日記

昨日はなんだか寝られない日だった。

その前の日に1日中寝て過ごした弊害かもしれない。
先週からなんだかずっと具合も悪いし。
症状をググると「病院に行ってください」って出るし。
今どきネットでググっても病院に行かなくていい症状って逆に何があるんだって感じだけど。
あぁ、もうこのまま死ぬのかなとか、すぐ考えてしまう。
逆にこのまま死んだ場合何か不都合があるのかな、とか思うと、それもまた、特に無い。
私が心配なのは鳥だけだ。
まあまあ生きたと思う。
私がロックンローラーならもう何年か前に死んでるはずだ。そう考えると大往生である。
まあ、ロックンローラーではないけど。

演劇を(ほぼ)やらなくなって1年経った。
去年は1本書いただけ。
気持ちの紆余曲折はありつつも、正直これくらいのペースで全然ちょうど良かった。
今までがエンジン全開フルスロットル過ぎたことは否めない。
とはいえ、書くことは好きだ。
上演しなくても多分書くことだけはやめない気がしている。
これからも細々と、ポツポツと書いていく人生でありたい。

先週は久しぶりに小劇場を観に行きたくなって、演劇が好きなちょっと変わった普通の人のフリをしてお芝居を観に行って。
ああ、またやりたいなとか、こんな話はどうかな、とか。
完全に消えたかと思っていた創作意欲が刺激されて。
ちょっとだけ、考え始めたら止まらなくなって。
夢と空想の堺が曖昧になって、寝てるのか起きてるのか分からないまま、今朝は最悪の目覚めを迎えた。

やっぱりなーんか具合悪ぃなぁ、眠いなぁと思った。
仕事なんて、体調万全でも眠いのに。
今日は早く帰って早く寝ようと思った。
そう決めた、もう集中力も皆無になった時間。
声をかけられて、去年1年間の評価を頂く面談に呼ばれた。
会社で上位2〜3%にGood Jobだった人の中に入っていた。

演劇に費やさなかった時間を仕事に費やした結果、私は上位Good Job者の中に入った。

「決められたことを、決められた時間までにきちんと終わらせられる人は、実はそういない」
というところが、多分、評価された、らしい。して頂いたようだ。光栄である。

私はこの能力がすごく嫌いだった。
誰も評価してくれなかったから。
いつも遅刻してくるやつがスポットライトの中心にいたことが反吐が出るほど嫌だった。

私に芝居の才能はなかったのかもしれない。
でも決められたことを決められた時間までにちゃんとやる才能はあった。
上位2〜3%に入れてもらったんだからこれはもう、才能があると言っていいんじゃないだろうか。え、いいよね?ね??
初めて自分に才能があると自信をもって言える気がした。言ってもらえた気がした。嬉しかった。

これからの人生。
なかなか死なずに、このままお仕事を続けていった場合、多分どこかで「こんな仕事辞めてやる」と思う時がくる。
絶対くる。
それでも1回は上位2〜3%にはいったということを、嬉しく思ったという瞬間を、残しておきたいと思う。

もうすぐ春がくる。
人生であと何回春がくるのか分からないけど。
私の好きな春がくる。

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