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30才未経験チャレンジは無謀か?

本日は身のうえ話を含めた年齢と挑戦の話。

簡単に自己紹介をすると私は現在40才。およそ5年前に人材紹介会社を起業して現在6期目に入りました。また、別会社でも事業立ち上げから経営メンバーとして参画し、そちらでもスタート半年で多店舗展開の準備に入るところまできました。

私自身の人材紹介業での経歴は今でこそ10年超えではありますが、初めてこの業界に足を踏み入れたのは30才。それまで人材業界はもちろん営業すらやったことがなく、初めて人材紹介で入社した会社は社長が1人という環境。その時の前職では事業責任者としてそれなりのポジションで仕事をしていましたが、全てを捨てて転職をしました。初期月給は20万円スタート。年収の下がり方は笑えないレベルでダウンしてます笑。

よく頑張ったなぁーって話がしたいわけではなく、そんな傍からは無謀にも見える行動から現在はその事業で起業して5年以上。うまく経営者をやれているかは自分で判断することじゃないと思いますが、なんとかご飯を食べさせていただいています。それなりにがむしゃらに働きましたがなんとかなるって話です。


「挑戦」は20代だけのものではない!

転職エージェント(人材紹介業)の仕事は、転職を考えていたり悩んでいる方の相談を受けて転職活動の支援をする仕事。これまで少なくとも2000人以上の転職相談を聞いてきた中で、転職を通して「挑戦」を考えている方は非常に多いなと感じます。転職が当たり前になってここ十数年くらいでしょうか。個人的には日本の経済力向上を考えると良い傾向なのだと思っています。

「挑戦」的な目的を含めた転職条件がある人はやはり20代が多い。30代となるとめっきり減ります。年代的に結婚していたりお子様がいたりする割合が増えるのも要因のひとつなのはわかります。それでも独身の方でもそれまでの経験を前提に「いけそうな会社」を探している傾向が強いなと思います。なぜか30代になると未経験要素が強いと20代よりも不安に感じてしまう。それはいたって普通のことなのかもしれませんが、30代だって新しいことにチャレンジして吸収・成長をすることだってできます。私自身がそうだったように。私の場合は20代で得た未熟な経験を、30代で固めた感覚があるなと今は思います。

実は30代の転職でも「挑戦」的な転職をしても年収だって2-3年もすれば今以上になる事例もたくさんあります。私が伝えたいことのひとつは、30代だって「挑戦」して良いんだってことです。見える景色もできる範囲も深さも、30代の経験でさらに広げることは当たり前にできます。ぜひ「挑戦」を検討してみてほしいなと思います。


「挑戦しない」リスクもある。

上にも書きましたが20代は「挑戦」を目的とした転職条件の人は多いです。ただ、それでもまだ「挑戦」をリスクを捉えている人が多いのですが、「挑戦しない」リスクに目を向けている人は少ないように思います。

20代の転職相談者にいつも私が伝えていることですが、社会人生活は数字で見ると目眩がするほど長いです。22才で社会に出た人がおそらく70才くらいまで働くとしたら48年あります。48年ですよ?想像すると未来すぎて目眩しますよね笑。もし仮に26才で転職しようとする人が「経験を活かして転職を考えている」と言ったとします。48年間のうちの4年の経験を軸に転職条件を決めてしまってはもったいないと思いませんか?経歴は上積みされていくものなので、経験を軸に転職を続けると未来は容易に計算できてしまう。

例えばコンサルファームで働く人が経験を生かした転職をすると、同業種か事業会社での経営企画や事業企画。10年後のキャリアやスキル、年収などは計れちゃうんです。でも、もしコンサルファームで4年経験した人がいきなり飲食業界の店長職に転職したら、その人の未来って私も想像がつきません。おそらくその方はずっと「挑戦」的な転職をしていくので10年後の計算なんて全くできないと思うんです。とても面白い。人の人生を面白がっちゃいけないのはわかりますが、どうせ一度きりの人生なら面白いほうがいいなって私は思ってしまいます。

話を戻しますが、30代でも「挑戦」できるし薦めますと書いてきましたが、それでも「挑戦」へのハードルは20代に比べて高くなります。マインドやメンタル的な話ではなく、未経験要素のある候補者を受け入れてくれる企業の数が減っていくんです。そのことを踏まえれば「挑戦しない」リスクに目を向けないと「あの時こうしておけばよかった…」なんてそんな悲しい過去の振り返りをしてしまう可能性だってあるということなんです。だから20代の方には、「挑戦しない」リスクに少しだけ目を向けてくれたらいいなと思います。


終わりに

20代30代の話をしてきましたが、私自身が40代の仲間入りをしたばかりなので身のうえ話を踏まえた話の今回は40代以降のことは書けません。ただ「挑戦」をしていないと飽きてしまう人間だと自覚しているので、きっとおそらく「挑戦」し続けるのだと思っています。また40代が終わる頃に書けたらいいなと思います。おわり。

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