医療DX,デジタルヘルス,医療AIの話題
以下は2024年8月18日の投稿です。
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https://ameblo.jp/motomitsu1/
■医療機器(医用画像・AIなど)
○AI搭載超音波デバイス、妊娠週数を正確に推定/JAMA
○クラウド上で医療画像共有、患者の利便性も向上 中国江蘇省
○異なる電カル同士でも画像閲覧可能に、都総合医療ネット
○キヤノン「Global Standard CT Symposium 2024」をオンライン開催
○8月からエルピクセル製の大腸内視鏡診断支援AIが3製品目の加算対象に
○帝人、インフォコムを売却 米ファンドに1300億円
○東京都、医療機関デジタル化推進セミナーを8/29開催
○新たに発見された遺伝子バリアント、アルツハイマー病を予防する可能性
■行政動向(医療IT)
○医療・介護、AI活用で省力化必要 経済財政白書が提言
■デジタルヘルス
○横須賀・鎌倉などで地域連携ネット発足「全市民にPHR含む診療情報を」
○PHR「カルテコ」、5パターンの新TVCM放映開始へ
○AWSが医療分野の生成AI活用を推進「Amazon Bedrock」導入事例を紹介
○HITO 病院における生成 AI 活用事例
○デンソー AIドクターが社員のメンタル不調を早期に発見
○エッジAIと骨格検知技術で介護や工事現場のリスクを0.2秒で通知
■国外動向(デジタルヘルス)
○デジタル治療アプリ「Rejoyn(TM)」を米国で発売開始、大塚製薬
○中国は3~5年を用いて「デジタルインテリジェント中医薬」を構築
○AIを活用したソリューションで医療費の負担を軽減する"PayZen"
★★★
○AI搭載超音波デバイス、妊娠週数を正確に推定/JAMA
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/59102
超音波検査の訓練を受けていない初心者でも、AI搭載超音波デバイスを
用いた低コストのポイント・オブ・ケア検査なら、認定超音波検査技師が
高性能機器を用いて行う標準的な測定と同等の精度で、妊娠14~27週の
妊娠週数(GA)が推定できることを、米国・ノースカロライナ大学の
研究者らが前向き診断精度研究の結果で報告した。
(ケアネット 2024.8.16)
○クラウド上で医療画像共有、患者の利便性も向上 中国江蘇省
https://jp.news.cn/20240812/f3492fa61bee430294e9ad05241bd34d/c.html
中国江蘇省の公立病院ではここ数年、「衛生健康クラウド画像プラット
フォーム」の導入が始まっている。今年8月時点で、同プラット
フォームには1966の公的医療機関が接続している。江蘇省は
将来的に、個人の健康診断データや日常的な生化学検査の報告データ、
健康ファイルデータなどを全てクラウド上に集約する考え。
https://jp.news.cn/20240812/f3492fa61bee430294e9ad05241bd34d/c.html?page=5
<上リンクの写真>患者は受診後にアプリまたはミニプログラムを
通じて、報告書と画像データを閲覧できる。
(新華網 2024.8.16)
○異なる電カル同士でも画像閲覧可能に、都総合医療ネット
https://www.m3.com/news/open/iryoishin/1228568
東京総合医療ネットワーク運営協議会は8月14日、異なる
ベンダー間の電子カルテでも同じ患者のCTやMRIなどの
画像を閲覧できるデモンストレーションを実施した。
(m3.com 2024.8.16)
○キヤノン「Global Standard CT Symposium 2024」をオンライン開催
https://www.innervision.co.jp/report/usual/20240906
加藤真吾氏(横浜市立大学大学院)は,「最新の心臓CT技術:心筋評価の
最前線」と題し,心筋の線維化や病態の評価における心臓CTの有用性と,
同社のDLRの一つである超解像再構成「Precise IQ Engine(PIQE)」が
もたらす効果を報告した。
河合秀樹氏(藤田医科大学)は,「高精細・AI技術による治療戦略の変化」
と題し,新しいArea Detector CT(ADCT)である「Aquilion ONE
/ INSIGHT Edition」の循環器領域での活用について講演した。
講演は上記ほか4題。
(INNERVISION 2024.8.15)
○8月からエルピクセル製の大腸内視鏡診断支援AIが3製品目の加算対象に
