見出し画像

医療DX,デジタルヘルス,医療AIの話題

以下は2025年1月26日の投稿です。
最新の投稿や古い投稿はアメブロでご覧ください
https://ameblo.jp/motomitsu1/

★★もくじ★★

■医療機器(医用画像AI)
○医機連ジャーナル128号
○東北初、Joinを複数科で同時導入
○シーメンス、深センに新たな研究開発・製造拠点を建設スタート
○島津、京都府立医科大学の産学公連携機構「K-MICS」に参画
○キヤノン御手洗会長が「メディカルてこ入れ」を明言!
○心エコー・電子カルテ情報から心室中隔欠損の自然閉鎖を予測
○AIを用いた転移性脊椎腫瘍と脊椎圧迫骨折のMRIによる鑑別
○期待されたAI画像診断、臨床導入に残された技術的課題は?

■行政動向(IT)
○病院の情報システム、30年までにクラウド導入可能に
○スマホアプリで楽しめる「バーチャル大阪ヘルスケアパビリオン」

■デジタルヘルス
○塩野義製薬と日立、データと生成AI活用で業務提携
○肺高血圧症診断支援AIモデル開発、医師の診断精度向上を実証
○伊藤忠、健診データを活用したマーケティング支援事業
○臨床情報分析支援プラットフォーム導入 15施設を突破、4DIN
○リプロセル、NTT系ミナカラとオンラインヘルスケアで業務提携

■国外動向(IT)
○OpenAIとソフトバンクが70兆円超の投資でAIデータセンターを設立
○ジェトロ、米Mayo Clinicと医療データアクセスとAI開発支援

★★ここから各記事の概要★★

○医機連ジャーナル128号
https://www.jfmda.gr.jp/ikiren_news/
「新年のご挨拶」会長 山本 章雄
「年頭所感」 厚生労働大臣 福岡 資麿
「特許出願状況から見た主要国の医療機器産業」ほか
(日本医療機器産業連合会 2025.1.24)

○東北初、Joinを複数科で同時導入
https://dena.com/jp/news/5207/
アルムのコミュニケーションアプリ「Join」が、むつ総合病院で
導入され、弘前大学病院との遠隔診療が開始されました。
むつ総合病院では周産期専門医が不在ですがJoinを導入し、
弘前大学とつなぐことで専門医へリアルタイムでエコー画像を
共有・診断が可能になります。
(DeNAニュース 2025.1.23)

○シーメンス、深センに新たな研究開発・製造拠点を建設スタート
https://www.sz.gov.cn/jp_szgov/news/latest/content/post_11965894.html
シーメンスヘルスケア(深セン)磁気共鳴有限公司は16日、
深セン市南山区で新たなハイエンド医療設備の研究開発
・製造拠点プロジェクトの定礎式を行った。
(深セン市政府 2025.1.19)

○島津、京都府立医科大学の産学公連携機構「K-MICS」に参画
https://www.shimadzu.co.jp/news/2025/ea7-8-tv-3vdlkrx.html
島津製作所は京都府立医科大学(KPUM)の産学公連携機構
「KPUM Medical Innovation Core for Society」(K-MICS)に
参画しました。K-MICSは、イノベーティブな研究人材の育成と
持続可能な研究・臨床環境の整備、その成果を社会に実装する
ことを目的とした、京都府立医科大学と参画企業による
プラットフォームです。
(島津プレスリリース 2025.1.22)

○キヤノン御手洗会長が「メディカルてこ入れ」を明言!
https://dw.diamond.ne.jp/articles/-/29970
「また御手洗さんが好き勝手にしゃべっている」
今年1月、新聞各紙に相次いで掲載された御手洗冨士夫会長兼
社長最高経営責任者(CEO)のインタビューを見たキヤノン幹部は、
ため息交じりにこうぼやいた。各インタビュー記事で、
御手洗会長がメディカル事業へのてこ入れを明言していたのだ。
(週刊ダイヤモンド 2025.1.24)

○心エコー・電子カルテ情報から心室中隔欠損の自然閉鎖を予測
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/aitimes/202501/587132.html
中国の上海交通大学の研究チームはこのほど、自然言語処理
(NLP)技術と機械学習を組み合わせ、高い精度で自然閉鎖の
有無を予測するモデルを発表した。
2万9142人の患児の心エコーレポート・電子カルテを基に、
NLP技術で自由記述形式から構造化データに変換し、
LASSO法で特徴量の選択を行った。
(日経メディカル 2025.1.22)

○AIを用いた転移性脊椎腫瘍と脊椎圧迫骨折のMRIによる鑑別
https://www.mdpi.com/2306-5354/11/12/1264
脊椎圧迫骨折は加齢とともに発症率が高まる比較的一般的な
疾患である一方、転移性脊椎腫瘍(MSC:Metastatic Spine
Cancer)は治療が遅れると腫瘍が脊髄を圧迫し、両麻痺などの
合併症を引き起こし得る重篤な病態である。よって、これらの
疾患の区別は重要であるが、MRI画像上による鑑別は困難な
ことがあり、誤診率は17%にも上る。韓国の研究チームは、
脊椎圧迫骨折と転移性脊椎腫瘍をMRIで区別するAIモデルを開発し、
Bioengineeringに掲載した。
(The Medical AI Times 2025.1.24)

