お誕生日のサプライズ

九月頭に誕生日を迎え、もう21歳となってしまいました。早く処女脱しないと拗らせる、やべえ…と思っていたのが19歳ですので、もうあれから思ったよりもずっと長い月日が流れていたことに気付きました。

ご主人様は人前では非常に頭がよくて、物静かなニヒリストっぽいオタク感があるのですが(容姿は松山ケンイチさんと窪田正考さんを混ぜた感じ。ただしおなかの肉はある、あとにじみ出るオタク感)、去年のまだお付き合いしていないとき、セフレ状態だったのにも関わらず誕生日の0:00分00秒コンマ00くらいの正確さで電話をかけてくれて、驚き桃ノ木山椒の木のなんだこのロマンチスト…と思っていました。本当に、ロマンチストな感じの要素などどこにも見当たらなかったので。この記事見てるご主人様ごめんね。

その前例があったので今年も正直めっちゃ期待してました、わくわく、電話まだかなわくわく、

でもいつまでたっても来ないどころか遊びに誘われる気配もない。あ、これワンチャン忘れてる…?と思って少ししょんぼりしつつ、暇だし何かしらの予定で埋めてしまおうかしら…なんて考えてうじうじしていた時に、態度で察したご主人様がネタばらし。

ずーっといきたくて、でもそっちにお金をかける時間も余裕もその時なくて(引っ越し関係であわあわしていました)あきらめていた場所がありました。カービィカフェです。私は大のカービィ好きで部屋がカービィで埋め尽くされており、正直痛々しい部屋が出来上がっています。

でもカービィカフェは期間限定で、整理券を取るのも一苦労。時間的に私が行くのも難しく、あきらめていました。そのことをご主人様は知っていたので、夜勤明けの重い体を引きずり、スカイツリー周辺の最寄り駅まで早朝の電車に揺られ、わざわざそこから並び整理券を取ってきてくれました…。

最近はカービィ関係のグッズやら企画やらがたくさん出てきてとてもうれしい反面、つい、それこそ、二年前までは全くそのような動きはなかったので、今年に入り人気が爆発、前からいた古いファンもこれには神の慈悲と言わんばかりに食いつきます。だから、一気に脚光を浴び、世間の知名度ももともとカービィは高いので、カービィカフェは大混雑です。

「整理券が取れる保証がないから言えなかった。取れなかったら申し訳ないから。」というのがご主人様の言い分でした。でも正直その行動だけで、膝の力が本当に抜けて泣くほどうれしかったです。

お誕生日の素敵なサプライズでした。

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