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/202408/585375.html
6月に施行された2024年度診療報酬改定で「病変検出支援プログラム
加算(60点)」が追加されたことを受け、対象製品が増えている。
オリンパスや富士フイルムの製品が加算対象となった。
さらに8月から3製品目として、エルピクセルの「EIRL Colon Polyp
(エイルコロンポリープ)」が対象品目に追加された。
(日経メディカル 2024.8.13)
○帝人、インフォコムを売却 米ファンドに1300億円
https://nordot.app/1195619374402290456?c=113147194022725109
総合化学メーカーの帝人は、国内最大級の電子コミック配信サービス
「めちゃコミック」を運営する子会社インフォコムを10月に米投資
ファンドへ売却する。帝人は停滞する業績を立て直すため事業再編を
急いでおり、売却で得る約1300億円を他の成長分野や株主還元に
振り向ける考えだ。
(共同通信 2024.8.12)
○東京都、医療機関デジタル化推進セミナーを8/29開催
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/iryo_hoken/iryodigital/digitalseminaroyo1.html
【ブース設置企業名(製品名)】
・kanata株式会社(声をカルテ化するAIツール kanaVo)
・株式会社アドバンスト・メディア(AmiVoice EX7)
・株式会社Pleap(medimo)
・株式会社プレシジョン(今日の問診票)
・Ubie株式会社(ユビーメディカルナビ・ユビーメディカル生成AI他)
対象者は都内医療機関従事者等(職種不問)
(東京都 2024.8.16)
○新たに発見された遺伝子バリアント、アルツハイマー病を予防する可能性
https://forbesjapan.com/articles/detail/73027
コロンビア大学の研究チームが2024年4月に発表した論文によれば、
この遺伝子はリスクを70%低下させる可能性があるという。
アルツハイマー病への耐性があると見られる人で最も広く存在して
いたのは、フィブロネクチン1と呼ばれる遺伝子の独特なバリアント
(遺伝子変異)だった。
(Forbes 2024.8.12)
★★★
○医療・介護、AI活用で省力化必要 経済財政白書が提言
https://fukushishimbun.com/jinzai/36424
https://www5.cao.go.jp/keizai3/whitepaper.html
政府は、2024年度の経済財政白書を発表した。労働力不足が
深刻な医療・介護については、他産業からの労働力の移動に頼るの
ではなく、AI(人工知能)の活用などによる省力化を進め、
生産性の向上を図ることが必要だとしている。
(福祉新聞 2024.8.13)
★★★
○横須賀・鎌倉などで地域連携ネット発足「全市民にPHR含む診療情報を」
https://www.m3.com/news/open/iryoishin/1226405
医療DX化を進める横須賀共済病院長の長堀薫氏は、DXによる地域の
医療連携にも目を向ける。神奈川県の横須賀市、三浦市、鎌倉市など
2次医療圏と周辺地域の医療機関が参加する、地域医療介護連携ネット
ワークシステム(EHR)「さくらネット」が社団法人として立ち上がった。
理事長も務める長堀氏は、「最終的には、全市民にPHRを含む診療情報を
持ってほしい」と話した。連携ネットワークは、まず横須賀共済病院と
湘南鎌倉病院に8月中にも導入する。選定したベンダーはヘルスケア
リレイションズで、同社のソフトウェア「CoEsse」を導入する。
「内閣府のSBIR(中小企業技術革新研究プログラム)でPHRを開発
しているためそこと連動、さらに国が作る全国医療情報プラット
フォームとも連動できるようなシステムにしていく。」
(m3.com 2024.8.13)
<関連情報1:湘南鎌倉総合病院ニュース>
https://www.skgh.jp/news/128249/
<関連情報2:横須賀市医師会アーカイブ>
https://www.yokosukashi-med.or.jp/archives/5268
○PHR「カルテコ」、5パターンの新TVCM放映開始へ
https://digitalpr.jp/r/92892
「カルテコ」は、非接触型生体情報取得技術(センシング)を搭載し、
自分の顔をスマホのカメラで10秒間撮影するだけで脈拍数、呼吸数、
自律神経のバランスを簡単に把握できるようになり、「カルテコ」
利用者様は日々の健康管理が容易になりました。
