人には一人一人にドラマがある
コロナ禍になり、人との会話が少なくなって孤独感が大きくなってきました。それでも私はオンラインのセミナーやズームを使ったワークショップなどで人との繋がりを保つよう意識してきました。
そうしているうちに、自分はただ耳を傾けているだけで、積極的に何かをしていないのではないか、何か出来ないのかと考えるようになりました。
⭐私の人生のキーワード
そこで今まで生きてきた中で何をしてきたのかに焦点を集め、これから何がしたいのかを考える上で、次の3つのことが思い浮かびました。
「自ら学ぶ人へ」
「人から学ぶ人へ」
「人に伝える人に」
このキーワードの二つ目までは自分で努力すれば達成可能です、しかし三つ目の「人に伝える人に」になるためには「伝える人と繋がる必要がある」ことをしないと出来ないことが分かりました。
⭐ある体験
さらに、このキーワードを考える際に頭をよぎったある体験があります。それは「人に何かを話して『辛かった』と言われた体験」です。その時私は、心の中でこう言っていました、
私はこういう人間なんだ、ゴメンね!
わかって!
もう過去のことで、その時になぜ「許してほしい」と言えなかったのか今でも後悔している自分がいて、本当は、あなたの仲間に入れてほしかった、それが本音だったんだなと思っています。
⭐考える癖
この事があってからは、人と会話しながら心の中で何回も言葉を発する練習をする、何十回もシミュレーションしてしまう癖がついていました。
今でも思います、何でこんなことになってしまったのか?私は役に立ちたかっただけなのにと。
⭐言葉の中にはモチベーションがある
この体験から得た気づきは、その人が描く未来を知り、私には何ができるか、きっと何かができると考え、その行動を解釈して自分に腑落ちさせ、次にどう話せばいいか考え、行動に移すことができていれば良かったのだと言うことです。
⭐人を繋ぐには同じフィールドに呼べばいい
サッカーでも野球でもフィールドで勝負します、プロレスのリングが分かりやすいかもしれません。「同じフィールドにおいでよ」と人を招くことは人を繋ぐことだと思います。
こんなことを考えるようになると、私や人の困りごとは、実は何かを動かす力の元であり、話を聞くことでその人に気づきが生まれることがあることに気づきました。
また、相手を助けているつもりが、実は助けられてることもある事にも気づき、私は今までフィールドの外にいる人だったのだと思いました。
⭐人がフィールドに集まる
みんなで集まって出来ることを探す、それが誰かの一言がアイデアになって変化して生まれることもあると思います。
人が集まるフィールドを作り、集まった人に何かをしてあげるでなく、その人たちから力をもらっていると感じればいいんだ、と気づきました。
⭐雑談って優しい世界だと思いませんか
私は高校や大学の文化祭で人と人が集まり、たあいもない会話でとてもワクワクした経験があります、そんな感覚を皆で共有できたらと思います。雑談は顔を合わせて喋る、ゲラゲラ笑って、ときどき真面目になって、それで救われる人がいるなら私は人を楽しくしたいし自分も楽しみたいと思います。そんな普通の人でいたいと思っています。
⭐その人の語りがそれぞれの物語
私は人は2人集まると共通の世界ができると思っています、その世界が担う大きな役割もあるなではないかと思います。だからと言って共に手を取り合い一緒に進む必要はないのではないか、世界が違えば一本道じゃなくてもいい、もっと言えば道じゃなくて広い面みたいな場所で自分の持っている世界の実現に進んでもいいんじゃないかと思います。
⭐人が生きているって奇跡です
私の人生があなたの人生が本来のただ一つの人生です。私から見れば、何かの役に立っているのだろうか?ですし、相手から見たら、あなたは何の役に立つのだろうか?です。この役割がボーッとした光なら、私が光を集める望遠鏡みたいになって解像度を上げればいいと思いました。偉そうに出来もしないでと言われても、これが支援と言う行動をしようと思い立った理由だと思っています。
⭐頼ってもらいたい、頼ってくれてありがとうと言いたい
そんな思いを伝える場をつくり、自分の弱みを伝える場もつくる。そのためには第三者の関係性が必要で、例えば天の星々のように、人には一人一人にドラマがあり、数えきれない物語がある、その天の星ほどある物語が現実に近づくためには、誰かその物語を引き受ける人が居ないとならないし、だから人を繋ぐことが大事だと思います。
孤独な時って、辛い時って、人の助けが欲しいじゃないですか、これが今の私の思いです。
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