伊東鴨太郎考察②
映画の感想と共に粗方書きましたが。
ゼブラックのキャンペーン追い掛けられず、毎日ちまちま原作読んでます。
アニメ思い出しながら見た映画からの考察、ほぼ合っていたと言えるでしょう。
鴨太郎本人がこう自己評価していますね。
「絆(いと)」という表現が余りにも繊細で、それは本来の欲求は「ただ他人と繋がりたい」という鴨太郎本人の繊細さとしても感じ取れ、らしい表現でした。
真選組動乱篇では「人と人との縁」が一つのテーマになっていると思いますが、銀時がずっと護りたいと思い護ってきた「腐れ縁」すら、築くことは難しいと私は思いますし、鴨太郎にとってもおそらくそうだったでしょう。
それほど心を動かされる相手に出逢う事も、相手にとって自分がそうである事も無かった。(鴨太郎が気づかなかった可能性はありますが・・・。)
それがたまたま真選組で、近藤さんで土方さんだった。
伊東鴨太郎について、悲しくはあるが可哀想とは思いません。裏切った手前、彼の死は避けられない。
「当然の報い」という表現は強いですから、「然るべき結末が訪れた」という方がニュアンスとして近いでしょう。
伊東鴨太郎は彼なりに生き抜いた結果、悲しい結末を迎えましたが、最期に自己理解の深まりと「ほんとうに欲しかった絆」への気付きが得られたからこそ、良かったと、少なくとも全く不幸せではない事に勝手に感動する次第です。
これは他のキャラクターでもそうですが、彼の悲しみを思えば、どうしてと考える事も多いですが、やはり彼が彼だからこそ劇中の思考に辿り着き、それらの行動を選び取ったのであり、だからこそ私はそのキャラクターを好きなのだろうなあと思うのです。
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