(Digital PR 2024.8.13)
○AWSが医療分野の生成AI活用を推進「Amazon Bedrock」導入事例を紹介
https://www.innervision.co.jp/report/usual/20240904
アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWS)は記者向けの勉強会を
開催。生成AIなどの取り組みをアピールした。
海外での事例として,患者と医師の会話から臨床メモを自動生成する
「AWS HealthScribe」,医用画像から所見を提示する「HealthAgent」を
説明したほか,生成AIや機械学習を用いて臨床での業務を効率化する
カリフォルニア大学サンディエゴ校の取り組みなどを紹介した。
(INNERVISION 2024.8.13)
○HITO 病院における生成 AI 活用事例
https://news.microsoft.com/ja-jp/2024/08/16/240816-hito-case-study-of-generative-ai-application-in-hito-hospitals-and-microsofts-latest-initiatives-in-the-healthcare-field/
愛媛県四国中央市にある病床数 228 床のHITO 病院は、
医療スタッフのスマートフォンに Copilot を導入。
看護師やリハビリスタッフなどを中心に活用が進みます。
グループワークにも Copilot を取り入れることにより、
参加者間の知識の垣根がなくなり、積極的な発言に
つながっています。
(マイクロソフト 2024.8.16)
○デンソー AIドクターが社員のメンタル不調を早期に発見
https://robotstart.info/2024/08/14/ai-mental-health-care-menteforbiz.html
Medi Faceは同社が開発しているAIメンタルチェックをはじめとした
法人向けクラウドサービス「Mente for Biz」をデンソーに提供開始
したと発表した。
(ロボスタ 2024.8.14)
○エッジAIと骨格検知技術で介護や工事現場のリスクを0.2秒で通知
https://aismiley.co.jp/ai_news/egde-ai-skeleton-detection-risk-notice-service-announced/
シーエスコミュニケーションは、エッジAIと骨格検知技術を組み合わせた
「エッジAI・危険検知サービス」を発表しました。介護や工場現場
などの転倒・危険のリスクを低減します。
(AIsmiley 2024.8.13)
★★★
○デジタル治療アプリ「Rejoyn(TM)」を米国で発売開始、大塚製薬
https://www.otsuka.co.jp/company/newsreleases/2024/20240814_1.html
大塚製薬の米国子会社が開発していた、デジタル治療アプリ「Rejoyn
(TM)」の発売を全米で開始した。Rejoynは、抗うつ薬を服用している
22歳以上の大うつ病(MDD)の患者さんに対する補助療法として、
本年3月に米国食品医薬品局(FDA)の認可を取得した世界初の
デジタル治療アプリ。
(同社ニュースリリース 2024.8.14)
○中国は3~5年を用いて「デジタルインテリジェント中医薬」を構築
https://japanese.cri.cn/2024/08/15/ARTIcMXyRbFVsgRzO9E0P7Vb240815.shtml
国家中医薬管理局によると、中国は3~5年を用いて、ビッグデータや
人工知能などの新興デジタル技術を中医薬の伝承と革新発展の
全プロセスのそれぞれの段階に徐々に融合させ、中医薬の全業界、
全産業チェーン、全プロセスにおけるデータの効果的な貫通を初歩的に
実現し、「デジタルインテリジェント中医薬」を構築することに全力を
尽くします。
(CRIonline 2024.8.15)
○AIを活用したソリューションで医療費の負担を軽減する"PayZen"
https://www.atpartners.co.jp/news/2024-08-14-payzen-an-ai-based-solution-to-reduce-healthcare-costs-raises-232m-in-series-b
AIを活用したソリューションで医療費の負担を軽減するPayZenは、
独自のAI/MLモデル、自動化、EMR/EHRシステムへのシームレスな
統合を活用して、医療システムの患者支払いプロセスを簡素化し、
数百万人の患者が必要なケアを受けやすくしています。
(AT PARTNERS 2024.8.15)