見出し画像

隠そうとしても
私から零れ墜ちてゆく
ものが有って
隠せてはいない

如何しても止まってしまう足

四方は壁に囲まれ
八方塞がりで出口が無い

響くのは自分の声ばかりで
もう、声も枯れ出なくなる

上を見上げれば
空が有って
偶に、壁から
月が姿を現すのを
見ては悔しかった

「私の気持ちなんて分かって無いだろ!」
なんて…

目の前に有る
真っ白い壁に
赤い色でデカデカと
今の気持ちを書いてやる!

真上からじゃ
きっと読めやしないから

いいなと思ったら応援しよう!