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カーテンでもブラインドでもないやつ

窓周りの装飾っていろいろあるのは知ってるけど
結局は無難なカーテンを選んじゃったりしますよね。

でも、どんなものがあるか知ってると選択肢は広がるし

リフォームは大変だけど
カーテン替えるだけで部屋のイメージは大きく変わるから
そういう意味でもおすすめなんです。

ということで今回は
カーテンやカーテン以外の窓装飾について解説します!

カーテン以外に何があるの?

あゆむ
結婚した友達が家を建てたんで
遊びにいったんです。

家も素敵だし家電も新しくて羨ましかったんだけど
大きな窓にカーテンじゃなくてブラインドでもないやつがかかってて
なんか、カッコ良かったです!

れい子
うんうん。
ウインドートリートメントも種類がたくさんあるし
窓の大きさや位置なんかによって向き不向きがあるんだよ。

あゆむ
ウインドートリートメント?

れい子
カーテンやブラインドみたいな窓周りの装飾全般のことを
ウインドートリートメントっていうんだけど、
装飾だけじゃなくて
窓の機能を補ったり付加したりする役割もあるから、
すごく重要なんだ。

あゆむ
確かに、大きな窓にカーテンも何も無かったら生活できないかも。

れい子
じゃあ、今日はウインドートリートメントについて
説明するね!

ウインドートリートメントの種類

れい子
ウインドートリートメントはいろんな種類があるけど
大きく分けると
まず可動(動く)かそうでないかに分けられます。

あゆむ
動かないのってあるんですか?
ブラインドだって動きますよね。

れい子
探すとけっこうあるはずだよ。例えば、

【固定型ウインドートリートメントの例】
カフェカーテン
すだれ、のれん
ガラスフィルム

のれん(とらや・東京ミッドタウン店)
のれん(とらや・東京ミッドタウン店)

あゆむ
「のれん」は確かに
開けたり閉めたりはしませんね。


カーテンにはいろんなスタイルがある

れい子
まずはカーテンについて説明すると
カーテンといってもすごくいろんなスタイルがあるんだ。

あゆむ
確かに、実家でカーテン変えた時に母がすごく悩んでました。
あと、けっこう高かったって言ってました!

れい子
マンションだと既製品のカーテンでも間に合うことが多いけど
一戸建てだとないことも多いから
オーダーカーテンだと既製品よりは高くなるかもね。

じゃあまずはカーテンのスタイルについて主なものだけ説明するね。

一般的にカーテンといわれるものは、
日本ではドレープカーテン(厚手の生地)と、レースを組み合わせたものが多いんだけど、その中でもプリーツ(ひだ)が違ってくるよ。

カーテン 三つ山ひだ
三つ山ひだ

3本ピンチプリーツ三つ山ひだ):
必要幅 開口部の2.5〜3倍
(業者によっては2倍ひだと呼ぶこともある)
生地を多く使うため、保温性があり高級感のある仕上がりになる
大きな柄が見えにくくなったり、ひだが少ないものに比べて費用がかかる場合もある


カーテン 二つ山ひだ
二つ山ひだ

2本ピンチプリーツ二つ山ひだ):
必要幅 開口部の1.5〜2倍
(1.5倍ひだと呼ぶこともある)
三つ山ひだより使う生地が少ないため、高級感や保温性が多少劣るが、すっきりした仕上がりになり、費用も抑えられる


カーテン フラット
フラット

ノンプリーツフラット):
プリントの大きな柄が映えるスタイル
素材感を活かしたりナチュラルなイメージにも的する

あゆむ
そっか、ひだの数によって、使う布の量や雰囲気が変わってくるんですね。

れい子
でもカーテンには
これだけじゃなくて、他にもいろんなスタイルがあるよ。

カフェカーテン
カフェカーテン

カフェカーテン
小窓や出窓などに使うスタイルで、開閉はしない


ハトメカーテン
ハトメカーテン

ハトメカーテン
プリーツをとらないカーテンスタイル
開閉がしづらいデメリットがある

れい子
家で使うことも全然あるよ。
他にも、シェードなんかは人気かな。

ローマンシェードシェード):
1枚の布を上下に開閉するスタイルカーテンの一つ

シェードの中でもいろんなスタイルがあるけど
主なものをあげてみるね。

プレーンシェード
プレーンシェード

プレーン
シェードを下したときはプレーンな平面状態で、引き上げていくと規則正しくたたみあげられる、用尺も少なく扱いも簡単

シャープシェード
シャープシェード

シャープ
プレーンスタイルの裏に水平のバーを等間隔に入れ、水平のラインを強調したスタイル
シェードを下すと障子のようになる

シェードは、上部だけ降ろして使えるから
直射日光が部屋に入らないように出来るっていうメリットもあるけど、
掃き出し窓の場合は出入りがしにくいとか、昇降に多少時間がかかるっていうデメリットもある。

窓の大きさや用途に応じて使い分けるといいよ。

カーテンじゃないやつ

あゆむ
カーテンじゃないのってどんなものがあるんですか?
会社にあるブラインドくらいしか思いつかないです。

れい子
言われたら、あーってなると思うよ。

まずは、スクリーンかな

ロールスクリーン
ロールスクリーン

ロールスクリーン
日よけや目隠しを兼ねた装飾品として、カーテンとともに数百年の歴史がある
布地に樹脂加工を施してスクリーンにハリをもたせ、上下に昇降させる
日本では1980年代にゆっくり巻き上がるスプリング式が開発され、住宅用として急速に広まった

あゆむ
はいはい、ありましたね。

れい子
あとは、こういうのもあるよ。
和室なんかで使われることも多いプリーツスクリーンね。

プリーツスクリーン
プリーツスクリーン

プリーツスクリーン
水平ラインが特徴で、障子のような雰囲気がある
上部が透け、下部が透けない2段式(ツインタイプ)もある

あゆむ
これは、あまり知りませんでした。
でも和室にこういうの、いいかもしれませんね。

れい子
そして、やっぱりブラインドかな。
最近は木製のものも多くなってきてるよ。

ベネシャンブラインド
ベネシャンブラインド

ベネシャンブラインド
名前の通りイタリアのベネチアで生まれた、水面からの陽光の照り返しを遮り、至近距離を通過する船からの目隠しのために考えられた
主にオフィスビルで使用されていたが、一般住宅にも多く使われるようになった

あゆむ
ベネチアで生まれたんですね。
そんなに歴史があるとは知りませんでした。


バーチカルブラインド
バーチカルブラインド

バーチカルブラインド
タテ型ブラインドとも呼ばれ、レールに長いルーバーを多数取り付け、左右によせて開閉を行う

あゆむ
あー、これです!
友達の家にあったやつです。

バーチカルブラインドっていうんですね。
それにしても、こんなに種類があるなんて知らなかったです。

れい子
取り付けるウインドートリートメントによって部屋の雰囲気は大きく変わるし、光の入り方や操作方法や手入れの仕方なんかもそれぞれ違う。

スクリーンやブラインドは、カーテンと違って洗えないものがほとんどだし、
どんな大きさの窓なのかとか、開閉や出入りをするかをよく考えて
心配ならお店の人にも相談してね。


〈家具・インテリア画像 引用サイト〉

〈参考図書〉
インテリアコーディネーターハンドブック 統合版 上(インテリア産業協会)

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