranunculus(ラナンキュラス)」として一足先にデビュー(2022年3月16日)。
VTA卒業生のにじさんじデビューはラナンキュラスが記念すべき一組目だ。
今でこそ「VTAの同期とデビューしなくてもその後別のユニットに編成される」事例が複数ある為「他のユニットでデビューするんだろうな」と多少希望の持ちようがあるが、当時リアルタイムで応援していたファン、及び鏑木ろこ本人は焦りや混乱を感じたんじゃないだろうか。
ラナンキュラスのデビューから約4か月後、VTA1期生の男性4人が「VOLTACTION」としてデビューする(2022年7月13日)。
時系列は前後するが、VOLTACTIONがデビューする前の6月、VTAには2期生が入ってきていた。
鏑木ろこは2期生に混ざってVTAのプログラムに参加することになる。
状況だけ見れば留年に近いように思えるが、実力がすべてであり厳しい世界であるVtuber界隈では同列に扱うことはできないだろう。
それこそ大手でデビュー出来るのは一握りだ。
VTA2期生には後に「Idios(イディオス)」として鏑木ろこと共にデビューする石神のぞみと倉持めるとがいる。
2022年10月24日、鏑木ろこ、倉持めるとの配信アーカイブが非公開となる。
(倉持めるとは6月に2期生として入ってきている為、VTA生だった期間が約4か月しかなく、現時点では最短となっている)
鏑木ろこ本人がいつデビューを知ったのかは定かではないが、ファンは冷や冷やしていたのではないだろうか……。
唯一ロングランしていた1期生。2期生の一部と同時期に卒業したが、その時点では倉持めるとについても「卒業した」のか「辞めた」のかわからない。そうこうしている間に同年12月にはVTA3期生が入ってくる。
いつになったら吉報を聞けるのか。それとも諦めたほうがいいのか。
考えてもしょうがないが、応援していた人からすれば諦めきれない思いがあるだろう。
そして3か月の時が流れて2023年1月16日。
「Idios(イディオス)」が爆誕する。
鏑木ろこと倉持めるとの配信アーカイブ非公開から3か月だ。
一般に働いている人からすれば3か月はあっという間に過ぎていく。
「いや~つい最近正月だと思ったらもう4月になるんだね~」なんて会話したことないだろうか?俺はある。
結果としては3か月だったが、確約されたものではなかった。
どんなに切望しても当人にもファンにもできることはない。
デビューから約2年が経っている今、自分には想像することしかできない。
ただ辛くないはずはないし、夢を諦める選択肢が浮かんだ瞬間もあると思う。それでも今夢を掴んでいる。
そういった経過を辿ってきた鏑木ろこが3Dお披露目配信でREVENGEを選んだと考えると更に熱い思いがこみ上げてくる。涙が自然にこぼれてくる。
こぼれてくるなんてもんじゃないな。溢れて止まんねぇよ…
REVENGEを踊る錚々たる顔ぶれの中には鏑木ろこと一緒に踊るVTA1期生の同期、先斗寧がいる。泣ける。
同じ舞台に立てていることが嬉しくないはずがない。泣ける。
他の企画では海妹四葉も天ヶ瀬むゆもいる。泣ける。
VTuberでこんなに泣くとは思ってもみなかったし、
俺にVTuberを布教してきた先輩もこんなにハマると思ってなかっただろうが、
新しいコンテンツを知ることが出来て本当に良かった。
そして、この先もIdiosが7人揃って仲良く活動を続けてくれることを祈っております。もし誰かが違う道を進むとしても、それが前向きな思案の末の選択であることを心から願っています。
本記事を書くにあたって参考にしたもの↓
(多分本当はもう少しあるんだけどタブ閉じちゃって…)
なぜ鏑木ろこはファンに待望されていたのか? VTA時代から発揮されていたカリスマ性 - MoguLive
https://www.moguravr.com/65-kaburaki-reason-the-long-awaited/
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