10月27日zoom座談会しました
2020年10月27日 20:30よりzoom座談会をいたしました。
今回のテーマは「延命治療について」。
まずは訪問診療医の岡山容子から延命治療について説明をいたしました。
「オレが倒れても、救急車呼ぶなよ」なんて言ってる人がいたとしても、もし急に目の前でのどに食べ物を詰めて倒れ、目を白黒させているのに「救急車を呼ぶなって言ってたよね」なんて呼ばずにおれる人なんていませんよね。
これは「延命」(=治療をしたとしても、生命の維持と回復が難しい状態)と「救命」(=急に起こった命の危機に対して処置をすれば回復が期待できる状態)とを混同して考えるので起こってしまう混乱です。
まずは救命と延命はわけて考えましょう、というところからスタート。
そして事前指示書(AD)と人生会議(ACP)などについても説明。一通りの説明の後、グループに分かれて座談会をいたしました。
「親の延命処置に向き合わなければならない状況となった時に、あなたはどうするのか?」それを話題としてみました。グループ内ではそれぞれに白熱したおしゃべりが展開されていました。また集まっての発表で見えてきたのは医療者が考えている延命処置と、一般の人が見ている景色が全然違うこと。「自分のこととして考えることが大切ですよね」「まずは胃瘻って何?とかを知ることからかな」などの意見も出ました。
医療者には《一般の人に分かりやすく伝えようとする姿勢》が、一般の人には《医療任せにするのではなく、ある程度は学んでおこう》という姿勢。双方の歩み寄りが必要だよね。・・・そんな言葉が交わされた90分間でした。
医療者以外の皆さんが、ここで「実際の医療ってどうなの?」とか、医療者の皆さんが「医療者以外ってこんなことで迷っているんだ」とか、互いのギャップを埋めあえる座談会です。
いかがですか?次回はあなたもご参加されませんか?
次回は11月25日 20:30からです。
仕事が終わって、ご飯食べて、そこからつながる学ぶ仲間との時間です。