TOKRASさんへ

TOKRASさんへ

まず初めに、リプライでの謝罪も考えたのですが、これまでのことの経緯と、あなたが説明を求めていらしたことも含め、きちんと謝罪をしようと思うとどうしても長くなってしまうと考え、こうしてnoteでの謝罪になってしまったことをご理解ください。

そして、Twitterでのやり取りであった以上、TOKRASさんだけではなく、あのやり取りを見ていた方々にも納得のいく形できちんと謝るには、少し遠回りになりますが、これまでの経緯を確認するところから始めることをお許しください。

最初にあなたからお叱りを受けたのは、僕が「ただいまを言わない配偶者の話」が少し話題になっていることを知り、またそれなりに多くの人がそのことに関するツイートをしているのを読み、僕もまたそのことなについて、自分の思うところをツイートしたときでした。

僕にしてみれば、かなり唐突にあなたから「個人のことに言及してくるのは失礼だ」というようなことを言われたと記憶してします。

これは、その時のやり取りの中でもお伝えしましたが、その時点で僕はあなた個人に言及したつもりはありませんでした。

確かに、僕がフォローしている中でも比較的交流の深い方々が、あなた個人について言及しているのは何度も見かけていましたが、僕がツイートしたかったことの主旨は「(挨拶に限らず)◯◯くらいできないのか」という表現についてでした。

そして僕の周りのTwitterでは「たまたま」あなたが取り上げられることが多く、結果的にそのツイートを見たことを「きっかけ」として思いついたことに過ぎませんでした。

僕にとって、それは別にあなたのツイートである必要性はなく、あなたのツイートを見なくても、いつかは似たようなことをツイートしていたと思います。

それでも、僕にどんな意図があれ、あなたはその時とても腹を立て、また戸惑い傷ついていることは、その時のやり取りを通して、さすがの僕にも分かりました。

なので、こうして申し上げたことを一通りお伝えした後「あなたは何を望むのですか、言う通りにします」と申し上げました。

それに対してあなたは「元となるツイートおよび一連のリプライを全て削除すること」と「今後あなたに関わらないこと」を要求されたと記憶しています。

そして僕は、その要求に全面的に応えたはずです。

もちろん、あなたの要求通り全てのリプライはその時に全て削除してしまったので、詳細は不明ですが、少なくともこれが僕の印象に残っているあなたとの最初のやりとりであることを、まずご理解ください。

ここまでの前提をある程度ご理解いただいた上で、今回の二度目のやりとりについての説明と謝罪を始めさせていただきます。

今回のやりとりのきっかけは、あなたが僕のツイートを引用したことが始まりでした。

この時、僕は正直に言って非常に驚きました。なぜなら、少なくとも個人的な感覚では、自分から「関わりを持つな」と言った相手のツイートを(それが例えどれほど自分の関心がある話題であったとしても)、まず引用しようとは思わないからでした。そもそも僕なら、関わりたくない相手のツイートなど見ないか、見てもスルーするからです。

その上、僕のツイートを引用したあなたのご意見は、いくぶん僕の意見に否定的であるようにも読めるものでした(この点はmentaneさんもご指摘なさっていたかと思います)。

その時のあなたの意見を要約すると「障害は障害であるとはっきりさせた方が望ましく、必要なのは障害に対する合理的配慮である」というものでした。

その意見については、僕もその通りだと思いましたが、一方で僕自身は「バカ」や「でくのぼう」でも存在を認められ愛されるという生き方もあってもいいのではないかという考えも持っています。

あなたは、日々の配偶者さんとのやり取りの中で、ただ困惑するのではなく、様々な試行錯誤をしながら、また発達障害について学びながら、ご自身のやり方で発達障害と向き合い続けていることと思います。

ただそのことが結果的に、発達障害に関する話題…中でもあなたの考えに基づいたご自身の行動に対する様々な意見に対して、あなた自身の態度をどこか「固く」してしまっているのではとも思いました。(これもmentaneさんは指摘なさっていましたし、またご自身でもツイートで認めていらっしゃったと思います)

お互いのツイートの引用を二、三度繰り返す中で、僕は本題とは別にそのようなことも感じていました。

そしてこの「試行錯誤し、学んでいるからこそ態度が固くなってしまう」ということは、別にあなただけのことではありません。

ただ、最初のやり取りでも申し上げたとおり、僕の周りのフォロワーの方々は、しばしばあたなのツイートについて言及なさいます。

なので、今回もあなたに引用されたことが「きっかけ」となり、またその意見に触れることで、僕の中で「試行錯誤し、学んでいるからこそ固くなってしまう」ことは、誰にでもあるし自分も気をつけなければいけないなと思ったのです。

そこで、問題のツイートをすることになります。

ただ、この段階ではやはり僕にとって、あなた個人に言及する必要性はありませんでした。その後のやり取りの中でお返ししたように、せめて「みたいな」を付けることも出来たと思います。

けれど最終的に、僕はそうしなかった。
では、それはどうしてだったのか。

僕の周りであなたが話題に上るとき、しばしばあなたは誤解をされ、また疎まれているように感じることがありました。率直に申し上げれば「嫌われている」ように見えました。

けれど、僕のツイートを引用しながらおっしゃっている意見(お互いの引用でやりとりしていた本題)は、僕にはとても真っ当なものに思えました。

だから僕は問題の「試行錯誤し、学んでいるからこそ態度が固くなってしまう」ことに関するツイートをする時に、ふと「多くの人が抱いているあなたへの誤解を、僕のツイートを通して少しでも解くことができないか」と思ってしまったのです。

なので僕は、最終的にあなた個人を名指しするような形でツイートをしてしまいました。

要するに「こちらの勝手な善意の押し付け」を、あなたに何の断りもなく(そしてほぼ無意識のうちに)やっていたのです。

このことが、僕があなたに心から謝罪をしたいことです。


今回こういった経緯で、あなたへの配慮が足りず勝手なことをしてしまい、またそのことであなたを傷つけてしまい、本当に申し訳ありませんでした。


相手の心情に配慮もなく、善意を押し付けることは、時にその相手をむしろ深く傷付けます。今回のあなたがまさにそうでした。

そして何度も傷付いてきたからこそ、今回あなたはその痛みを素直に僕に伝えられなかった。

僕はそのことに思いが至らず、またあなたが何に対して説明を求めているのかが理解出来ず、むしろ問題となったツイートの内容自体には、前回と同じく「あなた個人である必要がない」ことを、何とか説明しようとすることしかできませんでした。

結果的に、あなたが求めている「説明」と、こちらがしていた「説明」が全く噛み合わず、あなたを「ウザい」と言ってしまったことも、重ねて深くお詫び申し上げます。

問題のツイートの主旨には、今回もあなた個人に言及する意図は全くありません。しかしながら、そのツイートを使って、僕が「あなた個人を、名指しで僕の身勝手な善意を押し付けようとした」のは、紛れもない事実です。

これが、問題のツイートに関して、僕が言えることの全てです。

この説明と謝罪を最後に、最初のやり取りであなたのおっしゃった要求通り、僕はもう二度とあなたに関わらないことを誓います。

最後に、僕がいうことではないかもしれませんが、どうぞご自愛ください。


本当に申し訳ありませんでした、心より謝罪いたします。


いさけん拝