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イサブロウ₁₃
2024年7月9日 17:35
今宵は月明かりの中に居ると僕の影がはっきりと分かる程に明るいんだ月明かりを掴める筈無いのに手の平を広げて掴む真似をして僕は鼻唄を歌って歩くんだ僕の歩く早さに現れる合図に足を止めて僕はただ 月を見上げているんだ
2024年7月8日 01:34
月の扉は撫でる様な夜風を吹かせる夜風に纏い憑かれ身体には夜風の匂いが染み付いてく僕は綺麗な月に捕らわれ月明かりに視界を奪われるんだ
2023年10月13日 17:59
夜道を歩いていると星が瞬く夜道を歩いていると猫が鳴く夜道を歩いていると暗闇が視える夜道を歩いていると風が吹くなんて事ない夜に夜道を歩いていると月が見えているんだ
2023年9月15日 20:25
僕は月を眺めに出掛けたり雨の音を聞きに離れたり風の向きを見に外に出たりと歩き回ったりするけど僕を君が呼ぶ時綺麗な人が待ってるんだ って駆けて行くんだ
2023年9月12日 09:56
太陽と月を崇める者達の嘆きを如何か聞いておくれ夜空も星も静寂閑雅黒い太陽の静けさに危惧し地上の月の灯りに恐れる侵食するのは悪意の言葉だ黒い太陽に溜息させるなと月を満ち欠けさせるなと青銅の悪魔が嘲笑ういつかが来るのか 来ないのか時は刹那に過ぎ逝くだけ
2023年9月12日 09:39
月の光を反射し綺羅びやかに見える布地纏えば 月の光の中捕らえよう月の光を此の手の中に月光の衣装で舞えば神さえも眼に止めるはず緩やかな風を味方に付け長い尾鰭を持つ魚の様に優雅に舞い続けるんだ
2023年9月7日 20:50
太陽を海に落とせ月を陸に置け夜明けなど求めないし来ない生きる者共に眠りは無い生命有る者達の本能を掻き乱せ欲望を目覚めさろ乾きと飢えの世界で嘆き吼える獣は感情が枯渇し涙するか?空からの雫を手に入れろ炎は身を守る武器か鎧か夜目で闇夜の者を見極めろ
2023年8月29日 21:11
月が恋しいからと鳴かないで涙が月に届くから月が恋しいからと鳴かないで哀しく月も涙するから月が恋しいからと鳴かないで心が痛いんだ月が恋しいからと鳴かないでいて僕が側に居るから
2023年7月11日 20:29
夜空が淡い色に染まり月の輪郭も薄雲に隠れている風が草原を撫でる様に通り過ぎてく春風に乗って薫るのは草花の匂い眼の前に有る桜が風に揺らされ月光に照らされた花弁が僕の目の前で舞い落ちて来るんだ秘かな思いを花弁に願い届けば良いのにと…
2023年1月9日 02:29
隠そうとしても私から零れ墜ちてゆくものが有って隠せてはいない如何しても止まってしまう足四方は壁に囲まれ八方塞がりで出口が無い響くのは自分の声ばかりでもう、声も枯れ出なくなる上を見上げれば空が有って偶に、壁から月が姿を現すのを見ては悔しかった「私の気持ちなんて分かって無いだろ!」なんて…目の前に有る真っ白い壁に赤い色でデカデカと今の気持ちを書いてやる
2022年9月12日 20:24
森の中で追いかけて走り回って見失って置いて行かれた何時だって月は遠くて幻の様な月明かりを手で触れるだけ月が太陽を手に入れたから置いて行かれたのかな?と思い風に「如何したら良い?」と聞いても答える訳無くただ、ただ、青い空を見上げ雲の流れを眺めてた
2022年4月8日 08:04
今は昼と夜の狭間空に見える月は欠けた白い月暗くなり星が見える頃には何時もの黄色い月に変わるのか
2022年3月29日 13:41
月の無い夜道全てが黒き色に染まる夜の景色の中に闇の物の作り出した影に入れば闇の物の餌食となりその身、削られ失う