オンラインサロンや新興宗教にハマってしまう人に聞きたいこと。
最近オンラインサロン等でチケット80枚買った人の話を読んだ。
今回はその感想です。
一つ個人的に素朴な疑問があります。
何故人間と言う生き物をそんなに信じてしまうのか?
かくいう自分も新興宗教とやらに勧誘されたことがある。
その顛末についてはまた次回書きたいと思う。
■儲からないなら商売なんてしないから
オンラインサロンの主催者にしろ、宗教の親玉にしろ、その人物は何かしら成功した人なのだろう。それはそうだ。
だけど、その成功者から語られる話は全て真実なのだろうか? いくら成功体験を語ったからといって、チケット80枚(笑)を売り捌いて今の地位を築いた訳ではあるまい。
そいつは“貴方に成功して欲しくてチケットを売った“わけもなく、“自分が儲かりたいから貴方に押し付けた“とは考えないのか。
商売儲からなかったら普通に働いたほうがマシである。儲かるから商売をしているのである。貴方に売ったら儲かるから営業活動をしているのである。
卸売りをしているだけだと擁護する輩もいるが、そういうのは既に販売経路を持っている人だから“卸す“のであって、一個人に現金で売りつけるもんじゃないよ。
■ 目の前にいるのは人間と言う名の動物だぞ
人間は嘘をつく生きものだと言う言葉をそこら中で目にする。
僕もそれを信奉する人間だ。
大体さあ、100年そこら前じゃ権利争いで兄弟家族同士で殺し合いをしたり、生きるために自分の息子娘を労働力や風俗に売り払ってたし、現代でも胸糞悪い親の話を聞いたりした事は2度や3度では効かないくらいだ。
それなのに目の前の赤の他人を1から100まで信用するのは一体どういった心境だろうね? 考える時間を与えないのがこういった組織のやり口だろうが、誘われる時は自由な時間があったろう。
人間なんて気分や衝動で言うことコロコロ変わるし、なんならその日の気圧でもイライラしたりする。世の中の殺人犯は全て計画的に行われた訳ではないし、その時は人を殺そうと思ったとしても、殺すつもりは無かったと言う。それは”どちらも真実“であったりする。
感情次第で真実が変わる生き物なんてそんなに信用しなくていいんだよ。
自分の発言だってそんなに信用してない。
■動物の性
この世に動物として生まれたからにはミスをする、相手を騙す、感情次第で行動が変わる。
これだけは逃れられない真実だと思っている。人間は考えることが得意なだけで、多かれ少なかれ、他の動物が行っている事と変わらないのだ。猫や犬は道路に飛び出して死ぬし、狩をするときは尻尾を振ったりして対象を誘き寄せるし、一人だけでいたい時と甘えたい時がある。
哺乳類とは(クソデカ主語)、動物とはそうなのだ。上も下も弱肉強食の世界は存在するのだ。
■この世界で生きると言うこと
最初の話に戻るが、なんで同じ人間をそこまで信用するの? って話に戻るけど、逆に考えてしまえば、“自分を信じ過ぎてしまっている“ のかなって思った。
自分を信じるのが悪いとは言わないし、時にはそれは重要である。自信を持って生きなきゃいけないしね。
ただ、“自分は嘘をつかない人間だから、相手もきっとそうだろう“、とか、“この人は実績を残しているから、信用できる“、と考えるのは大変危険だと思う。アメリカ大統領とか日本の首相に上り詰めた人だってボロクソに叩かれてんじゃん。自分と相手の考え方なんて絶対違うし、その人がこれからも成功するとは限らないわけじゃん。
結局相手が常に何を考えているか、何が目的なのか日々情報を集めて、自分で判断していくしか無いらしい。この世界では。一人一人がそうなっていけばクソみたいな商材屋は消える。
こう書いてはいるけど、明日には何か考えが変わっているかもしれない。
明日も晴れとは、限らない。