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アンラーン戦略 「過去の成功」を手放すことでありえないほどの力を引き出す

書籍レビュー

中竹さん監訳のアンラーン戦略を読んでみた。
内容は、PIVOT動画にまとめられている通り、脱学習=アンラーン・リラーン・ブレイクスルーの3ステップをこなしていくもの。事例や考え方が文章化されている。

訳本ということで、うんちくは多めに書いてあるけど、繰り返し似たような事が書いてあるので、読み応えはそれほどなかった。PIVOT動画で概要は把握できる。深掘りしたいなら書籍もおすすめ。

過去の成功体験、型に引きづられて、ステージやテーマが変わったときに成功できない理由を学問的に体系化したものといった感じ。個人的には前提条件やパラメータが変わったら再現性持って対応できることは限られてくるし、打席に立ったときに、いかに柔軟に適応できるかが重要だと思う。
年齢や過去の経験をもとに、失敗しないように物事に取り組めるか、協調して、物事を進められるかどうか。
大きな成功体験は、周りの人のサポート、外部要因があったことも忘れてはいけない。大企業ではなんとかできたとしても、スタートアップでアンラーンできなければ生き残れないのは当然の真理。
エフェクチュエーションの話にも似てる。いかに柔軟性を持つか。

おすすめ度:★★★☆☆(普通)
マストバイ:☆☆☆☆☆ (買わなくてもいい)

書籍情報

【目次】
監訳者まえがき―組織と個人の「仕事中毒」に打ち克つために
第1章 なぜアンラーンするのか?
第2章 いかにアンラーンするか
第3章 アンラーンの障害となるものをアンラーンする
第4章 脱学習
第5章 再学習
第6章 ブレークスルー
第7章 マネジメントをアンラーンする
第8章 顧客をアンラーンする
第9章 人材と組織をアンラーンする
第10章 インセンティブをアンラーンする
第11章 ビジネスモデルとプロダクト・イノベーションをアンラーンする
第12章 結論

PIVOT動画

https://www.youtube.com/watch?v=1CyR6oNq2JE


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