○期待されたAI画像診断、臨床導入に残された技術的課題は?
https://www.technologyreview.jp/s/354294/why-its-so-hard-to-use-ai-to-diagnose-cancer/
AIによる病理画像の分析は15年前から期待されてきた有望分野だ。
人間を超える精度を弾き出すこともあるが、臨床での実用化には
訓練データの不足、巨大画像の処理など、解決すべき技術的課題が
残っている。
1,がん画像診断AIの人間の病理医との診断一致率は平均84.6%にとどまる
2.医療現場のデジタル化率が10%未満で、AIの訓練に必要なデータの収集が進まない
3.巨大画像処理や希少症例の不足など、技術的課題が実用化を遠ざけている
(MITtechnologyreview 2025.1.23)

★★★

○病院の情報システム、30年までにクラウド導入可能に
https://www.cbnews.jp/news/entry/20250123121750
厚生労働省は、電子カルテやレセコン、部門システムなど
病院の情報システムのクラウド化に向けたスケジュールの
目標を初めて示した。現在の「オンプレ型」から「クラウド型」
への移行を希望する病院がシステムを導入できる環境を
2030年までに整備する方針で、可能な限り早い時期に
実現する取り組みを進める。
◆関連資料:1/22「医療DX令和ビジョン2030」厚労省推進チーム
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0001210262_00076.html
(CBnews 2025.1.23)

○スマホアプリで楽しめる「バーチャル大阪ヘルスケアパビリオン」
https://www.eventbiz.net/?p=150964
2025年日本国際博覧会大阪パビリオンは2025年1月15日、
4月15日開幕の大阪・関西万博に先駆けて「バーチャル
大阪ヘルスケアパビリオン」をオープンした。
プラットフォームはスマホ向けメタバース「REALITY」。
時間や場所を問わず、世界中の人々が大阪ヘルスケアパビリオンの
コンセプトをバーチャル空間で体験できる取り組みとなっている。
(展示会とMICE 2025.1.20)

★★★

○塩野義製薬と日立、データと生成AI活用で業務提携
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2025/01/0122.html
塩野義製薬と日立製作所は、このたび、データと生成AIなどを
活用した革新的な医薬品・ヘルスケア業界向けサービス創出に
向けた業務提携に関する基本合意書を締結しました。
(日立ニュースリリース 2025.1.22)

○肺高血圧症診断支援AIモデル開発、医師の診断精度向上を実証
https://www.qlifepro.com/news/20250124/ph-ai.html
東京大学医学部附属病院は1月16日、心電図、胸部X線、
脳性ナトリウム利尿ペプチドを統合した肺高血圧症診断
支援AIモデルを開発したと発表した。
本研究成果は、肺高血圧症に限らず、他の疾患の診断支援にも
応用可能なマルチモダリティAIモデルの開発への道を開くものであり、
広く医療分野でのAI活用を加速させる基盤となることが期待される。
(QLifePro 2025.1.24)

○伊藤忠、健診データを活用したマーケティング支援事業
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2025/250120.html
伊藤忠商事は、国内の健診関連事業を展開するウェルネス
・コミュニケーションズと、健診データを活用した
製薬企業向けマーケティング支援事業を開始しました。
(伊藤忠プレスリリース 2025.1.20)

○臨床情報分析支援プラットフォーム導入 15施設を突破、4DIN
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000122974.html
株式会社4DINは、臨床情報分析支援プラットフォーム
「SIMPRESEARCH(R)」の導入施設が、15施設を
突破したことをご報告いたします。
(PRtimes 2025.1.20)

○リプロセル、NTT系ミナカラとオンラインヘルスケアで業務提携
https://kabutan.jp/news/marketnews/?&b=n202501220319
リプロセル大幅高。NTTドコモ子会社ミナカラとリプロセルの
郵送検査キット「ウェルミル」の基本売買契約書を締結し、
オンラインヘルスケアサービスの連携で業務提携する。
(株探 2025.1.22)

★★★

○OpenAIとソフトバンクが70兆円超の投資でAIデータセンターを設立
https://gigazine.net/news/20250122-openai-softbank-stargate-project/
OpenAIがソフトバンクやOracle、MGXと共同で、今後4年間で
5000億ドル(約77兆円)を投資してアメリカに新しいAIインフラを
構築するための「Stargate」プロジェクトを発表しました。
「私たちが構築しているアプリケーションの例として、最も魅力的で
私たち全員に関係するものは、電子カルテです。単に電子カルテを
管理するだけでなく、カルテを見ることで医師がより良く患者の
状態を理解し、より良い医療計画を提供できるようになります」
(GIGAZINE 2025.1.22)

○ジェトロ、米Mayo Clinicと医療データアクセスとAI開発支援
https://www.jetro.go.jp/news/announcement/2025/866805c5b73e8f74.html
ジェトロが、「Mayo Clinic Platform」(米国を代表する医療機関
Mayo Clinicが運営)と連携して実施するアクセラレーションプログラム
「HealthTech Gateway “AI Medical in the US”」において、この度、
2025年1月開始の医療データ活用プログラム(フェーズ2)への
参加スタートアップ5社を決定したことをお知らせいたします。
・株式会社Smart Opinion:乳がん向け乳房超音波画像AI
・株式会社Splink:ブレインヘルスケア事業及び医療データ基盤
・Ubie株式会社:独自のAI問診エンジンを中心
・株式会社YStory:AI技術、更年期デジタルヘルスケア事業
・株式会社Yuimedi:医療データ利活用ソフトやサービスの提供
(JETRO 2025.1.23)

★★★

いいなと思ったら応援しよう!